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【回想記】3クール目

【病名詳細】
病名:悪性リンパ腫(T細胞リンパ芽球性リンパ腫
≒急性リンパ性白血病)
治療方法:抗がん剤(Hyper-CVAD/MTX・AraC療法)
→8クールを予定。1,3,5,7クールと2,4,6,8クールで
異なる抗がん剤を投与。

【3クール目】
・入院期間:2023年7月9日〜7月28日
・退院期間:2023年7月28日〜7月31日


【使用薬剤】奇数クールと同じ薬剤
・デキサート
・オンコビン
・ドキソルビシン
・ウロミテキサン
・エンドキサン

【追加処置】
髄注(脳への転移を防ぐために)
→髄注後、体調不良により嘔吐。ステロイドが切れたタイミングと重なったことが原因か、離脱症状で頭が本気で狂うかと思った。


【副作用】
・重度の離脱症状
・吐き気
・浮腫み
・精神の不安定(これが特に酷かった)
・貧血、ふらつき


特にこの時は精神の不安定が顕著だった。周囲からの孤独感、テレビやゲームなどの娯楽が娯楽だと感じられなくなること、それなのに時間は有り余るほどあること、色々な要素が絡まって辛さが増していた。でも辛いと誰かに正直に言えなかったことが余計辛かったのかもしれない。



普段泣くことなんてほとんどないけど、この時ばかりは両親に電話して「辛い」の一言を告白するだけで泣いてしまった。信頼してる看護師さん1人にも話をして泣いてしまった。泣きたくなくても涙がぼろぼろ溢れてくる。




友達からは辛い時いつでも連絡してねと言われたけど、連絡すると涙が出てしまうから余計連絡できなかった。だって、相手がいきなり泣き出したら困るじゃん。人に上手に頼る方法が分からない。自分のこの性格だけはずっと変わらなくて、厄介な存在だなと思う。



3クール目の記事はこちらから。この記事は病気のことを頭からシャットダウンできたからこそ書けたものだと思う。前向きなのは本当。記憶に蓋をしているだけ。

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