日下部 真冬

夢のまた夢のまた夢のまた夢の

日下部 真冬

夢のまた夢のまた夢のまた夢の

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80億通りのよーい、はじめ。

大事な物を2023に置いていきそうな気がしながら蕎を啜った。 うとうとしながら年末RIZINを鑑賞して、平本蓮の試合を見た。 家族が今年は~みたいな会話をしているのに、頭は白く透明なまま、学校の先生に怒られてるときに左から右に言葉を流していくように、2023の残りを削った。 2023は全てがぼやけたまま。彩度が少しだけ落ちた夢の世界。皆に置いてけぼりにされてひとりぼっちにさせられたような。だから、忘れないように記しとく。 大事にしていた思い出に霧がかかりました 会いたい人

    • 美術館ノ仕事ハ。

       朝の通勤電車は嫌い。 夜の満員電車は面白いけど、朝の満員電車の中に面白さを感じたことはない。 美術館の監視員のアルバイトをしている。 ロン毛の自分がスーツを着て社会人のフリをして揺られる京阪線は、仕事が出来そうな人が多くて、朝メイクしながら電車乗ってる人や朝から爆睡してる様なちょっとファニーな人間らしい人間はいない。 美術館に着くと点呼されるまで外で待たされる。この時間嫌いじゃない。 点呼されるまで待つ時間には決まって中之島の空を見上げる。 都会の喧噪が大きな風の音を

      • さよならピエロ。

        暖かいようで、そっけない。感じたことのあるような、無いような。少しだけ既視感を装って秋はやってきた。 空気の澄んだ輝くような朝が眩しくてうっとうしくなったのはいつからだろう。今年の夏は暑すぎたせいか紅葉になる前に駆け抜けたあの少女は今にも壊れそうなくらい脆くて、私はベッドの中で焦燥感を加速させる。 49kgを差した体重計、浅くなる呼吸、記憶を剥がすかのように聞こえる幻聴。織り姫と彦星が会える確率で目の焦点は合わさり、ベートーヴェン-月光ソナタ第3楽章を垂れ流しながら迫って

        • 大切な腫れ物

          日にち薬という物があるらしい。 不均衡で歪で痛くて痛くて痛くて痛い状態はある意味人間的衝動に駆られた反動のような物だったのかもしれない。 にゃあ。 色々頭の整理が付いてきて僕が主観で見れてる事ってほとんど無くて基本的に俺!俺!ってなってるから落ち着いた時に全体図を俯瞰してみてるんだよなあ。感情のエレベーターは乱高下する。そこで起きる感情に経験や知識やらあらゆる物が相関されて具現化されてる。 俺!俺!のターンは必要で僕の中で消化する必要がある。客観って難しいなあ。 やっぱ

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        80億通りのよーい、はじめ。

          友達を殺してまで

          秋風、君の熱は引いていた。 夏の気温にも似た37度の微熱が冷めていく事が怖かったんだ。触れる事ができなかった。 君は暗い夜道手首に穴をあけてそこから見えた星を眺めて「綺麗だね。」と笑うだろう。死にたいときは死なせてねそう言ってたね。だから死なせてあげたのかそうか。僕はホッとしたよ。 頭おかしんじゃねーのって?おかしいのはお前らだよ。 聞いてよ最近精神強姦がひどくてさっ 四方八方から視線が飛び交い少し発達を発動させれば笑われて。 気持ち悪がられ見せものに晒上げ。面白いよね!

          友達を殺してまで