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【読書感想文】 心配事の9割は起こらない 枡野俊明

「禅の教え」の本。

前から禅の教えやブッダの教えなどの仏教関連の教えについて興味があったため読ませていただきました。


一番印象的だったのは「三世さんぜに生きる」という言葉。

三世とういのは「過去」「現在」「未来」のこと。人はその三世のつながりの中で生きていますが、現在を生きているとき過去はすでに死に、その現在もたちまち過去となって未来に生まれ、それが現在となるのです。

この引用した箇所が、私の常々考えてたイメージと似ている気がして「そうそう、こういうこと!」とテンション上げながら読んでいました。

私のイメージする過去は、アニメでよくある崩れる橋をギリギリで渡り、渡ったところから崩れていく感じ。
未来は、なにもないところに足を踏み出し着地の瞬間地面が出来ていく感じ。

私のイメージでは過去と未来のイメージを別々に考えていたので区切りが入ってしまいましたが、三世をつなげて流れるように考えたほうがやはりスッキリします。

他にもたくさんの「禅語」でのたとえが出てきていちいちスッキリさせてくれるものばかりでした。


人の悩みは昔から変わらないのかもしれませんが、それぞれに丁寧に考え答えを探し出し、誰もがスッキリするような言語化をし、それを後世に伝えて続けている禅の世界、仏教の世界にますます興味がわいてくる本でした。

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