子宮頸がんワクチン、2回目接種で私にも副反応。それでも3回目を打ちたい理由【接種できる施設のリスト付】

子宮頸がんワクチン打ちました。今まで接種表明しなかった理由と大人のHPVワクチン」の続きです。あわせてどうぞ。


2018年5月に1回目を接種した9価の子宮頸がんワクチン。2回目は2018年の10月に接種しました。

理由はいろいろ思いつきますが、どれも言い訳です。子宮頸がんワクチンは、0、2、6か月の間隔で接種することになっています。

日本における子宮頸がんワクチンは、中1から高1の女子で定期接種となっています。しかし、中高生の平日は学校に部活に塾、土曜日だって学校行事や部活、友達や家族との約束で埋まっていることを考えると、実際には夏休みなどのまとまった休みの期間以外で2回も3回もワクチンを接種するのは至難の業です。

これだけ危ないという誤解が広がっているワクチンだったら、心配で接種につき添いたいという親御さんも多いでしょう。とはいえ、そのつど仕事を休むのも大変です。

打った方がいいのか悪いのかもよく分からないワクチンなら、打たずにいるのも無理はありません。

私のように決められたスケジュールで接種をしそびれた人はどうすればいいのか、また1本だけ打ったけれど子宮頸がんワクチンは危ないというニュースを見て2本目は打たなかったけれどどうすればいいのかといったことについては、「子宮頸がんワクチンの3回接種は本当に必要?あなたに必要な接種スケジュールを考える」をご覧ください。

私が2本目の子宮頸がんワクチンを接種したのは、仕事の関係で訪れたドイツのある街の検疫所。検疫所長のドクターに、日本では9価ワクチンが未認可である事情を説明し、2本目を打ちそびれているという話をしたところ、「すぐに接種しましょう」という運びになりました。

ドイツのワクチン接種のシステムは日本とは異なります。クリニックに置いていないワクチンであっても、接種の予約を取り、処方箋を発行してもらったら、近所の調剤薬局でワクチンを自分で購入して持参すれば接種してもらえるのです。

薬局ではワクチンは冷蔵庫のなかで適温で保管されています。しかし、常温に置いておくと1日2日でダメになってしまうので、接種の直前に入手します。

ワクチンを薬局で買うというのは初めての経験です。検疫所にはHPVワクチンの在庫がないというので、処方箋を手にさっそく「町のどの薬局でも手に入る」というワクチンを探しに行くことになりました。

ところが、1軒目の薬局では「ワクチンは一切取り扱っていない」と言われました。思いもかけないことでしたが、この薬局は、ホメオパシーの薬局だったからです。

ホメオパシーは1796年にドイツ人の医師ハーネマンが始めた自然療法です。鉱物や薬草を原成分が一分子も検出できないほど希釈した砂糖球「レメディ」を医薬品の代わりに用いる、世界に広く普及している代替医療で、ワクチンをはじめとする標準医療を否定しています。

日本でもワクチンを含む医薬品の使用を否定し、手をかざすことで病気が治ると信じる宗教団体から、麻疹の流行が始まっています。2018年末にこの教団が自施設内で行った研修に参加した人の大多数が、ワクチンを接種していませんでした。

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子宮頸がんワクチン、2回目接種で私にも副反応。それでも3回目を打ちたい理由【接種できる施設のリスト付】

村中璃子 Riko Muranaka

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