就活の結果は、挑むマインドで変化する

〜メンターインタビュー第1弾〜

自己紹介

稲荷田「立教大学文学部史学科4年の稲荷田和也です。大学時代やっていたこととしては、ESSという英語のサークルで、英語のスピーチをずっとやっていて、来年からはSansanという、名刺管理のクラウドとかEightという名刺管理のアプリなどを扱っているITベンチャーに就職予定です。7週間インドネシアの会社でインターンをする予定で、それが結構怖い気持ちと楽しみな気持ちと、ワクワクしてます。」

エンカレッジの活動を始めた理由

中島「なんでエンカレ(エンカレッジ)をやってるの?始めたきっかけとか...」
稲荷田「理由は2つあって。1つ目は、自分の…なんだろう…成し遂げたいことみたいなとこに繋がってきたんだけど、これ自分の中の価値観で、もっと誇りを持って生き生きと働く人が世の中に増えたら絶対素敵だし、幸せになる人が増えるんじゃないかなという感覚がすごくあって。やっぱり労働時間は人生の大半を占めているところで、それをずっと苦しみながらというか憂鬱な気持ちで働くよりも、少しでも前向きに働けた方が絶対人生のQOLも上がると思うし。例えば就職してる人がお父さんやお母さんだとしたら、そのパートナー同士の影響もあるし、子供とかその自分の周りの人とかの影響もかなりあると思っていて。そういう誇りを持って働く人が増えたらいいなと凄く気持ちとしてあって。じゃあ、どういう風にアプローチするのかという時に、新卒入社のタイミングの人達もいるし、中途採用というか中途で入る人もいるし、またそういうフェーズではないけれども、日頃のアプローチ、例えばカウンセリングとかコーチングとか色々あると思うんだけど、色んな手法がある中で、ちょっと一旦自分が身近にできることとして、新卒採用のところでより良い選択という、納得したキャリアを歩ませられるような支えがしたいと思ったのが、1つ目。」

稲荷田「照れるね…ははは」

中島「これ、面白いね。」
稲荷田「2つ目に関しては、自分自身結構大学2年の冬とかぐらいから、軽く就活みたいなことをやっていて、比較的時間があったから自分と対話する時間もあったし、会社とかを色々見たりする時間とかもあって。3月解禁でリクルートスーツ着て説明会に行ってES提出してWebテスト受けてみたいな、いわゆる就活というのはあまりしていなくて。結構、最初の時期だとベンチャーとかが多いから、そういった人とはちょっと違う就活をしていて、やっぱりそっちの方が本質的だなっていう風に感じていて。やっぱりそのぎりぎりで走り出すとどうしてもやらなきゃいけないことみたいな、例えばテスト勉強とか大学受験とか、そういうやらなきゃいけないからなんとかやるみたいな。それって別に自分の意思とかじゃなくて、やらされてる感覚みたいなところがかなりあるなって思っていて。そういう感覚じゃなくて、なんかもっと就職活動は会社を探すっていうものではなくて、自分の長い人生のキャリアの、最初の1歩を生み出すところというか、もっと長い目で見て、入社することを目的にするのではなく、長い目で見て何がしたいのか、じゃあ今ここの会社に入った方が自分にはいいのかとか。自分はこういう性格で、こういうやりたい事とかがあるから、この会社だったらマッチしそうだなとか、そういう本質的な就活できる人を増やしたいなぁって思いでやり始めたというのが、2つ目。」
稲荷田「もう1個おまけ的な感じで追加すると…。既存の就活に対する違和感というか…」

中島「違和感?スーツ着て3月に一斉になにかするみたいな…」

稲荷田「そうそう。で、結局入って満足みたいな。それが結局、働く中でのストレスとかになってくると思うから違和感があって。とはいえ、自分自身に甘いところがあるから、自分ひとりで就職支援やろうと思っていたけど、途中でやる気なくすこともあるかもなって思って、なんか同じ志を持った人達と活動すればお互い高めあっていけるし、同じ指向性のある仲間と今のうちに繋がっておくと、将来的に何かの役に立つかもしれない…みたいなところが、おまけの3つ目。」

しくじった経験・失敗談

中島「なるほど、わかりました。就活中にやって、2年生からで就活をやっていたということで、人より長く就活をやっていたのかなと思うけれども。その時にやっちゃった…しくじった経験とか、失敗だったと思うことはあったりする。」
稲荷田「結構自分が、早期選考とかサマーインターンとか選考もいっぱい受けていたから場数を踏んでいて。もともとそんなにコミュニケーション上手ではないけれど、慣れてきてる感覚があったから、結構喋れるなというか…ぶっつけ本番とかでやっても、ある程度の評価をもらえるんだろうなって感覚があって。で、そうしていった結果、あんまり選考対策をしないまま本選考もじゃんじゃん進んでしまって…。それで結構行きたかった会社の最終面接で結局落とされるみたいな。やっぱ対策はしなきゃまずいなっていうのを就活終盤で学んでいる。」

中島「うーん。」
稲荷田「あと、もともとあんまり得意じゃなかったのもあるけど、Webテストの勉強は全然してなくて…。」

中島「してなかったの?」

稲荷田「してなかった。奇跡的に、でも自分が受けていたのが人材とかベンチャーだからあんまり点数とか必要ないとかなかったりとか、そもそもないところもあって、助かったところでもある。そこの対策をしなきゃいけないなって思いつつも、後回しにしちゃったから、いざ『 あ、この会社気になるな』て思っても、最初のステージがWebテストで…。例えばの俺の場合だと、最初人材を見ていて、その後組織コンサルとか、結局人も組織も同じようなものだなと組織コンサル見たりだとか、あとHRテックの分野も見たんだけど。組織コンサルとかになるともうコンサルだから、ゴリゴリに点数が必要で。」

中島「そうだね。」

稲荷田「だから、それ(コンサルなど)を受けると思ってなかったから、当時は勉強していなくて、受けてそのまま壊滅的な結果を得るみたいな。」

中島「あー。とんでもない点数をたたき出すという…。」

稲荷田「めっちゃこの会社いいなと思ったのに、そもそも面接も受けられないみたいな経験はした。」

中島「あー、そっかそっか。始まりにすらだめで、立たせてもらえなかったんだ。」
稲荷田「あと、もともとわりかし時間管理ができない…。

中島「ハハハハ。時間管理ができない?」

稲荷田「時間管理ができない。(時間管理が)苦手だから、1日に3社とか4社とか詰め込んじゃう時とかがあって。結構時間余裕を持たないタイプだから、本当にもう終わってすぐ移動してすぐ受けるみたいな…遅延とか起きたらおしまいみたいな。ちょいちょい遅刻とか、それまがいのことをしてしまったのが、やってしまったな…という。」

今後の展望・目標

中島「なんでエンカレをやってるのかとか、これまでどういう考えで就活をやっていたのかを聞けたんだけど…。今後どういう風に生きていきたいというか、狙ってる展望とか目標とかがあれば教えてください。」
稲荷田「HRというか働くという概念に対する関心がかなりあるから。まぁ、そういう誇りを持って生き生きと働ける人を増やし続けるっていうのが、多分一生やることかなって思っていて。けど、今その、この考えの前提にあるのってそういう風に働くことが素晴らしいっていう感覚だと思うんだけど、別に自分自身はまだそれを経験した訳ではないってところが結構ネックで。」

中島「そっか、まだ働いたことがあるわけではないからね。」

稲荷田「そうそう。いいはずだっていう考えでしかないと思っていて。この状態で人にそれを勧め続けるのって、ある意味変な押し売りというか。なんか、勝手に絶対いいはずだからやった方がいいよ…て、自分がやってないのに言ってるみたいな、意味わかんないことになると思っていて。だから、それをやるために、まずは自分自身がそういう状態になるというところが、まぁ当分の目標というか。まぁそういったところで、そういう風に働いている社員が多いと思ってSansanを選んだ。だから、まぁ、自分自身が前向きに働き続けるっていうのがやりたいことというか。常にあるべき状態、ありたい状態みたいなところかな。」

中島「なるほど。もう生き生きと働いている状態にいち早くなることで、そういう他の…何だろう…この世の働き方みたいなことの前提を変えていきたい…というか。」

稲荷田「そうだね。それがしたいなっていうところだね。自分自身結構、心から共感するものとか意義を感じたものに対して、圧倒的に動ける人間だなっていう風に自分認知していて。けど、あんまり0→1は得意じゃないし、今のところ絶対にこれだっていうサービスとか考え方には出会ってないんだけど。いつかそれに出会う時が来るなって風に何となく感じていて。それがあった時に、なんとなくいいなーってファンであり続けるよりかは、本当にその世界観とかサービスを一緒に自分の力で広められる人材でいたいなという風には思うから。そこで、いつそれが来るかわからないけど、それがいつ来ても大丈夫なように、まぁ、常にそういうことができる実力を付けていたいというか、自分を鍛えあげていたいっていう感覚はある。」

Sansanを内定先を決めた理由

中島「ほー。なるほど、それでいくとさ。例えば、いなり(稲荷田)は自分の就職先に凄く納得感を持って入ってるんじゃないかな…と、今話聞いて思ったんだけど。でも、それはあれなんだ、意外とじゃあ、今の話からすると、Sansanていう会社の何かにめちゃくちゃ共感してというよりかは、持ってる雰囲気とか考え方に凄く共感して(選んだ)…という感じなんだ。」

稲荷田「1番は雰囲気とか考え方、世界観かな。でも次に、サービス自体とかも共感はしている。順番が1番2番なだけで、両方は感じてはいて。そうだねー。やっぱり、たかが名刺てところを、いかに本気で改革して、その概念覆して世の中、日本だけでじゃなくて世界を変えるのかみたいなとこで、かなりやってるところだから。それができたら、何でもできるなっていう感覚が結構あって。」

中島「あー。そっかそっか。」

稲荷田「だから、サービスにも共感するし、それを本気で広めることを自分でもすることによって、そのスキルも得られるわけだし。熱いなって思って。ハハハ。」

中島「熱い…なるほどね。これあんまり続けすぎると、会社の宣伝になるね。」

稲荷田「そうだね。アハハ。」

1番伝えたいこと(アドバイス)

中島「そしたら最後に、動画を見てる人達の中で、やっぱり結構自分もそうだったんだけど、就職活動は凄く自分自身悩むタイミングだと思うのね。そんな人達に、いなり(稲荷田)はどういうことを教えてあげられるというか、アドバイスしてあげられたりとかするかな。」

稲荷田「1番伝えたいこととしては、やっぱり、その、既存の就活への違和感があって、なるべくそういうふうな就活はして欲しくないという思いがあって。どういう風にしたら、それを避けられるかというところだと、どれだけ楽しめるかってところに尽きるとは思う。

中島「楽しめるか。」

稲荷田「楽しめるかが大事かなって思ってます。なんだろ、就活活動は確かに大変なこともいっぱいあるし、自分選考落とされたりしたら凄いショックだし…というところはあるけれど。なんか同じことをやるにしても、どういうマインドで挑むかで結果が全然変わってくると思ってて。それこそテスト勉強とかもそうだし、サークルとか部活の活動とかゼミとかでもそうだし、なんかどうせやるんだったら楽しんだ方が絶対いいと思うし。そういう風に自身楽しんでる人って、多分人事から見たら絶対わかるから。何か生き生きとしてるな…とか、なんか明るいなとか、ハキハキ喋ってていいなとかそういう風に思われて。逆になんか、そういう、嫌だなぁ…とか、本当にきついなって思いながらやっていると、それって表情とかに出てくると思うし。そういう、なんか選考に受かるっていう意味でも、絶対楽しめた方がいいなって感覚があるから、そういうなるべく楽しめるポイントを見つけてほしいってところと。うーん、個人的にはそこかな。個人的に思うところだと、やっぱり、うーん。就活を無理に楽しもうと思わなくても、楽しいものだって思ってて。ていうのも、今まで20年とか生きてる中で、こんなに自分と向き合った期間ないなって思うから。なんか自分の事をどんどん知れて理解出来た。自分ってこういう人間だったんだ…だから、ああいう時こういうことしたんだみたいに知れるのって凄い面白いなという考え方があったし。今までの視野の狭さを知るというか。えっと、いろんな企業とかを見て、全然知らなかった業界とかがこういう仕事してるんだ…とか。意外とこういう業界のこの仕事、自分と似た人がやってるんだなとか。こういう思いで、こういう偏見があったけど、実はこんな熱い想いがあってやってるんだ…みたいな。なんかそういう表面上だけじゃわからない情報っていうのを、色々な会社の方とか、大人と話す中で気づいて、なんか面白いなって思って。」

中島「うーん。(共感)」

稲荷田「だから、なんか変にどうにかして内定とらなきゃ、みんなに自慢できるところ、親に納得してもらえるようなとこ行かなきゃっていう重荷というか、気負いをするんじゃなくて、純粋に自分が何がしたいのかとか、自分が何が一番ワクワクするのかってところで、就活を楽しめたら、納得いく結果も出てるのかなって思います。」
中島「本日は以上です。稲荷田さんでした。ありがとうございました。」

稲荷田「ありがとうございます。」


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