サイエンス誌も速報した子宮頸がんワクチン薬害マウス実験「論文撤回」。日本メディアも報道を

私もnoteで速報した子宮頸がんワクチンのマウス論文実験撤回について「サイエンス」誌も報じています。

「子宮頸がんワクチンによる神経障害を主張する論文撤回」

論文の筆者は、子宮頸がんワクチン接種後に起きている症状に名前までつけて薬害を主張する西岡久寿樹氏や、元日本小児科学会会長で横浜市立大学教授退官直前から反ワクチン運動家に転じた横田俊平氏など。私に研究不正を指摘され、名誉棄損訴訟を起こしている池田修一元教授らのマウス実験とは仲間ですがまた別のグループです。

「サイエンス」誌が今回撤回された論文に目をつけたのは、私が2016年12月6日に外国人記者クラブで行った池田修一元教授からの裁判に関する会見がきっかけです。

この時、「月刊日本」という雑誌の記者が壇上にいる私ににじり寄って今回撤回されたこの論文を叩きつけ、「この論文を知らないのか?ここに薬害のエビデンスがあるのになぜ無視するのか?」と質問し、会場は騒然となりましたした。

私は「この論文は科学的なエビデンスとは言えないと考えています。私が知るだけでも海外の研究グループが3つも撤回要求を出しています」と答えています。

会見の後、インターネット中継で上海で私の会見を聞いていたScience誌のDennis Normile記者から国際電話がかかってきて、インタビューを受けました。

Normile記者は当時からこの論文に批判が集まっていることについて書き、私のジョン・マドックス賞受賞についても書いています。

「がんワクチンの薬害を訴える論文に批判殺到」 2016年12月21日

「Q&A:日本人医師、反ワクチン運動家と戦い受賞」2017年11月30日

「ネイチャー」誌が私の子宮頸がんワクチン問題に関する言論活動を評して賞を与え、「サイエンス」誌が日本の子宮頸がんワクチン問題について継続して書いていることについて、日本のメディアはどう考えるのでしょうか。

大手メディアの記者は、市民目線と弱者に寄り添うことを金科玉条としています。個人で言論活動を行うのとは違って安全ですが、抗議を敬遠する上層部からサラリーマンとしてのわきまえを求められるため、方向転換しづらいのは分かります。

しかし、多くの人の命にかかわること。方向転換のチャンスには沈黙で応えるのではなく、ひとつずつ使っていきませんか。

このような報道姿勢は、ワクチン接種後に症状を訴えている子どもたちにも、ワクチンを打たずにいる子どもたちにも寄り添っていることにはなりません。ワクチンの薬害を訴えて利を得る大人たちに寄り添っているだけです。

外国人記者クラブでの会見に関しては大変な思い出もあります。

Science誌からの取材のため会場に1人残った私をエレベータホールで待ち受けていたのは「月刊日本」と市民団体でした。取り囲まれ、意味不明な質問やコメントを浴びせられました。会見の直後、ワクチン被害を訴える団体が厚労省で私の会見を否定する緊急記者会見を開き、非常勤講師を勤める京都大学に「見識を疑う」などと抗議する電話を多数入れています。

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村中璃子 Riko Muranaka

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