見出し画像

お伝えし忘れていた、他人の生命に関わること

今日は基本的に曇り空。でも湿度が高くちょっと動くだけで汗をかきます。それでも、雨粒が落ちずに洗濯ができるだけで儲けものだと考えるべきなのでしょうね。

さて、……。

タイトルが大袈裟かも知れない。でも大袈裟ではあるが、間違ってもいない。

唐突だけど、あなたは骨髄バンクをご存知だろうか。これは「白血病をはじめとする血液疾患のため「骨髄移植」などが必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業」である。

大上段に構えたけど、私も献血をした時に「こういうものもありますよ」的な案内チラシをもらったのが骨髄バンクを知ったきっかけ。その場の雰囲気もあって軽い気持ちでドナー登録を申し出たのが、もう15年くらい前になるだろうか。

ドナーは提供者のこと。ドネーションと名詞にすると寄付の意味になる。骨髄が適合しないと移植できず、この「ドナーが見つかる確率は他人の場合数百~数万分の1」とのこと。簡単には見つからない。

だから母数を増やすことで適合者が出る確率を上げねばならない。「移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、一人でも多くの方のドナー登録が必要」というニーズに応えることが求められている。

そして「骨髄・末梢血幹細胞を提供できる年齢は20歳以上、55歳以下で「コーディネートの対象とならなかった方は、満55歳の誕生日で登録取り消し」される。

私は、数年前にこの年齢条件に引っかかった。骨髄バンクから誕生日の頃に「登録を取り消します」とのハガキが送付されてきたのである。もし適合者がいたらと思いつつ日を過ごしてきたが、結局お役に立てなかった。やはり残念に思った。

実は、その頃すでに投薬の関係で献血もできなくなっていた。それに加えてこのハガキを受領したことで、改めて老いを感じた。時の流れが不可逆なのは分かっているのだけど、何とも言えない寂寥感を味わった。

そんなわけで、もしこの記事を読んで興味を持たれたなら、ドナー登録を考えて頂けないだろうか。ドナーとなれば、人の命を救うことにつながるので、よろしくお願いしたい。意志(≠遺志)を継いで頂ければ幸い。

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。