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山塚りきまるの『なんかメロウなやつ聴きたい』第123回 あなたが多分知らないオブスキュア・ソウル特集part3


はいどーも。

今年こそは装いも新たに、積極的に、如実に、あからさまにモテ志向で行くことに決めたんで、とりあえずピアスを開けることにしたんですが、Twitterでその旨を宣言したところフォロワーがモリモリ減りました。

どれだけおれのことを清純派アイドルだと思っていたんだという感じです。

まぁ確かに認めますよ、おれは今まで清純派路線で売ってきましたよ。

本やノートを持つときは胸の前で腕をクロスさせて抱えるように持ってましたし、トイレで手を洗うときはちゃんと口にハンカチをくわえてましたよ。

夏場はもっぱら白ワンピに麦わら帽子といういでたちでヒマワリ畑に出かけてましたよ。そんで風が吹いて帽子が飛ばされたりなんかすると、『わっ…いたずらな風さん…♪』って言ってましたよ。

風にもさん付けですよ。

でももうね、疲れたんですよ。

もう二度とお前らのイメージの奴隷にはなりませんよ。

私は私らしく生きる!!!!


はい、というワケで(どーゆーワケだ)、まぁもう気がついたら2月が終わりそうですね。

2021年になってから、マジで1秒たりとも労働していないチャキチャキの暇人(ひまんちゅ)なボキですが、最近はちょっとアレコレ小忙しくしてまして、なんか来月にはドカーッと色々発表できると思います。我ながら大変幅広いジャンルのプロダクツに参加しておりまして、『いやオレついにバズっちゃうんじゃなぁ〜〜い?』と色めき立ったりしておりますよ、勝手に。

まぁただ、踊って、文章書いて、ふざけてるだけなんですけどね。オレはそれしかできないのかという感じですけど、それしかできないのですね。ワタシの人生など振り返ってみれば全てそんなもんです。踊って、書いて、ふざける。ずっとそれをやり続けるだけの人生です。上等な人生です。神に感謝。

そういやこないだ、人生で初めて取材。というモノを受けまして、そのインタヴュー記事が公開されております。

デネ、この記事が微弱バズしたってんで、なんか某TV局から『生番組でこの記事取り上げちゃってもいいスか?』という連絡が来まして、ヤッタ〜TVじゃTVじゃこれで故郷に錦を飾れる、などとほたえ騒ぎながら油揚げにミンティアを詰めて踊ったりしていたんですけど、後で聞いたら『収録が押したのでカットしました』とのことでした。現実は非情である。まぁいいんですけどね、世の中そんなもんですよ、そもそもうちんちTVないしね。


まぁまぁ、そんなこんなで毎日遊びながら愉しく調子よく暮らしてますけども、今日は“あなたが多分知らないオブスキュア・ソウルpart3特集”です。

同趣旨でこれまで二回、おnoteを書いておりましてね、是非そっちも参照していただきたいんですけども。




まままま、要するにですな、一般的にほぼ無名だし情報もほとんど存在しないけど超イイよね。っていうソウルミュージックを紹介するっていう、そういう記事です。ですので『ソウルミュージックなんて一切興味ない! いやむしろ嫌いだ! 絶対に聴くもんか! ソウルミュージックを聴くぐらいだったら耳にお経をあえて書き忘れて霊に耳を引きちぎられてやる!』というハードコアなソウルミュージックアンチの方々はですな、今すぐブラウザバックすることをオススメします。回れ右! 捧げ銃! 構え! 撃てーっ! バンバンバンバーン! えっ銃殺刑?

はいっ、じゃ、まぁそういうバイブス的なテンション感のグルーヴで、オブスキュアなソウル・ミュージックをご紹介していきます!

みんな、ついてきてね!


おん


一曲めは、エディ・ロビンソンで『アブソリュートリー・ビューティフル』。

ああ〜〜〜最高ですね。もう何ちゅうんだろうっていうぐらいすばらしいですね。死ぬほどメロウでスウィートでイノセント、抑制の効いたグルーヴがどこまでも心地良い。イントロ一秒で持ってかれますね。

アンダーソン・パックとKnxwledgeがやってるユニット『nxworries』のサンプリング・ソースとして知ってるヒトも多いんじゃないですかね。

このエディー・ロビンソンちゅうヒトは、デトロイトのプロデューサー兼ゴスペル・シンガーでありまして、一説によりますと“ゴスペル史上最も世界中をツアーしたシンガー”ともいわれているらしく、なんと日本でも公演したことがあるようです。伝説のミュージカル『ヘア』のキャストを務めていた時期もあったみたい。

このヒトは二枚アルバム出してるんですけど、もうホンットにクオリティーの高さがすさまじいです。特にこのセカンドの『ユー・イン・マイ・ライフ('78)』はすごいですね。ファーストは割とパキッとしたソリッドな音像なんですけども、このアルバムはなんかね、モコモコしてて煙たいんですよね。スライとかディアンジェロに通ずる密室感。すーげー今っぽいなって思います。1978年ってーと、もうブラック・ミュージックがバッキバキに煌びやかでクッソチャラかった頃ですから、そんな時代にこんなアルバムをドロップしたというのが本当にすさまじいなと思いますけれども。

エディー・ロビンソンさんは全作詞・作曲・編曲・歌唱・プロデュースを手掛けておられますが、たぶんエレピもこのひとなんじゃないかなぁ? 音作りにしてもフレーズにしてもセンスすごすぎますね。エレクトリック・ピアノという楽器の、ひとつの最高到達点という感じ。




二曲めは、ソリッド・ゴールド・オーケストラで『トラックス・オヴ・ラヴ』。

ソリッド・ゴールド・オーケストラ。いい名前っすね。

1975年のスプリット・シングルのB面曲なんですが、このグループは後にも先にもこの一曲しか発表してないです。

どこの国のバンドなのか、メンバーが何人いるのかも一切謎。

まさにオブスキュアな逸品であります。

DJ/ディガー界隈では結構有名な曲でして、いかにもフロア映えしそうなキラキラアーバンなメロウ・インストでごぜーます。




三曲めは、ランドール・ステファンズで『ラヴ』。

オハイオ・プレイヤーズ、ザップ、スレイヴ、デイトンなどなど、ブラック・ミュージックにその名を刻むグループを多く輩出した聖地USオハイオ州のゴスペル・ソウルシンガー、ランドール・ステファンズでございます。

いいジャケっすよね〜。チープかつそれでいて味わい深い。ソウル・メイニア諸氏ならばアンテナがビビッと反応するであろう大変ナイスなジャケであります。バウンティ・レコーズっつう、70年代にゴスペル・ソウルのシングルを数多くリリースしたレーベルから出た自主制作アルバムでして、長らくその存在は好事家にしか知られておりませんでしたが、昨年末、我らがNumeroが突如として再発してくれました。Numero、本当にすばらしいレーベルです。

で、このアルバムなんですけど、もう一聴して解るとおり、音がもう大変なことになってますね。ローファイの極みです。でも『音悪ぃ』の一言では到底片付けられない、ファットな暖かみと生々しさがあります。オーティス・G・ジョンソンとかに通ずるモンがありますね。ヘタウマな演奏もまた味わい深いです。ゴスペル・ソウルのアルバムで半分がインストというのもなかなかすごい。ちなみにベースとドラムはランドールの兄弟っぽいデスね。




四曲めは、ヘヴン・セント&エクスタシーで『ラッピング・ウィズ・マイ・サヴコンシャス・マインド』。

メロウ・グルーヴが続いたので、最後はハッピーな感じで締めくくりたいと思います。

これは去年、レコードがリイシューされたんで結構見たことあるヒトも多いんじゃないですかね。もともとは1980年にリリースされた自主制作盤なんですが、数多のDJやディガーを虜にしてきた激レア盤であります。

まぁ、とにかくジャケ超うけるよね。バンド名が『ヘヴン・セント&エクスタシー』で、アルバムタイトルが『ザ・グレイテスト・ラヴ・ストーリー』っていうのもかなりどうかしてる。怪しさ満点ツッコミどころ満載なジャケですけども、内容もマジですばらしい。よくレコ屋のPOPに書いてある“全曲捨て曲ナシ!”っていう文言、アレは基本的に99パー嘘なんですけど、これは真実真正マジで捨て曲ないです。アッパーなファンクも、モダン・ソウルも、メロウ・グルーヴも、何から何まで全部いい。

ちなみにこのアルバム、“ミニー・リパートンとケネス・アームストロングに捧ぐ”って副題がついてるんですが、ケネス・アームストロングってのは1911年にアフロ・アメリカン中心のフラタニティを初めて設立した黒人哲学者の名前です。この勝手に捧げちゃう感じも最高ですよね。





というワケでいかがでしたでしょうか、山塚りきまるの『なんかメロウなやつ聴きたい』第123回 あなたが多分知らないオブスキュア・ソウル特集part3、そろそろお別れのお時間となりました。次回もよろしくお願いします。





愛してるぜベイベーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



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