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27歳でがん宣告を受けて。

悪性リンパ腫。
正式名称はリンパ芽球性リンパ腫というがんで、
白血病に近いものらしい。
27歳でまさか自分が発症するなんて、何かの間違いでは?これが最初に浮かんできた感想だった。


確かに、自分の人生は上手くいきすぎていた。
仕事の出世も結婚も、友人関係も、周りの人に恵まれ過ぎていたと言っても過言じゃない。
それぐらい自分の人生は運が良いの連続だったと思う。
いつか下り坂が来るとは思っていたけど、でもまさかこんなに急降下するとは思ってもいなかった。


でも不思議なことに、あまり絶望していない。
というかほとんどしていない。
これから待ち受けている抗がん剤治療がどれだけ辛いのか、経験したことがないというのも理由の1つかもしれないが。


冷静になって思うのは、このがんになったのが嫁さんでも両親でもなくて、自分でよかったなということ。
もし大好きな嫁さんがそうなっていたら…
考えるだけでゾッとする。


でもなったのは自分だから、じゃあ後は治して帰ってくるだけで解決できるじゃないか、という結論に至った。
不安も0じゃないし死の恐怖も当然あるけれど、怖がっていても病気は治らないしがん細胞は減ってくれない。



それなら自分にできることは、
たくさんご飯を食べてたくさんトイレに行って、
嫁さんや友達と電話してたくさん笑って、
感染症にかからないよう気を付けながら過ごす。
これが、がんを治すための最善で最良の方法なんだと思う。


でもちゃっかりだけど、やれることはやったから1回だけ癌封じのお寺にお参りに行った。笑
人間、なんだかんだで神頼みはしてしまうものらしい。
入院前、ここまでやれることをやったから後は治るのを待つのみ。



頼む神様!そして保ってくれ俺の身体!!
27歳で結婚してて家も買ってて、がんも治しちゃった盛り沢山な人間になってやるぞ〜!!

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