さびしさに寄り添うフォトブック
あなたがフォトブックを作るきっかけは何ですか?
記念や思い出を残すという役割はもちろんですが、「さびしさに寄り添う」という役割がフォトブックにはあるのかもしれない、と感じるこの頃です。
会えない代わりにフォトブックを
フォトブックの作成を依頼してくださる方の用途として多いのが「ギフト」です。写真をカタチにして贈りたい相手がいらっしゃることが、ご依頼のきっかけとなるようです。
「単身赴任を控えたパパのため」
「コロナ禍で気軽に会えなくなった親戚のため」
「施設で生活しているおばあちゃんのため」
「愛犬とお別れをした友人のため」
ふとした時に、どうしているかな?元気かな?会いたいな・・・と、相手が思ってくれた時に、私たちの写真を手に取って開いてみてほしい。見えるところに飾って、側に感じていてほしい。
本当は一緒にいたいけれど、それが叶わない時。写真が側にあることで、元気や思いを届けることができるのでは?とみなさん感じていらっしゃるのかなと思います。
自分のため、将来のためだとなかなか手が動かないことも、相手がいることで取りかかれることってありますよね。フォトブックも相手へ贈るためだと、写真を選んだり依頼したりというモチベーションが高まります。
▲敬老の日のギフトとしてご依頼くださいました
どちらのさびしさにも寄り添いたい
フォトブックに収録するお写真として、元気いっぱいの明るい笑顔、楽しい思い出をたくさん送っていただくのですが、作成のきっかけの部分に、ご依頼者様の「会えない相手に届けたい」という切ない願いを感じます。
その想いをひしひしと感じながら、贈る方、贈られる方のどちらの方も、さびしさが少しでも癒えたらいいなと願いながらレイアウトを考えています。
SNSには上げることのないプライベートな状況や寂しさ、そして大切なお写真をお任せくださっていることに感謝しています。その信頼にこたえられるよう、さびしさに寄り添いながら、心を込めて作成したいと思っています。
あなたがフォトブックを贈りたい相手は誰ですか?
自分のため、将来のためではなく、今、気持ちを届けたい相手はいますか?
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