大事な物を2023に置いていきそうな気がしながら蕎を啜った。
うとうとしながら年末RIZINを鑑賞して、平本蓮の試合を見た。
家族が今年は～みたいな会話をしているのに、頭は白く透明なまま、学校の先生に怒られてるときに左から右に言葉を流していくように、2023の残りを削った。

2023は全てがぼやけたまま。彩度が少しだけ落ちた夢の世界。皆に置いてけぼりにされてひとりぼっちにさせられたような。だから、忘れないように記しとく。

大事にしていた思い出に霧がかかりました
会いたい人に会えなくなりました　朝も太陽も苦手になりました
借金をしました　髪が伸びました
社会に倫理をかき乱されました　自分を隠すことが増えました
大切だと思ってた人は消えたし　離れるなんてしたくなかった
貴方がそこに行くなら僕も連れていって欲しかった
いつの日か見に行ったあの海の匂いと防波堤と夕日
どこにいったのでしょうか。

残念ながら僕は神様でも魔法使いでもなくて君だけの物にもなれない。君にもなれない。僕のものにもならない。
心がすり切ってるから愛しきることも出来ない。
ごめんなさい。傲慢でごめんなさい。本当にごめんなさい。
何が正解だなんて分からないし、この先もずっとなんてわかるはずもないのに。君が隣にいて欲しいっていうことは分かるの。でも、もう失いたくないの。
なのに失うことに少し慣れてしまった2023。墜ちて墜ちて墜ちた2023。
泥に泥を重ねて息が出来なくて苦しんだ2023。

でも後ろは見飽きたんだよ。

そういや天国であいつは元気にやってっかな。
まだ僕はこの世界でやることがあるから絶望を引き連れながら息しているよ。君のような真っ白で透明な青い心だけは忘れない。忘れないように君の絶望も2024に引き連れていっから。忘れない。

2024何を変えますか、何を達成しますか。どう生きますか。どう死にますか。皆いろいろあると思うけど、2024スタートは皆同じなんだよ。
愛すべき人を愛したり、神社に行って平和を祈ったりして。

また始まるんだよ。また始めればいい。

僕の2024の目標は今この文章を見てる人たちと一人一人と交わるように世界を構築していきたいの。僕は歯ブラシになって、皆んなに毎日毎日磨いて貰うくらい密接な。

2024もっと気持ちよくなるために僕は僕が出来る準備をしつつあります。
こんな僕でも待ってくれている人がいると言うことを忘れずに僕ができる努力はしようと思っています。
この文章に触れてくれている人たちは‘’大丈夫’’だと行ってあげれるようなそんな居場所を作ってあげたい。
僕みたいに全てがゴミになる前に君が君として輝けるような。

また新たな君を始めよう。君のエゴでも、独りよがりでも構わない。
君のよーい、はじめが合図だよ。
スタートラインは一緒だよ。

今世界の人口は80億人いるんだって。
それなら80億通りのよーい、はじめがあるんだね。皆んながせーので変化を初めていくの。80億通りの人間の変化があると思うと僕はこの世界を少しだけ愛おしく思える気がするよ。
君の宝物は君自身で守るんだよ、大切にしまっておくんだよ。忘れないように。無くさないように。
苦しいけど、痛いけど、死にたいけど、今、生きてんだよ。呼吸に依存してる僕らだからどうか君の感情の光が絶えませんようにと願ってるから。

皆頑張ってっから。大丈夫。今の皆んなが感じてる少し優しく光った感情を大切にして欲しい。僕は君の隣にいてあげられるような、君の気持ちに寄り添えるような、そんな音楽作るよ。僕はぶっ壊れないと行けないし、お前達をぶっ壊さねえといけないの。ぶっ壊して初めてやるよ。
あああああ創ってやる創ってやる創ってやる。

2024は全てぶっ壊す。
終わりの始まりだよ。
始まりの終わりまで。