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本当に最後の記録会

プロローグ

皆さんこんにちは。
ただいま絶賛”箱根駅伝までの軌跡”を執筆中なのに何だこのタイトルはと思う方が多々いらっしゃると思います。

申し訳ないですが、一度箱根駅伝までの軌跡は中断して12/24に行われた私自身の最後の記録会についてどうしても綴りたくなったので今回限定で許して下さい。笑

そんなに長くならないと思われるので、お時間あれば読んで頂けると幸いです。

では本題へ。

最後のトラックレース

ということで、12/24に法政大記録会5000mに出場してきました。

この記録会はクリスマスイブ法政とも言われていて、毎年創価大学が出場している記録会でもあります。
クリスマスプレゼント自己ベストという名のプレゼントにするぞというモチベーションで頑張る選手もいます。笑

そのうえ箱根駅伝の16人のメンバーに入れなかった選手が出場する年内最後の記録会
ある意味箱根駅伝の0区という捉え方もされて、メンバー外の選手どれだけチームに勢いを与えられるかという記録会にもなります。

そして4年生にとっては引退レースにもなります。

私はこの最後のトラックレースでチームに勢いを与えたいという気持ちで臨みました。

ゼッケンは高木マネ(4年)がつけてくれました。
ゴール後は私の為に泣いてくれる本当に良い子です。

スタート前までの心境

12/3に出場した法政大記録会で10000mに出場しましたが、記録も奮わず呆気なく終わってしまい箱根駅伝という目標も届かず、自分のモチベーションも下がっていました。

それでも12/24の法政大記録会は出場したくて、榎木監督とも相談し出場する方向で決まりました。

ただこの12/3の時点で脚を痛めていて、その後の練習も状態を確認しながら練習をしてきました。
先週の週末は調子が良くいい形で練習を消化できていましたが、今週に入ると記録会が近づくにつれて脚の状態が悪くなっていき片足だけで4箇所痛めてしまいレースどころか走れるかも怪しい状況にまで陥りました。

レースの出場を断念するか…そのように思ってもいましたが、今回のレースに出場する4年生は私のみでした。

他の4年生が出場するなら棄権していましたが、誰も4年生が走らないとなると箱根駅伝を走る4年生に示しもつかないし、チーム自体に勢いも与えられない。

自分がやるしかないと腹を括り、周りに弱音を多少吐きながらもレースに出場することを決めました。
痛み止めを飲みながら二日前から練習をし、調整走も回避してレース一本に集中しました。

そして迎えた当日。
法政大学に着くと今までにないぐらい緊張して、正直吐きそうになるぐらい精神的に追い込まれていました。
スタートラインに立つときも本当に完走できるのか怖くて仕方ありませんでした

ただ周りには仲間が応援に駆けつけてくれて、その人たちの顔を見てから”よし頑張ろう”と決心し勢いよくスタートラインを飛び出しました。

最初の200は少しふざけました。笑

溢れ出した感情

脚を痛めていた影響もあり、まともに体のバランスも保てずひたすらガムシャラに走りました。

今まではレース中でも顔の表情を崩さずポーカーフェイスで走っていましたが、今回は最後のトラックレース。
そんな余裕な表情を保つ余裕もなく、2000m以降はフォームとか余裕度とかそんなの関係なしにひたすら前を追いかけて走りました。

ゴールしたら15’14というタイム。
自分が高校2年生ぐらいのときのタイムでした。
ゴール後は本当に立つ気力すら無く地面に倒れこみました。
ゴール地点には同期マネージャーが待ってくれていて、倒れこんだ私の腰ゼッケンを取り外してくれました。

そして完走できたという安堵と今まで自分自身と戦ってきたプレッシャーからの解放感結果を残せずチームに勢いを与えることが出来なかった競技者としての情けなさなど全ての感情が一気に溢れて涙が止まりませんでした。

ちなみにですが、大学に入ってから初めて涙を流しました。
多分周りからしたら驚きの方が強かったと思います。(分からないけど…笑)
本当は箱根駅伝後に取っておきたかったんですが、少しフライングしちゃいましたね。

ゴール後は全く良くないタイムで走ったのにも関わらず同期が駆け付けてくれたりスタッフの御三方お疲れ様と温かい言葉をかけて下さりして本当にこのチームでやってこれて良かったなと思えた瞬間でした。

現地で声がかれるまで応援してくれた方、心の中で応援してくれた方へ。
今日は本当に応援が力になり、応援に背中を押されながら走りきることが出来ました。

この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。

現地に応援に来てくれた方のほんの一部です。

そして箱根駅伝へ

これから箱根駅伝までの期間は、私自身として1週間ぐらいは走ることが出来ないのでチームのサポートを中心に裏方として支えていきたいと思います。
今回の記録会も終始先頭でレースを進める頼もしい後輩たちが多く、確実にチームに勢いはつきました。

この勢いのまま箱根駅伝に乗り込みます!

箱根駅伝まで残り9日。
創価大学の応援よろしくお願いします!

今回も読んでいただきありがとうございました。

次回こそは箱根駅伝までの軌跡です。

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