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彼のやさしさに触れて


今年は楽しいGWになるはずだった。
仕事を退職してから初めての大型連休。彼と毎日一緒に過ごせることに心を躍らせていた。

後半からまさかのダウン。

熱が徐々に上がって頭痛がして久しぶりに食事がのどを通らなかった。おまけに1週間ぐらいお腹も下してて、いわゆる体調不良になった。

前半には彼の実家に帰省したり、私の両親や兄弟家族と食事をしたりショッピングに出かけたり楽しい予定がたくさんで、この楽しいわくわくした気持ちを持ったままGWを過ごせると信じて疑わなかった。

異変が起きたのは丁度折り返し地点の日。
めったに体調を崩すことのない彼が風邪をひき頭痛と発熱でダウンしたのだ。一応昨今の流行りのウィルスのこともある。
互いにマスクをして極力距離を保って生活をしてみた。
だけど最終日前夜、とうとう私はダウンした。

体調を崩すなんて記憶にある限り年末以来。あぁこの感じこの感じ。頭が痛くなってきて体がのっそり重たく感じられて、手を洗う水がとても冷たくて痛く感じて。これが私の発熱の兆候だったりする。
変なものを食べたつもりなんてないのに、お腹も下していたからトイレとベッドの往復をして回復を待った。

彼は連休最後の日に二人でしたいことを、楽しそうに話してくれていたのに、なにも叶えられないどころか、私の看病で一日を終えることになってしまった。
私の食べられそうなものを考えて作り、汗をかいた洋服を着替えられるか
尋ねてくれたり、こまめな水分補給も促してくれた。
体をさすったり頭を優しくなでたり。そう、彼はこういう人なのだ。

優しさに甘えるのはいいこと。
だけれど、その優しさを受け取れることを当たり前だと思わないでいたい。つらい時、弱っている時にはうんと甘えて、自分が自分らしくいられるようになってきたら、その優しさをお返しできるようにしたい。そう思った。

これは、彼とのことに留まらず、生活していくうえで大切なことだと感じた。

自分のお世話ができるのは自分だけ。
いろんな人がいるけれど、自分という、わがままで面白くてどうしようもないようなへんてこな生き物をお世話できるのは自分だけなんだ、ということを忘れずに。
たくさん甘やかして、自分が上機嫌になれる術をいくつか持っておくことも必要。

つらくなる前に、自分に栄養補給をして、さらにお気に入りのリッチなパックやボディスクラブを使ったりして装備する。
人に会う予定なんてなくても髪を巻いて部屋に掃除機をかけてシーツを洗う。(干すのはめんどうだから今日は乾燥機)部屋の窓をあけて風を通したら、これで大抵のことにはびくともしない自分の完成。

自分の住処が居心地のいい場所になるって最高!
これからも自分のご機嫌を上手にとっていこうと思う。

今日もいい一日になりそう。


彼のやさしさに触れて


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