恋に落ちにくい、恋がわかりにくい

先日読んだ、noteで知り合った友人のきらさんが初めて書いた有料記事の余韻が未だにずっと心に残っていて、
なんだか自分も久々に記事を書いてみたくなりました。
(先日と書いてますが下書きのままずっと眠らせていたので結構前の話です)

きらさんが恋について書かれていたからというのもあるんですが、前からずっとセクシャリティやジェンダーについて書こうと思っていたので今回はそのカテゴリーの一つを紹介したいと思います。
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セクシャリティ系の言葉に、

『デミセクシャル』

って言葉がある。あまり日本では使われてるの見かけないですが、ホモセクシャル、バイセクシャル、アセクシャルと同じように恋愛対象がどういう方向に向くか(あるいは向かないか)をカテゴライズする言葉です。

タイトルにした「恋に落ちにくい、恋がわかりにくい」っていう状態って、デミセクシャルの人が成長する中でそう感じて、葛藤しやすい状態なのかなって個人的に思う。(自分自身デミセクシャルだと思ってるし、自分はずっと恋愛という謎に頭を悩ませ続けてきたから)

一目惚れって理解できない。

恋人と別れてはすぐ新しい恋人を作る人も理解できない。

自分のことをよく知らないのに恋愛対象に見てくる人間を信用できない。

もしかしたらここまででは無い人も多いかもしれないけど、似たような葛藤を抱えている人は案外多いのかもしれない。((多いと言ってもマジョリティという意味ではなく(明らかにマイノリティである)ネット社会で以前より同じように感じている人を見つけやすいという意味で))

デミセクシャルは、簡単に言うと人間関係を築いて相手と人格的な関わりを持たない限り恋に落ちることのない人たちのことだ。

もしかしたらリアルの生活ではデミセクシャルだけど、2次元や芸能人にはガチ恋してるという人もいるのかもしれないけど、自分はそういうことも完全にないのでそれさえも理解できないことが多い。
芸能人も2次元キャラも個人的に話ができないし、相手を知ることはできても自分を知ってもらうことはできないから。

ここで、自分の中で一貫してると感じるのは「自分を知ってもらった上で好いてもらっている」のが重要だと感じているということだ。

いくら芸能人がファンに向けて優しい言葉をかけていたとしてもそれは自分には関係のないことだし、2次元のキャラがどれだけ自分にとって魅力的な性格だろうがその一切が自分に向けられたものではないから興味がないのだと思う。

一応補足すると、好きなアニメのキャラも好きな作品中に一人ずつくらいはいるし、好きには好きなのだがそういう好きじゃない。うまく説明できる気がしないけれど、キャラという人格に対してある程度の憧れや尊敬を抱くことはある。
芸能人も同じで、考え方に深く共感して尊敬することもあるがその人を偶像化することはまずない。

ここまで書いていてなんだか自分は冷たい人間なのではないかとも思えて来る。

ただ、これを読んだ人がデミセクシャルじゃなかったら「そういうひともいるのだな」ともし一つの情報として受け取ってくれたらいいし、デミセクシャルの人だったら共感できる何かを提供できていたらいいかなと思いました。
突然感想文みたいになってしまった

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