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【要点まとめ】『お母さんの自己肯定感を高める本』

現役保育士・日本語教師オススメ本
『お母さんの自己肯定感を高める本』

お母さん、あなたの自己肯定感は高いですか?

子育てをする上で、子どもの自己肯定感を高めることが大切とはよく言われます。
でも、わかっていても無意識に、子どもの自己肯定感を高めることを阻害してしまっているパターンもあります。

例えば、
子「わたしも、○○ちゃんみたいに、これしたい!」
母「あなたは○○ちゃんみたいにできないでしょ」

子「これ、やってみたい!」
母「この前もやりたいって言って失敗してたでしょ」

などなど、お母さんとしては軽く返した言葉が、子どもの自己肯定感を低めてしまっている場合もよく見受けられます。

その要因としては、お母さん自身も、親にそう言われて育ってきたこと。
良かれと思って、できないことは先に知らせてあげようとする親心。
など色々あると思います。

そのような言葉の裏には、実はお母さん自身の自己肯定感が関係しているパターンも。
子どもの自己肯定感を高める前に、お母さんの自己肯定感を高めることも必要かもしれません。

著者:松村 亜里さんとは?

ニューヨークライフバランス研究所代表
医学博士/臨床心理士/認定応用ポジティブ心理学プラクティショナー母子家庭で育ち、中卒で大検を取り、朝晩働いて貯金をして単身渡米。英語学校卒業後、NY市立大学に入学。首席で卒業後、コロンビア大学院修士過程(臨床心理学)、秋田大学大学院医学研究科博士課程(公衆衛生学)修了。

ニューヨーク市立大学、国際教養大学でカウンセリングと心理学講義を10年以上担当。2013年にニューヨークライフバランス研究所を設立しウェルビーイング研究やポジティブ心理学を広めている方だそうです。

ワークシートに取り組みながら読む本

この本、ただただ読んで「なるほど!」と納得のいく答えが書いてあって、自然と自己肯定感が上がる本、ではありません。

各章ごとにワークシートがあり、それにじっくり書き込む時間は必要です。
時間は掛かりますが、その自分と向き合う時間をつくることで、最終的に自己肯定感が上がるのです。

自己肯定感は、数日やそこらで上がるものではありません。
ただ、このワークシートに書き込みながら自分の内面を見つめる時間を持つことで、普段向き合ってこなかった自分を知るキッカケになります。

読むこと自体はすぐ終わりますが、ワークシートは何日も時間をかけて取り組むことをオススメします!

アサーティブなコミュニケーションDWSC法

最後に、この本に書いてあったコミュニケーション法。
教育現場にいるわたしも、現場でも夫との関係にでも使えそう!と思ったので、シェアします。

4つのステップでコミュニケーションを進める方法

  1. Describe(描写する)
    描写する→状況や相手の行動を「~ですね」と客観的な事実を描写する

  2. Express(表現する)
    表現する→「わたしは~と感じています」自分の主観的な気持ちを伝える

  3. Specofy(提案する)
    提案する→「~してはどうでしょうか」というように具体的な提案をする
    またはExplain(説明する)「~という理由だからです」というように気持ちや考えを説明する、Emphasize(共感する)「あなたが~なのはわかります」というように相手の気持ちや努力を認めるというコミュニケーションも使える

  4. Choose(選択肢)
    代案→「それがだめなら~はどうでしょうか」というように他の選択肢も提案する

例)日曜日子どもをほったらかして出かけてしまう夫に対して

①「毎週日曜日はジムに行っているよね」
②「わたしはせっかくあなたがいる日だから、子どもと遊んでほしいと思っているよ」
「普段仕事が忙しいから、体を動かしたい気持ち、わかるよ」
③「毎週ジムにしないで、子どもとの休日も作ってあげてくれない?」
④「どうしても毎週行きたいなら、早く切り上げて終わってから子どもと遊ぶのはどう?」

冷静にこのステップを踏んでコミュニケーションをすること、毎回は難しいと思いますが(感情的になってイラっとする出来事も多いですしね・・・)意識できる時だけでも、わたしもこの方法を試してみようと思いました。

ワークシートに実際に取り組み、
自己肯定感を上げたい方は↓↓

わたしは電子書籍で読みましたが、可能ならば紙の本で、実際に書き込みながら取り組む方が効果がありそうだと感じました◎

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