誰かの支援を受けることは全く恥ずべき行為では無いって話。

ここ最近まで、私は人に頼ったり任せることが苦手でした。

自分の苦手なことや苦痛に感じることを人にやってもらう度に、「自分は何て情けないんだ」と自虐していました。

少し私の自己紹介をさせてください。

名前はRikoと言います。
年齢は20代。職業は株のデイトレーダー。精神疾患持ちです。(うつ病、社会不安障害)

私は極度の人見知り、自意識過剰、精神的ダメージに弱い・・・など。
大人になった今でも、人付き合いが発生する場合は親に支援してもらっています。
手続きなどで市役所へ代わりに行ってもらったり、買い物なども人付き合いが発生する度に頼んでいます。

「情けない」
「大人になっても親に支援してもらってるのかよ」
「人付き合いが苦手とか甘えだろ」

と思われるかもしれません。

後ろめたさはありました。
昔の私は「いい歳をして親に支援してもらってる現状」がとても恥ずかしく感じていました。(今でも少し感じてる)
何かを親に頼むたびに、自分への情けなさ、不甲斐なさを感じていました。

しかし最近は少し見方を変え、少しずつこんな自分を肯定できるようになってきました。

今回はそれについて書きます。ここからが本題です。

精神疾患持ちに限らず、人というのは誰しも多かれ少なかれ弱点を持って生きています。

私にとってそれは人付き合いやコミュニケーションなのですが、
「力仕事が苦手」「機械が苦手」「勉強が苦手」など、人によって得手不得手があるはずです。

弱点は誰にでもあります。
貴方の身の回りの人にも弱点や苦手な事の一つや二つはあるはずです。
いくら完璧超人に見える人でもです。

では私達のような「生きづらい人々」と「生きやすい人々」との差は一体なんなのでしょうか?
皆が弱点を持っているのに、何故こんなにも生きやすい人と生きづらい人が現れるのでしょうか?

ここからは私なりの解釈です。

過去のNoteでも書いたのですが、

「持っている弱点と現代社会との相性」だと思ってます。


例えば、「絵を描くのが苦手」という人がいたとします。
しかし絵を描かなければ問題無いですよね?
仮に絵が欲しい場合はココナラとかでお金を払えば代わりに絵を描いてくれる人が沢山います。
最近はAIイラストなんてのもあります。

そうです。他人任せです。でも全く問題無いですよね?

しかし私のような「人付き合いが苦手」だと他人にやってもらうにも限度があります。
この現代社会で人間関係は必須ともいえるスキルです。
それは、現代社会との相性が悪いという言い方も出来る訳です。

もっと言えば、健常者は現代社会と相性の良い弱点を持っているとも言えるのです。
さっきの「絵を描くのが苦手」はまさに相性が良い。

非常に極端な言い方になってしまいますが、

生きやすい人→現代社会と相性の良い弱点を持っている
生きづらい人→現代社会と相性の悪い弱点を持っている

生きやすい人達は偶々現代社会と相性の良い弱点を持って生まれている運の良い人達ってことです。
生きづらい人々はその逆。運悪く現代社会と相性の悪い弱点を持ってしまいました。

つまりですね、貴方は現代社会と相性の悪い弱点を運悪く持ってしまっただけで、貴方は何も悪くありませんってことです。

暴論ですか?確かに。
でもですね、これだけは言いたい。

「自分の苦手な事を代わりにやってもらう」という考え方はとても理にかなっていると思いませんか?

だって苦手なんですよね?苦手なことをやせ我慢してやるのは本当に辛いんですよね?
だったら自分の苦手なことを人に手伝ってもらうことは恥ずべきことでは無いと思いませんか?

自分に向いていないことを、代わりにやってもらうことに情けないと感じる必要なんて無いと思いませんか?

ココナラで絵を代わりに書いてくれるよう依頼するように、他人を頼ればいいんです。

そもそも人間は一人では生きて行けません。
顔も名前も知らない人が作った食べ物を食べ、誰かが整備した道路を歩き、お金持ちが払ったお金で社会福祉を受けています。

誰にも頼らずに生きることは現代社会では不可能です。
「大人になっても誰かに頼ってるなんて情けない」
そう言っている人も誰かに頼って生きているのです。

貴方は人付き合い、得意ですか?
もし私の同じで苦手なら仲間です。仲良くしましょう。
得意なら、それはとても素晴らしいことです。私の持ってない能力を持っている訳ですから。仲良くしましょう。そして私の代わりに人付き合いをしてくれると嬉しいです。

人に頼ることで恥ずかしい思いをしたり、自分の弱点に失望するかもしれません。

しかし誰しも弱点を持っているのに、貴方が恥と感じる必要なんて無いと思いませんか?

誰しもが他人を頼って生きているのに、頼ることが情けないと感じる必要は無いと思いませんか?

家族や知り合いに、貴方の苦手なことを手伝ってくれる人はいませんか?

もし貴方以上に苦手でなければ、間違いなく力になってくれると思います。

恥ずかしいと思わずに、自分と周りの人に甘えてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

よい人生を

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