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商業出版する方法#71〜沖縄県の本土復帰日と出版についてKADOKAWAの元編集者が思ったこと。

渡邉です。


突然ですが今日は、沖縄県の本土復帰の日です。
過酷な沖縄戦を経て、1972年に米国の施政権下から本土に復帰となった記念日。
49周年にあたります。
 
 
私は沖縄県を第二拠点先としています。ただ海が綺麗!だけではなく、歴史・文化・そして自然が豊かな素晴らしいエリアです。


沖縄県は、KADOKAWA時代の社員旅行で来てからファンになりました。
もともと海の近くで育ち(愛媛県)、海が好き人間だったのですが、沖縄県の海の”コーラルブルー”のレベルの高さをみて、虜になりました。
日本にこんなところがあったんだ!!と。

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(写真は慶良間諸島をスキンダイビングしている様子)


いつも石垣島(八重山)・慶良間諸島〜沖縄本島の海へ行くにつれ、
この豊かで平和なエリアを堪能できるのも先人の方々の様々な思いと事実と、努力のおかげとしか言いようがないのですよね。


特に慶良間諸島は、沖縄戦の前哨戦として、最初に米軍が乗り込んできた地域。
島によっては、悲しい事実も多く残されています。
そうした歴史を乗り越え、現代の私たちを魅了してやみません。

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(慶良間にて。亀さんとすぐ近くで泳げますよ)


出版もビジネスも「平和」だからこそ活かされるのです。
特に出版は「必要必急」「インフラ」ではなく「嗜好品」の部類です。
だって「本がなくても生きてはいけますでしょ?」

平和でリラックスした日々だから、表現できる。
平和だから言論統制などもなく「伝えられる」ことが可能なのです。


今ではとても信じられないでしょうが、かつては「出してはいけない本」
「伝えてはいけない表現」などへの厳しい規制もありました。


出版の先人たちも、そうした理不尽と戦い、多くの権利を勝ち取りながら
本を出してきています。


本を出したり・書いたりというのが、決して「当たり前でなかった」時代も
あるのですよ。


表現したり伝えたりがやりたくても「自由にできない」時代が、確実に存在しているのです。



出版したい!と望むなら、この事実に目を背けてはいけません。


著者として、読者に・そして世の中に”伝える”ことで何を貢献できるのか。ここをぜひ根本においてください。


「”今”できること」を着実に行っていきましょう。

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