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息子と私の高校受験237日「二人三脚」

息子と私の二人三脚が始まって、私が時間のある時は、一緒に勉強をするようになりました。

今までのように、息子が一人でやってみて、わからないところを私聞いて、それを教えるというやり方でなく、問題を読むところから一緒に。


実は塾に行くことや、家庭教師をお願いすることも考えて、息子と話し合ったりもしました。

でも塾は今の状態では全くついていけず、自信をなくしたり、嫌になったりしてしまうかもしれないということ。

家庭教師はあまりにもやることが多すぎるので、お願いしようにも費用がかかりすぎるということ。

息子がこのまま私と二人で勉強したいと強く望んだこと。
この3つの理由で、塾と家庭教師の選択はなくなりました。

2人で頑張ると決まったものの、まったく何もわからない息子に、一から教えていくのはなかなか難しいものでした。

(学校や塾の先生方って本当にすごいです。)

息子はびっくりするほど集中できる時間が短かったので、一つ問題が解けると疲れて休憩、みたいな感じで遅々として進みません。

最初は小6の娘の方が集中時間も長かったくらいでした。
それくらい「勉強する」ための基礎体力もできていなかったんだと思います。

本当に時間だけがあっという間に過ぎていきました。
そして、親子で教える、教えられるということの難しさもたくさん味わいました。

気をつけているつもりではいたのですが、イライラしてつい彼の気に障るような言い方をしてしまったり、こちらも彼の態度にカチンときたり。(笑)

こちらがちょっと間違うと上げ足を取るようなことを言うので、正直もうやめてやる!!!と思ったことも1度や2度ではありません。(大人げないけど)

なかなか二人三脚はうまく走れませんでした。
どっちかが転んだり、止まってしまったり、それぞれ反対の方向に向かっていこうとしたり、でこぼこコンビは歩調すら合わせるのがままならない感じ。

だからやっぱり結果はなかなかついてきませんでした。

そして中間、期末テストが終わり、進路を話し合う最初の懇談会で、担任の女性の先生から言われたのが。

「このままだと公立高校はちょっと難しいかもしれません。
私立専願っていう選択はありませんか?」

そう聞いて、息子は目の色が変わりました。
それは私に負担をかけると思ったからだと思います。

離婚して、私が一人になってから、なにかにつけてうちの状態のことを気遣ってくれていました。
お金のことについても。

和田裕美さんの著書、「失敗してよかった」のあとがきに書かれている息子のエピソードを読んでいただいても、頼りない母をなんとか支えようと、彼が頑張っていたことをわかっていただけると思います。

それで、
「ママ、俺、公立行くから。
頑張るから大丈夫だから。」
と、しきりに言うようになったんです。

この時、またスイッチが一つ入りました。
(母としては理由がちょっと情けないけど。)

そして彼はあの本と出合います。

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Belle Posent(ベル・ポーズ)
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