桜井莉麻

拙著『神さまの隣』(電子書籍)刊行中です🙌✨ 詩や短歌、エッセイを発信しています☺️🌸…

桜井莉麻

拙著『神さまの隣』(電子書籍)刊行中です🙌✨ 詩や短歌、エッセイを発信しています☺️🌸 お問合せは、Xまで🍀 https://x.com/Rima_Sakurai_52?t=fgj4BmvVDCb0NddPrqkQjQ&s=09

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🌸桜井莉麻のプロフィール🍀

いつも応援してくださる皆様、支えてくださる皆様、見守ってくださる皆様、ありがとうございます☺️🎀 また、作品のイメージ画像として、素晴らしい絵画やお写真を提供してくださるクリエイターの方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます✊🏵️本当にありがとうございます✨皆様の素晴らしい作品のお力をお借りして、わたしのnoteが成り立っています🙇 わたしのプロフィールを書かせていただきます🌼 (内容は、随時更新予定ですので、何卒ご了承くださいm(_ _)m) 読んでくださると嬉しいで

    • 【短歌】夏始め

      夏始め 喉さすサイダー 泡のぼる 見惚れて思わず 遅刻しかけて サイダーの綺麗な泡に見惚れていたら、思いがけず時間が経ち、遅刻しかけた朝。

      • 【詩】花で包む

        花で包む 空を見る 曇りがちな空 不機嫌そうな空 最近にしては珍しくつついたら泣き出しそうな空 街を見渡す 湿った風が吹く 灰色の空気に包まれた街が 霞んで見える 夕方 わたしは抱えていた花束から 一輪の花を抜き取る 空が街が世界が元気になりますようにと 花びらを散らす 風が花びらを空まで運ぶ 高く高く飛んでゆけ どこまでもどこまでも飛んでゆけ 希望のカケラが世界に届くその日まで 世界の片隅で花びらを散らす 大地の恵みの力を借りて世界を花で包む

        • 【詩】素敵な夜の過ごし方

          素敵な夜の過ごし方 紫の夕暮れ時 彼女は日記をしたためる するするさらさら 鉛筆と紙の摩擦音が心地よい 闇に包まれた夜半 彼女はお気に入りの本を読む 一文字一語一文を丁寧になぞる 変わらず静かな部屋で彼女は本とともにいる 眠りにつく時 彼女はお休みなさいと心で唱える 大切にしたいすべての存在に向けて そうして物語の続きに没入する 人生という巨大な物語を丁寧に紡ぐ 四季折々 彼女のカケラ 振り向かずに進んでゆく

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        🌸桜井莉麻のプロフィール🍀

          【短歌】Tシャツの

          Tシャツの ぶどうジュースの 染みの跡 見るたび想う あの日のあなた Tシャツに残ったぶどうジュースの染みの跡を見るたび、あの日のあなたを思い出す。 日常の些細なことから、思い出が甦ることは、時々ありますよね。

          【短歌】Tシャツの

          【詩】救いがほしい

          救いがほしい パワーがないのです 生きるパワーがないのです わたしには今を生きるパワーがありません 終わりの見えないマラソンのような 出口の見えないトンネルのような 止むことを知らない豪雨のような わたしには分からないのです どうやって生きたらいいのか どうすればここから抜け出せるのか 分からないのです 分からないのです 皆がどうして平気な顔をして生きていられるのか 隣のクラスのあの子も 彼も彼女も道行く彼らも わたしには分からないのです 分からないのです

          【詩】救いがほしい

          【詩】耕す

          耕す 花が歌う 空に向かって 風が笑う わたしに向かって 土が笑う 足の裏から感じるエネルギー 夢の中でわたしは裸足で 温かな土を踏みしめ歩いていた 爪の間に入り込む土の粒 温もり 愛 スキップしたくなる陽気 世界が祝福されている いくつもに開かれた扉の向こう その先の行方は 進むとはそういうこと 自分で扉を探し 自分で扉を開き その道を歩む 先の景色は分からずとも 志を持ちましょう 恐れずに扉を探し続けよう いくつもに枝分かれしたその先で 終わりを迎えるその時に

          【詩】耕す

          【短歌】セーターの

          セーターの 胸にとまった 蝶の模様 この一幕で 今日も幸せ セーターの胸につけた蝶の形のブローチ。この些細なことが、私の1日を彩り、幸せにしてくれる。

          【短歌】セーターの

          【詩】こじらせ時代

          こじらせ時代 この世の人間は全員 誰だって一度はこじらせ少年少女だったはず 一生こじらせ続ける人も少なくないもの だからあなただけじゃない 一人きりだなんて思わないでね わたしがこじらせ少女だったとき 世界に味方は一人もいないと思っていた 何もかもがどうでもよくて 厭世的な思想を極めていた 本当に心を許せる友達もいなかったから この先もずっと一人だと決めつけていた 不思議だね 人生は不思議だね あの頃から10年以上経って 今は雲の上に浮かんだような幸せな生活で 不思議だ

          【詩】こじらせ時代

          【詩】束の間の神秘

          束の間の神秘 鈴の音のようにキレイな声で 彼女は歌う 愛の歌を 恋の歌を 祈りの歌を 誰に聞かせるためでもなく 彼女はのびのびと歌う 草原に寝転ぶ彼女の周りには 歌声に聞き入る虫たちが集う その平和な光景を壊したくなくて 僕はそっとその場を後にする うららかな春の草原で繰り広げられていた 小さくて大きな秘め事 彼女にしか成せない 世界の美しい部分を切り取った束の間の神秘

          【詩】束の間の神秘

          5月1日掲載の短歌に、スキをたくさんいただきました☺️🌈読んでくださる皆様のお陰です🥰✨あなたのお陰です😌🌼いつも応援ありがとうございます🌞💐 こちらの短歌です🌺🎶 https://note.com/rima_sakurai_52/n/n974705d1a720

          5月1日掲載の短歌に、スキをたくさんいただきました☺️🌈読んでくださる皆様のお陰です🥰✨あなたのお陰です😌🌼いつも応援ありがとうございます🌞💐 こちらの短歌です🌺🎶 https://note.com/rima_sakurai_52/n/n974705d1a720

          【短歌】一回り

          一回り スプーンでなぞる ミルクティー 浮かぶ模様は わたしの内側 スプーンでミルクティーをなぞった時にできた、複雑な模様は、私の内面を表しているように感じた。

          【短歌】一回り

          【詩】庭

          庭 光射す庭の中 花が咲き乱れる色鮮やかな庭の中 響き渡る楽し気な笑い声 見渡しても誰もいない ここはどこ? わたしは誰? 光射す庭の中 歩くだけで身体に力がみなぎる 足元の草花は歩く度に咲き誇り そしてあっという間に枯れてゆく ここはどこ? わたしは誰? 幼い声が空から降ってくる わたしの耳に届いた言葉 なるほど わたしは今いる場所を知った ずっとここにいられることも ここは誰も知らない秘密の場所 わたしはわたし以外の誰でもない 歩みを進める 草花の生命が巡り続ける

          【詩】庭

          【詩】電車旅

          電車旅 ゆらゆらゆらゆら 電車に揺れる ゆらゆらゆらゆら ここは夢の中 ゆらゆらゆらゆら 未来行きの列車 楽しい楽しい電車旅 ゆらゆらゆらゆら あの子の夢を見た ゆらゆらゆらゆら 東京駅で待合せ ゆらゆらゆらゆら 降り損ねて引き返す 過去に引き返す切ない電車旅 窓から見えるいろいろな風景 窓から入り込む爽やかな皐月風 ゆらゆらゆらゆら 目的地に向かう 楽しい楽しい電車旅

          【詩】電車旅

          【短歌】夕げ時

          夕げ時 縁側で涼む 浴衣の娘(こ) 紫陽花模様の 尊い一幕 夕飯の時間帯に、紫陽花模様の浴衣を着て、縁側で涼む娘。目に焼き付けておきたい、尊い光景だ。

          【短歌】夕げ時

          【詩】星々の愛

          星々の愛 今夜もささやかに星々が地上を照らす 僅かな光 届けるのに必要なのは何光年 人に愛を与える星々 もし急に夜空の星明かりが一斉に消えたなら 人々は文句ばかり言うのだろう 今まで受けた恩など忘れて 些細なことで亀裂が入る関係 恩知らずな人間の傲慢さ なぜもっと感謝の心を大切にしないのだろう そんなことすら考えないのだろうか わたしも傲慢 あなたのことは分からない でも人間である以上 あなたも傲慢かもしれないね 夜空を見上げ星々を数える 星明かりをいただいている恩

          【詩】星々の愛