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息子と私の高校受験237日「きざし」

やってもやっても結果が出ない、辛い時期が続きました。
でも泣いても暴れても、彼はやめるとは言いませんでした。
ひとしきり泣いたら、仕方ねぇなって感じでまたやり始める。
そんな繰り返しでした。

その中で、先生方は相変わらず時間を作って勉強を見てくださったし、励まし続けてくださいました。

彼も積極的にわからないところを聞きに行って、うちでも自分から問題集をひらいていました。

そうするうちに息子の様子が変わってきたんです。
まず数学の問題を解くスピードがぐっと速くなってきました。
そして正解率もかなり上がりました。
もともと好きだった理科もかなり難しい問題が解けるようになってきました。
一番苦手だった英語も、すこしずつ小テストの結果がよくなってきました。
これがきざしだったと思います。

そして2学期の中間テストは、

じわり。

という感じですべての教科の点数があがりました。

ようやく出てきた結果に、彼は本当に喜びました。
もちろん私も。
彼はますます真剣に勉強するようになったし、課題もすべて提出。

やればできる!

このあたりで、ようやくそう思えるようになってきたんだと思います。

そんな息子に、担任の先生から一つの課題が出されました。
「私立高校を決めるにあたって、2学期の期末テストで5教科点、3学期最初の実力テストで点以上、必ず取ってください。」
目標ができたことで、彼は本気になりました。

漠然とただ成績を上げようというのではなく、明確に○点、と決められたことで、彼は自分なりに考え始めました。

「先生がな、得意なものでたくさん点数を取るほうがいいって言っててん。
だからな、とりあえず理科と国語で点数取るわ。
でも今回の範囲の数学は俺、好きなところだから、数学も頑張る。」

「そっか。頑張れ。」

本当に前向きに、一生懸命勉強し始めた息子。
私も相変わらず彼に付き合って、空いている時間はずっと一緒に勉強しました。

そしてとうとう期末テストが始まりました。

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Belle Posent(ベル・ポーズ)
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