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アンナチュラル〜いらないもの〜

※画像はnoteユーザーさん提供のものを使わせていただきました。謹んでお礼申し上げます。

こんにちは。
Body Healing 凛-Rin-の店主でございます。
いつも当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

先月の日米首脳会談で、アメリカ産トウモロコシの追加輸入を安倍首相が約束したそうですね。
総量250〜270万トンと言われています。
飼料用における年間輸入量の、じつに3ヶ月分に上ります。
※国内生産量は年間約450万トン  
(8/27東京新聞朝刊より引用)

なかなかの量ですよね。

お遣いを頼まれたお父さんが、元気な販売員さんに引っかかって勧められるままにいらないものを買ってきちゃった感じです。
「パパ?何これ…どうしたの(キレ)」
「いや、あの…なんか…身体にいいっていうから」
「は?(圧)」
「…」
「だからって玉ねぎ3キロも買います?何ですかこの量、業者の方ですか?うちの人数でどれだけ消費できるか自分の頭で考えられないの?一回に使う量くらい想像つきませんかね?大体誰が料理するんです?毎日玉ねぎ刻んで泣けってことかしら?そもそもこの量どこに保管するつもり?パントリーなんてもういっぱいですけど?そこらへんに置いておいたらすぐに全部悪くなっちゃいますよ?野菜の特性くらいご存知ですよね?そこまで考えて購入されたんですよね当然」
「…冷凍しても…ナマでもいいって…そしたらすぐ終わっちゃうからたくさん買っておいたほ」
「あ゛?(食い気味)」
お父さん涙目のやつです。
妻という生き物は大変強いのです。

本題に戻ります。
害虫被害の対策との大義名分。
9県52市町村において確かに確認はされているんですけど、
「現時点では通常の営農活動に支障はない」(農水省植物防疫課)
程度なんです。
大なり小なり作物や植物を育てた経験のある方なら分かると思うのですが、まったく虫のつかないことなんてほぼないですよね。

購入するのはあくまで民間企業という建前。
安倍首相は「民間企業を緊急支援する」と表明したので飼料メーカーや商社の購入を税金を基にした補助金で支える方針のようです。
追求されることを回避するために直接的な公言を避けただけで、
要するに国費で買うわけです。
補助割合こそ知りませんが、民間が泥をかぶる必要性はありません。
だって本当は全然いらないものでしょうから。


さて、この会談の前に中国がアメリカからのトウモロコシ輸入をキャンセルしたとの報道がありました。
激化する米中貿易摩擦の一端、制裁ごっこです。
アメリカには、いらないトウモロコシの大量在庫があったわけです。
それすなわち日本の出番。

日本は世界のゴミ捨て場だから。
日本はアメリカの従属国だから。

モノは違っても、流れは大体いつも一緒です。

悲しいですね。
今に始まったことではないけれど。

会談の場で、
トランプ氏は「中国が約束を守らないから、米国ではトウモロコシが余っている。その全てを日本が買ってくれ、農家はとても幸せだ」と語り、
安倍首相は「日本では害虫被害に悩まされており、民間に追加購入需要がある」と応じています。

世界中がいつものこの茶番(平常運転)をみて奇異に感じているのに、どうして私たちは現実から目を背けているのでしょう。

馬鹿げていますね。
今に始まったことではないけれど。

誰かのいらないものは、私もいらないんだけどな。
いらないですって言ってはダメなんでしょうか?

さて、今回の大量輸入トウモロコシですが、遺伝子組み換え作物と
言われております。

事実そうでしょう。
悲しいかな、そうでない理由が逆に見つかりません。

「遺伝子組み換えって何が問題なの?」
「安くなるなら何でもいいじゃん、大歓迎さ」
なんて方がまだいらっしゃるかもしれません。

そうでなくても
「今回は飼料用に用途限定されているから心配ないだろう」
と、思っていらっしゃる方もいるかもしれません。


今回は遺伝子組み換え作物(GMO)のお話をしてみます。
ちょっと閲覧注意な画像もご用意しました。
苦手な方も今回ばかりは勇気をだして見ていただきたいです。
だって私たちも食べる(すでに混入している)可能性があるものなんですから。

ルナ・オーガニック・インスティテュート
安田美絵さん
サルでもわかる遺伝子組み換えより

【セラリーニ実験】
2009年フランスで、ある動物実験が極秘に開始されました。
それはラットのエサに遺伝子組み換え(GM)トウモロコシや、農薬(ラウンドアップ)を混ぜて与えその様子を長期に渡って観察するというもの。

実験期間は2年、ラットの平均寿命に相当します。

現在市場に流通しているGM食品の安全基準は「ラットにGM作物を3ヵ月間与え続けても問題がない」という実験結果をもとにしています。           長期あるいは世代を超えた影響についての検証がなされていないのです。
分子生物学者ジル=エリック・セラリーニ教授が行ったこの世界で初めての実験は、
フランスをはじめとするヨーロッパ諸国、ならびに世界中に大きな波紋を投げかけました。
また、実験を詳細に記録した様子は、
映画『世界が食べられなくなる日』として公開されています。
※原題『TOUS COBAYES?』(2012年/フランス/118分)直訳すると“みんなモルモット?”

ここからは閲覧注意です。いちおう間隔をあけておきます。








実際の様子です。

尊い犠牲に感謝することにします。ごめんね、ラットさん。いつも弱きものは強者の犠牲になります。悲しいです。


海外のスーパーではNon-GMO表記のある作物ばかりです。
市民団体とか市民運動が盛んなので、
「市民なめんな!」
「情報公開せよ!」
「表記せよ、明示せよ!」
と、しつこく手を替え品を替え物申してルールを変えて、ときには訴訟を起こしたりもして、積極的に介入した結果です。
導入時における官僚などのスタンスは日本と大して変わらないんです。
市民の意識が高い。

でもその原動力は「みんな一緒に、みんなを救おう」ではないんです。
あくまでも「ネガティブ情報含め開示して、知りたい人が分かるようにして」
つまり自分のためなんです。
啓蒙活動こそすれ、どんな情報を選びとって何を選ぶかは個々の自由であり責任というスタンスです。
他者干渉はしません。
現に、貧困層や無関心な方はGMOを買っています。
コスト最優先の方にはむしろ喜ばれているでしょう。
今お腹がいっぱいになるなら何でもいいという刹那的生き方もあります。    他者の生き方や価値観をジャッジしたり否定する権利は、誰にもありません。

そしていずれ日本もそうなっていくでしょう。
国民総中流を支えてきたものすでに破綻しています。

自分自身に責任を負えるのは、自分だけです。
国が守ってくれる、とか、誰かや何かが守ってくれるなんて幻想です。

これからは…                                                                                                             そうだな、国民総一人社長(個人事業主)なんてどうでしょう?

我ながらネーミングが絶妙にイマイチですが、お伝えしたいこの感覚が少しでもなんとなーく伝わればそれでいいです(笑)

それから、こちらは知人からいただいた資料です。

食物連鎖による生物濃縮に似ていますね。
拡散しつつ、どんどんと濃縮されていくであろうことも容易にご想像いただけるかと思います。

ちなみに
除草剤ラウンドアップを生産しているモンサント社は、ラウンドアップ耐性のある遺伝子組み換え作物とセット売りしています。

超画期的☆新時代の農業革命!
枯れないマジカルフェニックス作物“ラウンドアップ・レディ”
簡単便利で手間いらず♪
雑草だけを狙い撃ち♪
休耕地を買い取って大規模生産も可♪
担い手いらず・経費削減のお手伝い♪
ラクしてガンガン稼いじゃおう♪

私が営業担当ならこんな感じで宣伝しているかもしれません。

日本では、大豆・トウモロコシ・菜種・綿・てんさい・アルファルファ・じゃがいもの一部品種が使用認可されています。
海外では、油菜や小麦、トマトやかぼちゃ・パパイヤなどもあります。

詳しくはこちらをご覧ください。
映画『モンサントの不自然な食べ物』公式サイト
UPLINK

実は、遺伝子組み換え作物(GMO)登場の背後には、“悪魔”とか“農業マフィア”とか“アンブレラ社(架空ですが)よりヤバい”等と揶揄される          この巨大企業の存在があります。
※2018年独バイエル社が買収

日本だけでなく、世界的な流れでもあるのです。

でも、世界がどうなろうと何を企んでいようと
「私、いらないです」
これが言えれば何も問題ないのではないでしょうか。
自分で自分を守ることさえできれば。

自分自身に責任を負えるのは、自分だけです。

『一切法は因縁生なり』
全ての物事は必然として起きています。
大きな流れを一個人で今すぐ全てどうにかすることは不可能です。
でも、どう在るかは自分で選ぶことができます。

それがまた次への選択肢に影響を与えることとなるでしょう。
バタフライエフェクトのようにきっといつか大きな差異となって。


“選び”ましょう、自分で。

私は、不自然なものはいらないです。
何であれ。


最後まで読んでくださりありがとうございます。

合掌
コップンカー

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