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キャリコン資格を更新するか悩みます。

2021年に国家資格キャリアコンサルタントを取得した。

それまでは私はイベントに関わる仕事をしていて、とてもやりがいを感じ天職だなと感じていた。
しかしコロナ蔓延に伴い、半年前から温めてきたイベント企画が大方流れ、これから数年間の見通しも見えなくなってしまった時に、
「コロナに振り回されない、自分の力で立てるような軸が欲しい」と強く思い、当時一番関心のあった資格を取得しようと養成講座に申し込んだのだ。

キャリコンの資格に惹かれたのは、それだけではない。

<資格取得の動機>
①不確実な時代の中で、会社の肩書だけでなく、自立してお金を作れそうな資格をお守りに持っておきたい。
②自分の寄り道キャリアを認めたい。意味を持たせたい。

いわゆる大企業の部類で働かせていただき、多忙なものの安定した生活を送っていた。
ただ、縦割の組織の中で、自分の成長の鈍化や上限にも不安があったし、
昇進し不慣れなマネジメント業務に躓いてしまい、期待される成果を上げられない自分の価値についても悩んだ。
役職を降りたり、転職を繰り返しても納得のいくキャリアを築いていける。
そう信じたくて、同じように悩む人に共感してほしくて。
複数回の転職経験が「人生経験」として意味をもちそうなキャリアに関する資格を選択したのだ。

③今後の長期キャリアの中で、年齢を重ねることで価値が増す職業紹介の仕事の選択肢はもっておきたい。
④コロナ禍で時間があった。取得に時間がかかりそうな資格をとるチャンスだった。

イベントや広報に関する業務は楽しいけれど、年齢が上がり体力的にきつくなったり、対外的に「若い方が良い」という印象が少なからずある。
50代、60代になっても第一線で活躍したい場合には、有効な資格だと思った。
コロナ禍で、対面講習の大体がリモート講習になり、潤沢に勉強時間を確保できたのも大きかった。

⑤もともと人の話を聞くことが好きだったはず。質問やインタビューは得意な方だったはず。

人と話すことに苦手意識はなく、初対面の方とも打ち解ける自信があった。
相手に緊張感を生ませないような外見に育ててくれた両親に感謝です(笑)

と、資格取得に向かう理由はいくつもあった。
でも、試験に合格してから一度も、キャリコンを利用する仕事には就いていない。

<実際に資格取得してみて感じたこと>

①年齢や人生経験がないと、相談に重みが足りない。
→転職回数は多く、あらゆる雇用形態は経験したものの、出産経験や起業経験、(もちろん)定年退職の経験はなく、言葉が上ずっているように感じてしまう。

②答えはその人自身にある、というスタンスは望ましいが、せっかちな私はやきもきしてしまう。
→エージェントと違い、キャリコンは相談相手が何を望んでいるのかを導き出すことが仕事。私は良かれと思って次のステップをアドバイスしがちで、それは適当な姿勢ではない。

③前向きな気持ちでキャリア相談にくる人はまずいない。相手のネガティブな空気に引っ張られるのが辛い。
→キャリアを前向きにとらえる雑誌の特集やドキュメンタリー等を見ることは好きだが、共感する力が強いこともあり、悩む相談者と一緒に沈んでしまう傾向がある。

④資格更新に想像以上の金額と時間がかかる。
→時間に余裕はあるが、費用対効果に見合わない気がしている。ココナラ等のサービスでお小遣い程度でも稼ぐ体験をしてみる手もあるが、本当にそれをやりたいか?と問うと…

あれからまた経験も増え、転職回数やでこぼこキャリアを前向きに捉えられるようになってきた。
自分が自分のキャリアに納得でき始めたところで、それを対外にアウトプットする理由・価値はある?

結局答えが出ないまま、明日は更新講習に参加します。。。

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