山塚リキマル

自称作家。第1回ジャンプ恋愛小説大賞で銅賞。中華一番とヤングラヴ。最近雑誌つくりました…

山塚リキマル

自称作家。第1回ジャンプ恋愛小説大賞で銅賞。中華一番とヤングラヴ。最近雑誌つくりました→ https://yamatsukarikimaru.stores.jp/ 連絡→yamatsukarikimaru@gmail.com

マガジン

  • エッセイストになんかなれるもんか

    日々の事象や、とりとめもない思いつきをまとめたオレ流エッセイ。

  • 『JOINT』

    音楽と、時間と、そして友情についてのSF(Soulful)小説です。 連載物です。 これが俺の32年間の人生のすべてです。

  • バッドトリップ・ハッピーエンド

    2018年に集英社主催・ジャンプ恋愛小説大賞で銅賞を受賞した長編小説です。 自分の感情がすべて幻覚となって周囲に現れてしまう奇病を患う転校生と、宅録少年がバンドを組む話です。

  • 1000字でわかるすごいひと

    1000字ですごいひとの伝記をかきます。

  • 映画の話

    映画の話をします。

最近の記事

FESTIVAL de FRUE 2023によせて  

 素直でありたいといつも思う。誰もが素直に生きられたら良い。それこそが真に平和な世界というものだろう。湧き上がる欲求に忠実に、そしてつねにユーモアを忘れずに。しかし現代社会において、素直でありつづけることはとてもむずかしい。      端的にいってバビロンとは、素直さを奪うシステム/社会構造のことだ。それは、わたしたちをなんの力も持たない卑小な存在だと思わせる。そうしていつか、わたしたちはすべてを諦めてしまい、独立や自由、運命までをも投げ出してしまう。    素直さを取り

    • 山塚リキマル個展『Word of Big MOUTH』について

      ただいま、 @ie_sapporo というギャラリーにて、個展『Word of Big MOUTH』を開催中でございます。 今月24日までです。 ラスト三日でありますが、少しでも多くの人にご観覧いただければ幸いであります。 ギャラリー内の壁に直接クレヨンで描いた壁画『ソウル・オノマトペ(実践編)』は、会期間中しか見られない作品です(消すので)。 誇大妄想との誹りを承知で申し上げさせていただくならば、本作はワタシの初期の代表作として位置付けられるでしょう。 クオリティがど

      • ヤングラヴ初企画『LOVE X LOVE(ラヴ・バイ・ラヴ)』を開催します

        えー、晩夏の折、 たいへん急な話ではございますが、 わたくしが『語り』をつとめるソウルバンド・ヤングラヴが札幌で初の自主企画ライブを行います。 九月九日、土曜日。 場所はスタジオシーラカンス上のbrew itでございます。 共演はpol。 七月に札幌で催された『The Justice』というパーティーで初めて観たバンドなのですけれども、 そのあまりなエクセレントぶりにわたくし大コーフンで踊りまくっちまいまして、 『ゼッテーいつかなんか一緒にやりてー』などと思っておったんです

        • 『おめでとうvsありがとう』というパーティーをやります

          油揚げの中に納豆を詰めて、つまようじで留めてオーブンで炙るとおいしいですよね。 どうもこんばんは、山塚リキマルです。 好きな食べ物はライチ、苦手な芸能人は坂口忍です。 よろしくお願いします。本当によろしくお願いします。何卒よろしくお願いします。 やっぱりそんなによろしくしなくていいです。 友達以上ルンバ以下ぐらいの甘酸っぱいステディな関係のままでいましょう。 実はいまさっき、Bluetoothイヤホンを誤って洗濯機に入れてしまい、あまつさえ乾燥までかけてしまったゆえ完全に故障

        FESTIVAL de FRUE 2023によせて  

        マガジン

        • エッセイストになんかなれるもんか
          64本
        • 『JOINT』
          4本
        • バッドトリップ・ハッピーエンド
          1本
        • 1000字でわかるすごいひと
          3本
        • 映画の話
          10本
        • 【短編小説】俺の知らない青
          1本

        記事

          the hatch presents『the justice』について

          7月9日のことである。 わたしは西沢水産ビルという建物にいた。 the hatchが主催するパーティー『The Justice』に出演するために。 札幌の中心区からはやや外れた場所にある、年季の入ったビルを丸ごと借り切って行われた一昼夜のイヴェントで、入場者数延べ300人超、出演者/出店者の総数は120数名。 つまり、概算でいって400人以上の人間がひしめきあっていたワケで、 比喩ではなくリアルに大変な熱気が立ち込めており、 ロック・バンドが主催するイヴェントとしてムッチ

          the hatch presents『the justice』について

          山塚リキマル『T.M.I』第2号発売記念&金子声児お誕生日おめでとう記念合同企画 “おめでとうVSありがとう”を開催します

           十年来の友人がいる。ベーシストである。はっきりいって天才である。 なんでも十五歳の誕生日に、『誕生日プレゼントは何が欲しい?』と母親に聞かれた彼は、なぜか全く欲しくもないのに『ベース欲しい!』と口走ったのだという。 驚いた母親が『あんたベースやるの?』と聞くと『えっ、俺ベースやんの!?』と返したそうで、これはつまり彼がベースを選んだのではなく、ベースが彼を選んだということだ。 文化芸術の世界ではこういうことがたまにある。 そしてそういう運命に出くわした人間のことを、世間では

          山塚リキマル『T.M.I』第2号発売記念&金子声児お誕生日おめでとう記念合同企画 “おめでとうVSありがとう”を開催します

          JUSTICEに出ます

          http://thejustice.html.xdomain.jp ↑JUSTICEの公式HPのほうで『以上だ、言いたいのはそれだけ!』とかいっておきながら、またぞろJUSTICEについて書くのはやや気が引けるが、でも書いておかないと後悔しそうだと思うから書く。人生で後悔するのはあと2回までと決めたのだ。 初回のJUSTICEが行われたのは2020年2月であった。僕はこれを観客兼中華一番として目撃&体感している。いまとなっては到底信じられないが、当時、我が国の大多数は『な

          JUSTICEに出ます

          ZINE続刊&初個展を終えて

          大変遅ればせながら、このたびわたくし『T.M.I』というカストリ雑誌を上梓し、それにあわせて初の個展“I WANNA BE ME”を開催させていただきました。 個展終了後には『これでいいのだ』という安堵と『これでいいのか?』という煩悶のアンビヴァレンスに引き裂かれましてメンタルがHELLりまして、真夜中に友人に電話をしたり、SNSに卑屈な戯言を書き込んだり、リッツにいろいろなものを載せたり、横になったり、縦になったり、スムースクリミナルのマイケルの角度になったり、もう大変な

          ZINE続刊&初個展を終えて

          情報過積載ハイテンションマガジン『T.M.I』第2号完成!!!!!

          お待たせしましたスゴイヤツ!! 『指示待ち世代のカリスマ』『世間知らず日本代表』『ドラ息子界隈のネクストチャプター』などなど世間様から数々の誉れを受けるSF(ソウルフル)作家・山塚リキマルの著書『T.M.I』第2号が完成いたしました! 前号を刊行した際にいただいた『ページ数が多すぎる』というお叱りを真摯に反映いたしまして、今回は大増120ページ、全11万字でお送りします! お値段衝撃2000円ポッキリ! 文章のみならず、新進気鋭の画家や写真家や漫画家とのコラボレートも大量

          情報過積載ハイテンションマガジン『T.M.I』第2号完成!!!!!

          『T.M.I』第二号完成記念即売会&個展やりまーす

          拙著『T.M.I』の第二号完成を記念いたしまして、小伝馬町のツバメスタジオ様にて即売会&初の個展『I WANNA BE ME』を6月15〜18日の四日間にわたり開催します。12時から18時マデ。ひとことで言うとオレ展、どこをとってもオレ丸出しの自己顕示欲全開の展示です。TMIのバックナンバーや新作Tシャツなども販売する予定です。 そしてコチラなんと入場無料・撮影可、髪型服装自由、私語OK、目潰し金的NGというバーリトゥードルールに則った個展ですのでぜひ皆様こぞって、こぞり狂

          『T.M.I』第二号完成記念即売会&個展やりまーす

          続・チルタイムのおかず(YouTubeで観られる奇想映像20選)

          どうもどうもどうもどうも、よくぞQRコードを読み込むという煩雑極まりない手順を踏んでこのページにいらっしゃいました、ワタクシ感激しております。大歓迎です。よろしければそこにあるしめ鯖をどうぞ。二ヶ月前のヤツだけど。拙著『T.M.I』創刊号でもご好評をいただいた『YouTubeで観られる奇想映像20選』の続編であります。心ゆくまでお楽しみください。リンク切れがあればご容赦、ご容赦ということで。 Zbigniew Rybczynski - Oh, I Can't Stop! [

          続・チルタイムのおかず(YouTubeで観られる奇想映像20選)

          最近のお仕事と、これからの予定

          ●タイムアウト東京さまでの連載『山塚リキマルの東京散歩』更新しました。 国内最大級のタトゥーコンベンション“KING OF TATTOO”を取材してきました。 ●『あなたのタトゥーを見せて(友人編) 〜ソウルフル作家・山塚リキマルが友人たちにタトゥーについて聞いてみた〜』と題しまして、タトゥーの入っている友人たちにアンケートを取って記事を書きました。 ●先日渋谷のタイムアウトカフェ&ダイナーで行われた「HE∀DS IN TIMEOUT」のパーティーリポートを書きました。

          最近のお仕事と、これからの予定

          札幌でライヴします

          こんにちワイン🍷 どうもこんにちは、ウエンツ瑛士です。 早いもので4月ももう終盤に近づいておりますが、皆さんいかがお過ごしですか? 僕ことウエンツは、ものすごくいろんなことがありました。 一例を申し上げますと電気を止められたり、外人同士の殴り合いの喧嘩に巻き込まれたり、新宿二丁目で逆ナンされたり、酔っ払った友達が朝方にうちのリビングでPUFFYを爆音でかけながら立ちションしたあと包丁を振り回したり、まぁウエンツは大体そんな暮らしぶりでした。 あとね、もう7~8年ぐら

          札幌でライヴします

          最近のお仕事色々

          タイムアウト東京さまでの連載『山塚リキマルの東京散歩』更新しました。 現在歌舞伎町にてプレオープン中の新キャバレー「THE 27 CLUB」さまに取材してまいりました。 EYESCREAMさまでの連載『SlothL BPM』更新しました。奥冨直人さまこと通称TOMMY(BOY)にインタヴューしてまいりました。 コスメから恋のお悩みまで幅広く取り扱う情報サイト「By them」さまに寄稿させていただきました。下北沢を中心に活動するロックバンド・CHERRY PILOTの

          最近のお仕事色々

          SAPPORO PARCOのグループ展に参加します

          このたび、札幌のPARCOにてグループ展に参加させていただくことになりました。北の地に縁のあるアーティストの方々による展示ということだそうでございまして、お声をかけていただき大変嬉しいきもちです。開催期間中、SAPPORO PARCOの店内各所に、私が書いたテキストが貼り付けられます。ご発見された際には、ぜひお読みいただければこれ幸いです。 made and seek 23 Artists at SAPPORO PARCO @made_and_seek 「made and

          SAPPORO PARCOのグループ展に参加します

          『LONG ESCALATOR』刊行によせて(Tシャツで小説を連載します)

          ~まえがきにかえて~  このたび、『LONG ESCALATOR』という小説の連載を始めました。といってもその掲載媒体は、紙面でもなければWebでもなく、もちろん僕の脳内でもありません。 Tシャツです。 Tシャツで小説を連載するのです。  これから3ヶ月に3枚ずつ、背面にテキスト/フロントに挿絵をプリントしたTシャツをリリースします。Tシャツ1枚につき1エピソードで全33話完結、約2年半の連載となる予定です。なお、Tシャツの販売は受注生産で承ります。  そして連載で

          『LONG ESCALATOR』刊行によせて(Tシャツで小説を連載します)