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【要点まとめ】『「賢い子」に育てる究極のコツ」

現役保育士・日本語教師オススメ本
『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』

好奇心レベルを上げることが大切

好奇心レベルの高い人、大人でもいますよね。
つまり、趣味をたくさん持っている人です。
そのような「好奇心レベルの高い人」は、脳の高次認知機能を司る部分の萎縮が、他の人に比べて遅い傾向にあることがわかっているそうです。要するに、認知症になりにくい、ということ。

子どもたちも同様に、「好奇心レベルをあげる」=「何か集中して取り組めることを見つけてあげる」ことが、その子の能力・学力をあげることに繋がります。

この「集中して取り組めることを見つけることが大切」だという視点は、前回のnoteで紹介した本『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』の中でも指摘されていました。↓↓

【要点まとめ】『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』|りこ|note

子どもの好奇心を育てる3つの道具

①図鑑

わたしがレッスンの伺うお宅でも、「集中して取り組める子」「学力の高い子」のお家に必ずあるのが、これです。図鑑!
今はいろいろな図鑑があり、説明も写真の載せ方も、わたしたち大人が小さかった頃より種類も豊富で、充実しています。

すべての図鑑をそろえる必要はありません。
子どもが興味を示しているものに関連する図鑑をそろえ、一緒にながめる時間を持ちましょう。

「角川の集める図鑑GET!」シリーズ
(電子書籍版の図鑑もあるの、わたしも知らなかったです!)

「小学館の図鑑NEO」シリーズ

「講談社の動く図鑑MOVE」シリーズ
これはDVD付きで、子どもたちにも人気!

大切なのは、「親も図鑑が好きだ」というのを、何らかの形で子どもに示してあげること。実際に見てみると、大人も「なるほど!」と勉強になることが多いので、そのような姿を見せたり、一緒に気になるページを読んだりするのも◎
なるべく、図鑑を読むのを習慣にしましょう。そうすると、子供は親をマネて、自分で図鑑を読むようになります。

図鑑に興味がなくても、親が楽しそうに見ていると、子どももつられて興味を示すようになることが多いです。
子どもの興味のある分野であれば、なおさらです。

②図鑑と現実を繋ぐ道具
 例えば、虫取り網

カブトムシを見つけたら、図鑑の中にカブトムシを探す、など
「バーチャル(図鑑)の情報」と「リアル(現実の世界)の体験」を、結びつける努力を日常生活の中でどれだけできるかで、子供の好奇心の育ち方は変わります。

子どもの興味に合わせて、道具を一緒にそろえていきましょう。
たとえば、花が好きなら、
・植物園へ行く
・好きな花の種を買う
・お家でプランターに植えてみる
・絵日記や写真で記録をする

たとえば、電車が好きなら、
・電車を見にいったり、乗ったりする
・時刻表を一緒に見る
・駅の構内を歩いてみる
・電車の絵を描いたり、写真を撮ったりする

子どもと一緒に深堀りしていくと、意外と親の方がハマってしまうパターンも何度も見たことがあります。(笑)

③楽器

この本にも書いてありましたが、楽器の習い事はオススメ◎

最初の習い事は3歳~5歳くらいからでしょうか。
その頃の習い事としては、ピアノをはじめとする楽器がおすすめ。
その時期の子どもたちは、特に音感やリズム感が身につきやすい、ということもありますが、楽器はそれ以上のパワーを秘めています。
「賢い子」「好奇心旺盛な子」に育てる上で、この時期の楽器は非常に効果的だそうです。

脳は、体の動きを司る領域、視野を司る領域、音を司る領域、言語を司る領域など、だいたいのエリアごとに働きが決まっています。そのたくさんある領域の中で、実は、音を司る脳の領域と、言語を司る脳の領域は、非常に近いところにある、というより、ほぼ重なっているといえるのです。 
3・4歳といえば、ちょうど言葉の発達の時期と重なります。ですから、このときに楽器を演奏することで、言葉の領域にもよい刺激がいくと考えられます。

著:瀧靖之
『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』

年齢ごとに「何をさせるべき!?」

【0歳〜】図鑑・絵本・音楽

視覚や聴覚は生まれてすぐに、すさまじいスピードで発達します。ですからこの時期に、図鑑や絵本で絵や写真をたくさん見せ、読み聞かせをするということは、赤ちゃんの脳の発達にとってプラスとなるでしょう。

音楽を聞かせることも、0歳からできることのひとつです。 
クラシック音楽や童謡をBGMとして流しておくなど、さりげない形で音楽を日常に取り入れましょう。赤ちゃんの耳の力を伸ばすことができます。
音感の下地になりますし、将来的に楽器を習わせる際の準備にもなります。 
最近では、親子で楽しめるコンサートもありますから、どんどん利用できるといいですね。

【3〜5歳】楽器・運動

ほとんどの楽器は、演奏するときに指先や手首周辺の細かい動作がセットになります。この器用さは、この 3~5歳の時期に身につきやすいことがわかっています。
この細かい動きを司る「運動野」と呼ばれる部分は、3~5歳で発達のピークを迎えるそう。なので、楽器の習い事は、この間にスタートするのがベスト◎

「この時期を逃してしまった!」でも、大丈夫。
やれば脳は成長していきます。子どもの興味が向けば、その時からスタートしても効果はありますよ!

【8〜10歳】言語

言語の発達のピークは、この時期です。
特にリスニングとスピーキングを伸ばすためには、8~10歳くらいの、言語能力の発達が著しい時期に始めておくことがオススメだそうです。

【10歳〜思春期】社会性・コミュニケーション能力

この時期から子どもたちは、「他人の目が気になる」「親の言うことに反抗する」ことも増えます。それもまた、この社会性やコミュニケーション能力を伸びる時期だからこそ。
あまり子どもの行動を制限せず、いろいろな環境に本人の意思で楽しみ、学びの場になるよう、サポートしてあげられるといいですね。

視覚や聴覚( 0歳 ~)
→運動( 3 ~ 5歳)
→語学( 8 ~ 10歳)
→コミュニケーション( 10歳 ~思春期)と、子供の能力の発達の順にはあまり一貫性がないように見えます。 
しかし、脳の成長という切り口で見ると、そこにはある法則が見出せます。この脳内の道路整備(脳の発達)は、「脳の後ろから前」に向かって起こるのです。私たちの研究によって、「脳は後ろからつくられる」ということはもう証明されています。

著:瀧靖之
『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』

子どもの脳の発達のための食事

  • 朝食をとらない(=エネルギー補給をしない)は絶対ダメ

  • 菓子パンよりご飯の方がいい

  • 主食は、できるだけ白いものより茶色いものを選ぶ

この3つを守れば、子供の脳に効率よくエネルギーを補給することができるそうです。

特に今流行っている「オートファジー」(睡眠時間を含む16時間食べない)は、成長の著しい子どもには向いていません。
しっかりエネルギー補給をしてあげましょう。

くわしく読みたい方は↓↓

参考になるポイントがとても多かったので、ぜひ詳しいことは実際に本で読んでみてください。

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