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2022/10/24 短歌

ゆるして、と書き込むように切りつけて世界で一等うつくしい腕

ああ彼の書いた詩がいま脊髄に 『最後の花火に今年もなったな』

ぎこちなく伸び代のあるクロールはきみだけのもの それが悔しい

古くても壊れていても構いません きみのくるしみすべて買わせて

爆泣きの子どもにいつか逢う日まで財布の中にキラキラシール

甘噛みになり損なったえらい傷(食べちゃいたいほど惚れ込んでいる)

阿鼻阿鼻で叫喚叫喚、さてなぜにこんなおもいをしてまでいきて

こんな日は一刻も早く入浴を済ませて明日で取り戻すべき

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ああ彼の〜はちょっと前に詠んだ歌です。なので若干季節遅れな感じです。


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