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【台湾で歯列矯正】30代で始めた矯正

こんにちは、Rincoです。30代で人生初の歯列矯正を台北で始めました。
当初は歯列矯正についてわからない事だらけだった為、日本と台湾のWEBサイトや、色々な方の歯列矯正ブログを交互に見ながら下調べをしていました。
この記事では台北だとどれくらい費用が掛かるの?どうやってクリニックを選んだの?台湾のクリニックって本当に大丈夫なの?など、私が体験した事を共有していきたいと思います。あくまで私の感想ですのでご参考までに☺

1.台湾の矯正事情

  • 歯並びに対する考え方
    欧米諸国は歯並びを気にする、特にアメリカでは歯並びの良し悪しがその人の社会的地位にも影響する、なんて聞きますよね。
    では台湾ではどうでしょうか?台湾では日本と同様、歯並びが社会活動に影響を及ぼす事はほぼ無いと思います(もちろん芸能人など例外もあります)。但し、審美面・かみ合わせや骨格改善の為に矯正治療を行っている台湾人はものすごく多いです。過去勤務してきた会社の台湾人の同僚、友人はほぼ矯正治療を行ったことがある、もしくは矯正治療中でした。
    私が台湾に来て一番最初に思った事が「みんな歯並び綺麗だなー」というくらい矯正経験有の人が本当に多いです。
    私が歯列矯正を決意したのも1日に2人の台湾人から「なんで矯正しないの?」と自分の歯並びを遠回しにディスられたことがきっかけでした笑。そう考えると、台湾では矯正は身近なもので、エチケットに近いのかもしれませんね。

  • 歯列矯正の種類
    日本と同様、大きく分けてワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正の3種類です。日本と少し違う点は、「白いワイヤーの取り扱いが珍しい事」。日本だとワイヤー矯正の場合、白いワイヤー×白もしくは透明ブラケットを組み合わせ、できるだけ器具を目立たなくしてくれるクリニックが多いと思いますが、台湾では白いワイヤーは珍しいそうです。クリニックでお医者さんに聞いてみましたが、「見たことないな~」や「日本だと多いの?」とむしろ逆質問されたくらいでした。その為、台湾でのワイヤー矯正の場合は、銀色のワイヤー×白もしくは透明ブラケットの組み合わせがメジャーだそうです。クリニックによっては銀色のワイヤー×銀色ブラケットのみのところもあるそう。
    私は痛みが少なく、器具の接触による口内炎の心配がない言われていたマウスピース矯正を選びました。マウスピースにはいくつかブランドがあり、一番症例数が多く有名なのがインビザライン(中国語だと隱適美)、低価格で部分矯正が可能、最近広告でもよく見かけるスマイルライン(中国語だと微笑曲線)、Zenyumなどがあります。私は矯正初心者の為、症例数が多く、実績のあるインビザラインを迷わず選びました。また、後述するカウンセリングを受けたクリニックがそもそもインビザライン以外のブランドのマウスピースを扱っていないという事も理由の1つでした。

2.クリニック選び&費用

そもそも台北で評判の歯医者さんなんて知らないよ!という段階からクリニック選びがスタートしました。ひとまずGoogleで「牙齒矯正 推薦 台北」などキーワードを入力して、ヒットしたクリニックのサイトや、台湾人が書いている歯列矯正ブログを読みあさりました。が、正直どこの病院が良いかどうか結局分からなかった為、私はまず以下の立地条件からクリニック選びを行いました。

◆会社の近くにあるクリニック
◆自宅の近くにあるクリニック
◆会社と自宅のちょうど間にあるクリニック

治療中は1か月に1回程の回診が必要な事、矯正開始直後は何かしらのトラブルが起きやすいと言われている事を考慮し、通いやすい場所にあるクリニックをGoogle Mapで探す→クリニックの写真やWEBサイトが清潔感があるかどうか確認(人を見た目で判断するな!と言いますが、台湾の場合クリニックは見た目で判断してよいと個人的には思っています)→矯正の専門医がいるのかどうか確認(齒顎矯正專科醫師という専門医であることがマスト)→口コミやブログを確認→そこから最終的に以下3つのクリニックを選び、カウンセリング予約をしました。

候補1. 安曼牙醫診所
治療項目:主に矯正治療、インプラント治療を行う
特徴:主治医の先生は日本の留学経験もあり、日本語堪能。医療用語の中国語は不慣れで不安があった為、日本語が話せる先生というのはポイント高。
費用:ワイヤー矯正約17万元、インビザライン約27万元。リテーナーや回診量すべて込み。月々の分割払いOK。
感想:費用が3つの候補の中では一番高い、おしゃべり好きなのか先生がずっと一方的に話す、自分の実績の自慢話が多い(ように思えた)、待合室での待ち時間が異様に長い事から、正直「うーん」と思ってしまい、候補から外しました。
※費用については症状によって差が大きく出ます。私は口が小さすぎるため、歯が並ぶ為のスペースが全く足りておらず、全体の歯がぐちゃぐちゃになっている状態でした。その為、部分矯正ではなく、親知らず2本抜歯+歯全体を動かす大移動が必要でした。その為費用は高めです。また、日本と同様一部症例を除き、矯正治療は保険適用外です。

候補2. 喜樂芽牙醫診所
治療項目:矯正治療、インプラント治療、ホワイトニングの他に、一般歯科治療(虫歯治療や歯のクリーニング)も行う
特徴:クリニックの建物自体は古いですが、中は清潔。診療項目が複数あるため、矯正、ホワイトニング、定期的な歯のクリーニングなど、全て1つのクリニックで完結できるのは◎
費用:ワイヤー矯正約16万元、インビザライン約24万元。リテーナーや回診量すべて込み。月々の分割払いOK。
感想:担当の先生が穏やかな方で、なんでも気軽に質問ができました。予算は少しオーバーしていましたがサービスが良く全体的に好印象でした。
但し、担当の先生が常駐ではなく、週に3日しかこのクリニックにしかいないとの事。トラブルが起きた際や、予定が会わないなど、予約が取りにくくなる可能性があると考え、候補から外しました。

候補3. 嘉貝牙醫診所 ★最終的に選んだクリニック
治療項目:主に矯正治療、インプラント治療、ホワイトニングを行う
特徴:クリニックは清潔、待ち時間が少ない、子供~大人まで幅広い患者層がいる。
費用:ワイヤー矯正約16万元、インビザライン約23万元。リテーナーや回診量すべて込み。月々の分割払いOK。
感想:3つのクリニックの中で一番便利な立地にある事、担当医が常駐である事、費用が予算内である事、カウンセリング中にその他クリニックで感じた不安要素がなかった事から最終的にこのクリニックで治療を受けることを決めました。

3.カウンセリング~治療開始までの大まかな流れ

歯科矯正を始めよう!と決意したその日に治療が始められるわけではありません。この点は台湾も同様です。以下は私が実際にマウスピースを装着するまでの流れです↓

クリニック探し&カウンセリング予約

カウンセリング&精密検査(精密検査費用5,000-6,000元/回)
※クリニックでの検査結果を電子データでもらい、他のクリニックで見積もり用として使用することも場所によってはできるようです。予約の際にデータの再利用ができるか確認してもよいと思います。検査費がその分浮きます!但し、治療決定後は、そのクリニックでの精密検査が必要になります。
↓ 1-2weeks
精密検査の結果を基に治療費用&期間を見積もり

矯正治療決定&頭金として3万元支払い

歯形取り&マウスピース作成開始
↓ 4weeks
マウスピース作成期間中に親知らず2本を抜歯

マウスピース装着開始

カウンセリング~実際にマウスピースを装着開始まで約3か月程かかりました。私はちょうど台湾の旧正月期間を挟んでしまったので少し長めですが、それ以外の時期ならもう少し早く進められるはずですよ。

4.治療開始後~現在までの感想

2020年2月にマウスピース治療を開始し、今ちょうど2年が経ちました。
これからまだ微調整が必要ですが、ガタガタだった歯が本当に見違えるようにきれいになりました。感想としては、矯正を始めて本当良かった!につきます。
学生の頃から歯並びが気になり始めた為、矯正するかどうか悩んだ期間は約10年。治療期間約2年。。もっと早く始めておけばおかったなぁと思います。
初めての矯正を海外で行った為、正直不安だらけでしたが、今のところ大きな問題はなく、満足しています。日本の歯列矯正関連の動画を見ると、クリニックの先生が懇切丁寧にマウスピースの取り扱い方法や、ブラッシング方法を教えてくれるとの情報がありました。おそらく台湾ではここまで丁寧にはサービス提供してくれないはずです。私が通っているクリニックも、自ら質問しない限り、問題なしとみなされ、基本的に放任されます😢
「自身が疑問に思った事・知りたいことは自らアクションを起こす」ことが求められるのは海外ならではだと思います。
なので少しでも疑問や不安がある場合は、先生をひっ捕まえて質問攻めにするようにしています。


以上が私の台北での歯列矯正体験記でした。
台北で矯正治療を考えているどなたかの助けになれれば幸いです♡

長文ご閲覧いただきありがとうございました。


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