敢えて床暖房の欠点を上げてみる

テレワークでもTeamsやWebex等の会議は普通に参加できてしまいます。会社にいてもやることは同じなので、便利な世の中になったのは間違いないですね。

さて、……

わが家の1階には床暖房がある。基本的に床暖房は、ファンヒーターや石油ストーブ(FF式を除く)と異なり換気の必要がない。また床下から温めるため、暖気が部屋の上方に偏って部屋の下部が寒いという不具合も生じない。

こういった点は、他の暖房機器より優位だと考えられる点である。

また、特にストーブの場合は放射熱があるため、直接その熱気が当たるところは温まり過ぎがちである。例えばそこに座っていると、顔が火照ってしまうという欠点がある。

またエアコンの暖房運転の場合は、風が当たると温かいけどどうしても部屋の底部が冷たいまま。更に、空気が乾燥して肌のカサつきを招くことがある。

これらの不具合は床暖房にはない。しかも、ガスの場合は「床暖プラン」を選べば、思ったほどランニングコストが高くならずに済むメリットがある。これは持ってみて良かったと思っている点である。

ただ、これに対して欠点だと思っていることもある。今回はそれをお伝えしたいと思っている。

まず、床にできるだけモノを置かないようにしなければならない。

これは意外と難しい。どうしても部屋に家具は置くからだ。もちろん、部屋の壁ギリギリまで床暖房が張り巡らされているわけではない。壁際に家具を寄せることで、ある程度この制約をクリアできる。

でも、その部屋で寝るとなると対応が難しい。ベッドは幅広で床暖房の熱源を回避しきれない。ベッドを床に直置きしてしまうと、その部分の床暖房の暖気が上がって来ないことになる。せっかくの床暖房の効果を生かし切れない。

下の空間を開けるタイプのベッドもあるが、そうするとかなりの荷重が狭い範囲にかかることになる。これで何か別の不具合が起こることを懸念してしまう。

もう一つ私が欠点だと思っているのは、まさに床暖房が無風である性質に起因する。隣の部屋の床暖房による暖気は、ドアを開けていても基本的に入ってこない。

これを何とかするには扇風機やサーキュレーターが必要になる。でもそれを実行するとなると、いかにも無粋である。

そんなこともあって、人気の床暖房も万能ではないなあと感じている。

お読み頂き、ありがとうございました。


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