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孫氏の兵法を守ったアメリカ、守らなかった日本

こんにちは、国武凜(くにたけりん)です!
ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)のオーナーをしたり、武田塾布施校で主任講師をしたり、近畿大学生をしたりしておりまーす!

今回は「孫氏の兵法を守ったアメリカ、守らなかった日本」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いしまーす!


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戦を避けよ

では本題です。
僕は習慣にしていることがいくつもあるのですが、そのひとつに

「ビジネス書を読む」

があります。
シンプルに大好きだから毎日読んでいるだけなのですが、その中でも先日「孫氏の兵法」を初めて読んでみました。

「孫氏の兵法」とは、約2500年前「呉」という国の第六代目の王である「闔閭(こうりょ)」に支えた「孫武」という天才が、戦に勝つためにはどうしたらいいかという戦略をおりゃーーーっとまとめた書物の名前です。

もっと具体的にいうと、
「どうしたら戦に勝てるか」
ではなく、
「どうしたら戦に負けないか」
が書かれている本です。

その中で一貫して言われているのは、「戦に連勝する奴は、戦をしないよ」ということ。本当に避けられない場合、そして絶対に勝てるとわかった時のみ、予測を実現するために戦をして勝つというのが戦上手な人間だと、天才・孫武は言っています。

「孫氏の兵法」は「論語と算盤」みたいに、日本人特有の精神主義・楽天主義がブワーーーっと書かれている本ではなく、合理主義・官僚主義を基にかなり実践的な戦略が詰め込まれているため、今でも世界各国で読まれています。有名どころでいうとソフトバンクの孫さん、ビルゲイツ、フランスのナポレオン、最強の武将と言われる武田信玄などです

現代において「戦(いくさ)」「戦争」は身近なものではありませんが、「戦い」は常日頃から行なっていますよね。例えばストレスとの戦いや、嫌いな上司との戦い、交渉相手との戦い、自分との戦いなど。
その時に「孫氏の兵法」が役立つわけですが、今回は「IT戦争」という戦いに当てはめて、なぜ日本はITで先頭をきれなかったのか説明します!!

IT戦争×孫氏の兵法

とにかく敵を作らない
これが孫氏の兵法の鉄則です。
なぜ、日本でGoogleやAirbnbやウーバーが生まれなかったのか。
なぜ日本で最先端のPCやスマホが生まれなかったのか。

理由はシンプルで、「敵を作った」からです。

1995年に米マイクロソフトが発売したOS「Windows 95」は世界中で売れ、インターネット時代の幕開けを告げる出来事となりました。
それに続き日本でもたくさんの企業がパソコンを販売しましたが、世界には勝てませんでした。なぜなら、他の企業が出したハードウェアと接続できなかったためです。
日本企業は、自分たちが市場をかっさらうためにはどうしたらいいかを考えた時に、ハードウェア経済圏を自分たちだけで形成しようと考えました。
「他の企業のデジタル機器と接続することはできないので、このパソコンを買ったら他の機器もうちで買ってくださいね?じゃないとかなり不便ですよ?」
ということを日本企業は徹底してきた。

一方で、アメリカのIT企業は「全ての製品はエコシステム(収益構造)の一部である」という考えのもと、敵を作らないという方向に舵を切りました。自分たちでハードウェアを出すも、業界で規格を合わせて他の企業のデジタル機器と接続することを可能にし、全員で協力して「アメリカ」という国として勝とうとしました。

日本vsアメリカ、結果は言うまでもないですね。

孫氏の兵法は現代でもかなり応用できます。自分たちの戦いにたくさんのヒントをくれます。
ビジネスにおいては、ライバル企業と戦うよりも協力した方がいいのかもしれません。企業として独占するよりも、国として市場を独占しにいく方が、結果的に企業として勝てるということを、IT戦争から学べますな

最後に…

とはいえ、歴史的に考えても協力するのが苦手な日本人。集団としての目的が曖昧で、情報の伝達も下手で、精神主義と楽天主義で行動するリーダーに溢れた日本。
IT戦争から学ぶ教訓を徹底できるのか、なかなか難しそうですな…

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