インクトーバー2022　17日目　お題は『しょっぱい』

オットは濃い味付けが好みで、ムスメは薄味が好きだ。しかし、わたしはそういうことは気を遣わない。自分の好きな味付けで料理を作る。どちらかと言えば、薄味寄りだ。

しかしある時、オットもムスメも「かっら〜〜〜い！」と文句を言ったことがある。（この辺りの方言では、塩味の『しょっぱさ』も唐辛子のような『辛味』も、同じように『からい』と言う）
まさか？と思ってわたしも食べてみると、なるほど、塩加減を完全に間違えている。それはスパゲティで、ソースはカルボナーラ。ソースは問題なかったのだが、パスタを茹でる湯に入れた塩が多すぎたようだ。量るのが面倒臭くて、こんなもんかな、と一掴みぶっ込んだ。それがいけなかったらしい。

また別の時、自然食料理教室に参加していて、味噌を仕込んでいた。壺に詰めた味噌の上に塩をまんべんなく乗せ紙の蓋をする、という工程の時、わたしが敷き詰めた塩を見て、先生が「あなたの一掴みはどれくらいなの？」と呆れていた。「お相撲さんじゃないんだから」と笑っていた。

塩分の摂りすぎには注意しなければ。家族の健康にも関わる。そういえば、先日、高校生が８人くらい集まってうちで食事をした時、最後にそうめんの麺つゆをごくごく飲む子がいて、「え、麺つゆまで飲むの？」とみんなが聞いたら「あ〜、僕、飲む派。寿命がじわじわ縮まっているというのはわかっているんだけどね」と言っていた。その言葉に、気持ちがぎゅっと引き締まったのは言うまでもない。