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わたしにとっての身支度とは

「心を整える」ことである。

サッカー選手の長谷部さんの著書に、こんなことが書いてあった。

『心は鍛えるものではなく、整えるものだ。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てるわけがない。』

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

ビジネスマンも、アスリートのようなものだ。

いろんなタイプの人と組んでかけまわっているし、
とつぜん謎のボールが不意打ちのように飛んでくることもある。

長谷部さんの「すごすぎる」ルーティーンは記憶している。
読んだのはかなり昔だけれども。

・心を整える時間:一日30分振り返りの時間をとっている
・心を整える音楽:ミスチルの終わりなき旅を必ず聴く

わたしも、月とスッポンではあるが、
朝のルーティーンにこの二つを取り入れている。

具体的には、①日記、②瞑想、③音楽である。
(軽い気持ちで書き出したら3,000文字になってしまった、、笑)

なお、ルーティーンの細かい時間割はこちら。

以下、それぞれの詳細について書いてみる。

①日記

5:25から5:30は日記タイムである。
iPadにアップルペンで手書きをしている。

SNSでつぶやく、noteを書く、を毎日やっていたこともあったが、手書きが一番感覚的にできることと、人に見せることを意識しないほうが書きやすいこともあるので、いまはこうしている。

日記に毎日書くテーマは決まっている。

まず、その日の体重・体温・気温・湿度を書く。
(5:24に体重と体温をはかっている)

次に、年・月日・時間を書く。
(体重と体温をわすれないうちに書くからこの順番にしている)

そして、「おはようございます!」から書き出す。

テーマは3つだ。

一つめは、「今日の体調は?」

その日のコンディションを自覚することからはじめている。昨晩の寝た時間、入浴・ストレッチにかけた時間、食事した時間。睡眠までの自己管理とのPDCAをまわすための振り返りだ。体温が高かったり、だるかったりする日もある。そこにはなんらかの原因と思われるものがだいたいある。その日の夜から、改善するための習慣づけだ。

二つめは、「今の気持ちは?」

これは、人に見せられないような、すなおな気持ちの吐き出しだ。だれにも見せなくていいから、とにかく思ってることを書く。さすがにあの人のあれはがっかりしたな、とか、今朝のお天気お姉さんかわいいな、とか、ブルーボトルの羊羹おいしかったな、とか、その瞬間にこころにわきあがってるものを脚色せずに出す。人に見せる見せないは自分の選択だし、配慮も必要だが、自分の気持ちにはうそ偽りをせず、素直になるための習慣づけだ。

三つめは、「今日の不安は?」

わたしは毎日、プレッシャーのある仕事をしている(と思っている)。それは、やりがいと責任感とセットだと思っている。そうした仕事を好んで自ら取りに行っている。だから、あたりまえのように日々、リスクや課題がある。それをこなす自信も蓄えてきたが、不安がないはずはない。その不安を、文字で可視化する。メタ認知する。何を自分が恐れているのか。書いてしまえば、たかが文字になる。失敗したところでその程度だし、なんとかなりそうに思える。自分の力で前に踏み出す、勇気を持つための習慣づけだ。

日記の最後は、前向きな気持ちでクロージングする。
今日は「Have a nice day!! りく」と書いていた。

②瞑想

5:30から5:35は瞑想タイムである。まだまだ初心的なスタイルだと思う。

まず、朝陽を浴びるために南向きの窓に向かって座禅を組む。
窓際のベンジャミン・ゴールドプリンセス(インドアグリーン)の葉の輪郭が光で浮かび上がってうつくしいなと思う。

脚を組んだら、アップルウォッチで深呼吸のボタンを押す。時計が深呼吸のリズムをつくってくれるので、それに合わせて息を吸って、吐いていく。

時計がリズムをつくってくれる1分間は深呼吸をすることに集中する。その後、自分のリズムで、自然体で深呼吸をつづけていく。

メタ認知のモードに切り替えていく。

まずは、自分の部屋に監視カメラがあるイメージで、そこから部屋を俯瞰していく。自分の様子を客観的にイメージする。彼が今日一日をこれからどう過ごすか、映画の早送りのようにコマをおくっていく。トライアンドエラーで動揺することも、ショッキングなシーンもあるだろう。そんな想像をしておく。

次に、カメラをドローンの視点に切り替えていく。マンションの7階で座禅を組む彼の姿を、建物の外から覗くような位置から捉えてみる。さらに大きく浮上し、新宿・渋谷を空から眺めてみる。日本全体、地球全体を見てみる。海の向こうの話も、同じ星で起きている。いまここは、ちっぽけで、ぜんたいの一部であることが見えてくる。わたしの生活は、ささいだが、ささやかな活動であると見えてくる。人生は、それだけのことであると思う。

たぶん、今日なにが起きても、たいしたことないと思って、脚を崩す。これをだいたい3~4分で済ませる。

次に、祈りのために、脚を正座に組み替える。

こころを落ち着かせ、いつも明治神宮に参拝しにいくときと同じことをやる。(週末はかならず明治神宮に行って同じことをしている)

二礼二拍手一礼。

太陽に向かって深く礼を2回する。
胸の高さで手を合わせる。肩幅程度に両手を開き、2回打つ。
手をきちんと合わせ、心を込めて祈る。

「らしく生きて、変えていく」(パーパス)
「わたしらしさと、生きていく」「あなたらしさと、コラボする」「おもいついたら、やってみる」(バリュー)
「WE CAN CHANGE」(ビジョン)
「人と組織に変化を与え、誰もがらしく生きられる社会をつくる」(ミッション)

わたしのパーパスとMVV

深いお辞儀をする。

この一連の所作を1分ほどで行う。

正座を崩して右足から立ち上がり、次のルーティーンへ移る。

③音楽

B'zの歌詞が好きである。
稲葉さんは数学の教師もされていたから、きっと理系脳なのだろうと勝手に思っている。力強くも優しい世界観が好きである。10代のときから、いつも心の応援ソングである。

朝のシャワーを浴びながら、プレイリストで3曲流している。

1.きみとなら(第二人称視点)

まずは身近な人への感謝から思い起こす。しごとにしろ生活にしろ自分一人では成り立たない。ともに生きるひとは、ソウルメイトである。のたうち回りながら生きていく。

2.Wonderful Opportunity(第一人称視点)

すべてをポジティブに受け入れる。
イヤな問題、大損害、避けて通る人生なら論外。ツラい思いしないのはダサい。トラブルは素晴らしいチャンス。すべて至言。

3.愛のバクダン(第三人称視点)

世界は嫉妬でできていると思う。悲しみのスパイラルは大小問わない。だから、リード・ザ・セルフの先にあるのは、できるかぎり社会に愛をばらまくことが使命だと思う。




以上、だんだんルーティーンが人に引かれるようになってきましたが、まだまだブラッシュアップしていきたいと思います。

以上、わたしにとっての、心を整えるための身支度でした。

Have a nice day!!

りく

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