真珠腫性中耳炎について③

真珠腫性中耳炎について②の続きです。

私は、発達障がいのADHDだとも診断されています。
社会人になって診断されました。

そのため、今はADHDに理解のある会社で働いています。

実は、ADHDの薬(ストラテラ又はアトモキセチン)を飲むと、耳の聞こえが良くなる感覚があります(飽くまで個人の感想です)。

相手が何を言っているのか、瞬時に理解する能力が高くなる感じです。

ADHDの薬についての話しは、別の記事で色々書いているので、詳しくはそちらをご参照ください。

この為、私はこの薬を飲まないときは、あまり人の言葉に対して早く反応できないと思っていました。

色々あって、ADHDの薬を止めたとき、自分の中では如実に、人の言葉をすぐに聞き取ることが難しくなっていました。

といっても、1~2秒の違いなので、周りはそこまで気になりません。

確かADHDの薬を止めて1ヶ月ぐらいしたときだったのですが、

仕事で右隣に座った方が私に急に少しの世間話を振ってくれたことがありました。

私はそれが全く聞こえず、1~2秒遅れて相手が私を見ているような気がしてようやく話しかけられていることに気づきました。

それはADHDの薬を止めたが故に起こった出来事だと感じ、ショックでもありました。

以降、周りの音、特に人のを集中して聞かないと、私は周りの声かけに反応できないかもしれないと考えるようになりました。

実際にそれは思い込みではなく事実だったと思います。

ただ、それはもうどうしようもないので、今の自分の聞こえる範囲で対応していかないといけないな、と現状を受け入れてどうにかやり過ごしていました。

今思えば、この聞こえに関する出来事が、ADHDだけの影響ではなく、真珠腫性中耳炎の影響もかなり入っていたんだろうなと考えられます。

私はたまに、寝る時BGMを小さい音で流しながら寝る事があります。

昨年の11月、その日もBGMを流しながら寝ていると、1時間ぐらいのBGMが気がつくと聞こえなくなっています。

床に入りうとうとはしていたけど、もう一時間も寝たかな?と思い、少し枕から頭を浮かせました。

すると、BGMは変わらず綺麗に流れ続けていました。

BGMが鳴り止んだと思ったのは、真珠腫性中耳炎になっていない、健康な左耳を枕に付けて横になっていたからでした。

右耳は、小さい音は聞こえなくなっているということが、そこで初めてわかりました。

つづく。


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