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一般社団法人公共とデザイン_2022年活動履歴

こんにちは、一般社団法人公共とデザインの石塚です。年末なので、2022年のの活動履歴をリスト化しました。
👉2021年の活動履歴はこちら

プロジェクト実績

渋谷区|イノベーションラボ

渋谷区で検討している、新しい価値観や眼差しを見つけ出し、共に実践していくために小さな実験を繰り返す実験の場『Shibuya Scramble Lab(仮称)』。公共とデザインでは昨年度から引き続き、ラボ設立の支援としてプロジェクトに伴走しています。
現在は、小さく実証実験を繰り返し学習を積み重ねる「実証チーム」、行政ラボ全体の構想を描くラボ「構想チーム」、ラボプロジェクトを通じて行政文化を変容させていく「行政変容チーム」の3つのチームに分かれて活動しています。

亀岡市|子育てリサーチプロジェクト

2022年の頭から3ヶ月ほど、亀岡市役所SDGs創生課ブランド戦略会議チームさん・株式会社Tunagumさんと一緒に、「共働き世帯を中心とした子育てにまつわる悩み事」をリサーチするプロジェクトを実施しました。亀岡というまちを「ここなら子育てしたくなる」と感じてもらうための環境を整えるため、当事者の方々の子育てのリアルを理解し、理想的な状態ってなんだろう、を想像するため、亀岡市役所メンバーとともにリサーチ支援を行いました。

産むにまつわる価値観を問い直すプロジェクト

益財団法人日本財団の2022年度助成を受け、行っているプロジェクトです。不妊治療や特別養子縁組などをふくむ「産む」にまつわる価値観と選択肢をテーマに、当事者と協業しながら、リサーチ・ワークショップ・作品制作・作品およびプロセスの展示等 を行っています。9月〜11月で行ったプロジェクトでは、①不妊治療・特別養子縁組の当事者、②将来子供を持つことを考えている方々、③アーティスト/クリエーターの3者を交えたチームをつくり、異なる3つの立場から、テーマに対する可能性を見出したり、もやもやを深めていき、作品制作につながる種を見つけていくことに取り組みました。

3月には本プロジェクトの展示を都内で行う予定です。また後日告知を行いますが、ぜひみなさまいらっしゃってください。

メディア・雑誌掲載

地域想合研究室.note(NTTアーバンソリューションズ総合研究所)

〈わたし〉をいかに生きれるか——公共とデザインに聞く、「公共」と「まち」

新建築2022年6月号

石村大輔+根市拓の千住元町倉庫プロジェクトのシステムマップ作成
千住元町倉庫の営みの複雑性がゆえに、断片しか見えてこず全体像を捉えるのが難しい。そこで、ヒアリングをもとにシステムマップとして可視化することで、複雑な関係性を探求し解釈することを試みました。

イベント登壇・公演

2022.02.27 メニカン主催オンライントークイベント「Many Lectures#32」

2022.10.01 平砂アートムーヴメント2022 ディスカッション「公共をかたる言葉をつくる」

2022.12.12 芝浦工大デザイン工学部生産・プロダクトデザイン系1年次後期課程科目「プロダクトデザイン」で講演

その他(おまけ)

共同代表の川地が、主催するDeep Care Labの文脈でWIRED(ワイアード)VOL.42「NEW COMMONS コモンズと合意形成の未来」思想2022年10月号で寄稿を行いました。

公共とデザイン主催のイベント

PD SQUARE|弱さから考える民主主義

2022.2.9
能力主義や画一的な心身の健やかさ観をベースとした「強い人間像」ではなく、そうした人間の「弱さ」を前提とした民主主義を考えることはできないか──? 社会のアーキテクチャと「弱い個人」をつなぐヒントを得るため、法学者の稲谷龍彦さん、批評家の杉田俊介さんを迎えたトークセッションを軸にした対話の場をひらきました。

ソーシャルイノベーションの歩き方#1 | 亀岡市の事例から考える。住民ニーズの共通言語化からはじまる、部署横断チームの協働とは?

2022.07.15
部署や組織を横断した協働において、どのようにお互いが共通認識を持ってプロジェクトに取り組んでいけるのか?どのように各人が住民ニーズに基づいた政策やサービスづくりを行えるのか?
部署を超えた協働を行った「亀岡市ブランド戦略会議チーム」のリサーチプロジェクトを事例とし、プロジェクトメンバーの亀岡市役所 辻さん・株式会社ツナグムの並河さんをお呼びして、プロジェクトメンバーで語り合いました。

ソーシャルイノベーションの歩き方#2  | 共創に向けたパーパスのつくり方・生まれ方

2022.09.05
共創とはまた、必ずしもそのWHYを関わる全員が理解し、浸透されなければうまくいかないものなのでしょうか?吉備友理恵氏の著書『パーパスモデル:人を巻き込む共創のつくりかた』刊行記念を兼ねて、公共とデザインおよび学芸出版社の共催で、イベントを行いました。公共とデザインの3人が出るイベントとしては初のリアルイベントでした。イベント書き起こし記事は以下からどうぞ。

その他

📕執筆

2022年のはじめから、本の執筆を行っています。みんなで社会を形作るデモクラシー(民主主義)を実現するための方法の一つである、ソーシャルイノベーションについてのテーマを書いています。他者と交わることで私の可能性を広げていき、わたしの望ましさをかたちにしていくこと。このような活動が生まれ、人々を「可能にする」エコシステム…などなど、公共とデザインが目指しているソーシャルイノベーションについて、国内外の事例・わたしたちの実践なども少し交えた本になる予定です。1月ころから始めているのにも関わらず進捗30%…というところですが、来年にはみなさまに読んでもらえるようにがんばります。
テーマに関するディスカッションなども歓迎ですので、お待ちしています!

📖 公共とデザインの本棚

公共とデザインのメンバーが読んでいる本のメモ書きを公開しています。本棚は鏡のようなもの。最近不定期更新ですがぼちぼち追加されていくので、ご覧になってみてください。

🎥Instagramをはじめました

ワークショップや取材の様子など、不定期更新で上げていこうかと思います。

おわりに

ありがたいことですが、2022年度の後半はご相談していただいた案件をリソース的にお断りしなければならないタイミングが重なってしまいました。
2023年は4月以降で少し余裕がでるはずなので、なにかご一緒できそうという方はぜひお気軽にTwitterDMやWEBサイトのコンタクトページよりご連絡ください。

2022年は本当にお世話になりました、2023年も引き継きどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください✋


一般社団法人公共とデザイン
https://publicanddesign.studio/

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