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私にとってのファッションとは

私にとってのファッション。
それは自己表現のツールでもあり、人生を彩るものでもあり、自分のコンプレックスと向き合うものでもあり、自分を前向きにさせてくれるものでもある。

私は幼稚園児のときからファッションにこだわりがあった。
真っピンクのカラフルなミッキーが描かれたオーバーオールが大好きで、地味な色の服を親が私に買って帰ってきたときにはそれはそれは泣いた。大号泣だった。
そのくらいファッションというものにこだわりを持っていた。

今でも出かける時は家を出る直前までコーディネートを悩みに悩んで、少しでも鏡に映る自分がイメージと違うと落胆する。
その日一日気が乗らなくなり、もうどうにでもなれ、という気持ちにさえなるときもある。

高校生の時、貯めたお小遣いを握りしめてららぽーとで一目惚れした洋服を買った。
一着一万円ちょっとするワンピースで、お金のないわたしにとってはとても高額で何時間迷ったことだろう。
でもここで逃すわけにはいかない、このトキメキを信じよう、と思ってドキドキしながら買ったことを今でも鮮明に覚えている。

でもいつからだろう。大学生になってアルバイトをできるようになってからだろうか。
自由に使えるお金が増えれば増える分どんどんケチ臭くなっていったのは。
「どうせ誰も私のファッションを見てないし」
「私はインフルエンサーじゃないから高いお金を払って買っても特に何にもならない」
そうやって損得で考えるようになったのは。

そうこうしているうちにコロナウイルスがやってきた。
外出をしない日々。
オシャレをしない日々。
したいコーディネートは沢山あるのに着る機会がない。
あの時損得で考えずに、素直にファッションを楽しめばよかった。。

そうして気づいた。
誰かの視線とか評価とかそんなものどうだっていい。
自分が着たいとわくわくするもの、
なりたい自分を体現するもの、
そうやって自分の素の感情に従えばいいんだって。

着たいものを着たいときに着る。
この感情を忘れたくない。
おばあちゃんになってもずっとファッションを楽しむわくわくする生き方でありたいな。

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