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長崎平和祈念像の裏側

長崎県の平和公園にある平和祈念像。
おそらく日本人のほとんどの人が知っていると思いますが、平和祈念像を裏側から見たことありますか?

裏側に回ってみると・・・

さらに寄ってみると・・・

文字が刻まれているのわかりますか?
そこには、平和祈念像作者の言葉が書いてあります。

あの悪夢のような戦争
身の毛のよだつ凄絶(せいぜつ)悲惨
肉親を人の子を
かえり見るさえ堪えがたい眞情(しんじょう)
誰か平和を祈らずにいられよう
茲(ここ)に全世界平和運動の先駆として
此平和祈念像が誕生した
山の如き聖哲それは逞しい男性の健康美
全長三十二尺余
右手は原爆を示し 左は平和を
顔は戦争犠牲者の冥福を祈る
是人種を超越した人間
時に佛時に神
長崎始まって最大の英断と情熱
今や人類最高の希望の象徴

戦地で戦い傷つき痩せこけた男性の体ではなく、健康で逞しい体であることこそが平和である証だったんですねー。

この言葉に気づいたのは確か5年前、一人旅で初めて長崎を訪れた時です。その日は雲ひとつない青空で、広場を囲む緑の木々、走り回る子どもの姿、目の前に広がっていたその平和な光景は今でも覚えています。
ただ、原爆が落とされた日もこの日のような青空だったのかと思うと、少し悲しくもなります。。。

最後までお読み頂きありがとうございます。
長崎を訪れることがある時は、ぜひ“裏側”も見てみてください(o^-^o)

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