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2歳児にボードゲームを買う

うちの息子くんも2歳になったので、何かボードゲームを遊ばせてみるか、とドイツアマゾンで購入したボードゲームが家に届いた。(最初は日本で探したんだけど、2歳児用ならそこまで言語依存はしないだろうし、指輪物語EXITも欲しかったし、久々にドイツアマゾン使うかぁ…と)

意外と気に入って遊んでくれているようなので、よかったよかった、と思いながら、1つだけ3歳以上向けのゲームがあって、ああ、なるほどこういうところが違うのか、と感心したので、そのあたりどう考えているか、ChatGPTくんと対話してみた。


ペルソナ:乳幼児教育専門家

私「あなたは、乳幼児教育の専門家です。『2歳児が遊ぶのにふさわしいボードゲーム』が有する特徴について、10個挙げてください。」

何度か書いている気がするけれど、GPTくんと対話する時に、どういう立場の人として発言してほしい、というのを明確に書いておくと、回答精度が上がるというワザがあって、これをペルソナの設定と呼ぶらしい。

2歳児が遊ぶのにふさわしいボードゲームは、彼らの発達段階や注意力を考慮して設計されるべきです。以下は、その特徴のいくつかです:
簡単なルールセット: ゲームのルールはシンプルで理解しやすいものであるべきです。複雑な要素や長い説明は避けるべきです。
大きなコンポーネント: ゲームのパーツやピースは、小さな手でつかみやすく、誤飲の危険が少ないように設計されているべきです。
色と形: ゲームのコンポーネントは明るい色と異なる形状を持つことが好ましいです。これは視覚的な認識を促進します。
協力プレイ: 2歳児はまだ協力プレイの概念を理解している段階にあります。ゲームが共同作業を奨励する要素を持つと良いです。
感覚刺激: 触覚や聴覚に訴えかけるコンポーネントを含むことで、子供たちの感覚経験を豊かにします。
短いゲームプレイ: 2歳児の注意力はまだ発展途中なので、ゲームのプレイ時間は短く、繰り返し遊べるようになっていると良いです。
身近なテーマ: ゲームのテーマは子供たちが身近なものに関連していると、理解しやすく楽しむことができます。
対話を奨励: ゲームが対話を促進するような要素を含むと、言語の発達に寄与します。
安全性: ゲームの素材やデザインは安全であるべきで、子供が安心して遊べるような工夫が必要です。
自己表現の機会: ゲームが子供たちに自分自身を表現する機会を提供することで、創造性や自己主張の発達を促進します。

ChatGPTの出力

ペルソナ:売れっ子ボードゲームデザイナー

中身に触れる前に、ペルソナを変えてみると回答が変わるのか、というのは見ておきたい気がしたので、今度は違うペルソナで同じ質問をしてみることに。

私「あなたは、とにかく売れるボードゲームを作る、凄腕ボードゲームデザイナーです。次回作として、『2歳児でも遊べるボードゲーム』というものを作ろうと思っているのですが、気をつけるポイントを10個挙げてください。」

10個列挙させているのは、放っておくと1つだけとか、3つに絞って、とか言ってくるので、最初から多めに出させておいて、気になったやつを深掘りする、という方が使い勝手がいいです。

素晴らしいですね!2歳児向けのボードゲームを開発する際には、以下のポイントに留意すると良いでしょう:
安全性第一: ゲームのすべての部品は安全で、誤飲のリスクがないように設計しましょう。丸みを帯びた素材や大きめのピースが適しています。
シンプルなルール: ゲームのルールは非常に簡単で、2歳児でも理解できるようにしましょう。シンプルながら楽しい仕掛けを取り入れると良いです。
感覚刺激: 触覚や視覚など、多様な感覚を刺激する要素を含めることで、子供たちの発達を促進します。
協力プレイの要素: 2歳児はまだ競争心が発達していないことが多いため、協力プレイを奨励する要素を組み込むと良いでしょう。
耐久性のある素材: 2歳児は物を投げたり噛んだりすることがありますので、耐久性があり、安全な素材を選ぶことが大切です。
短いプレイ時間: 2歳児の注意力は限られているため、ゲームのプレイ時間は短く設定し、何度も繰り返して遊べるようにしましょう。
テーマ性の統一: ゲームには統一されたテーマ性を持たせ、子供たちが興味を持ちやすいデザインにしましょう。
大きなコンポーネント: 小さな手でもつかみやすいような大きなコンポーネントを使用し、誤飲の危険を最小限に抑えます。
対話促進: ゲーム内での対話を奨励する要素を組み込むことで、言語の発達を促進できます。
親子の共有: 親子で楽しめるようなゲームデザインにすると、親子のコミュニケーションも促進されます。

ChatGPTの出力

思ったこと(まとめ)

やはり、子供向けゲームなら、HABAでしょ!と言って、HABAの2歳から遊べるシリーズから4つ(と、ラベンスの古いゲームを1つ)、買ってみたのですが、予想通り、言語依存はありませんでした。というか、コンポーネントには文字は一切書かれていませんでした。

で、何に一番驚いたかというと、「まずは、子供に任せて(ルール無用で)遊ばせてみよう」と書いてある、ということです。サイコロを振りたければ振ればいいし、トークンを重ねたり、積んだりして遊びたければそうすればいい、と。

そして、これは予想通りだったのですが、上のポイントにも上がっている通り、コンポーネントは大きくて、耐久度があるものが選択されています。また、ボードゲーマーなら一度はやっているタイル抜きですが、そもそもカードボード自体が分厚いですし、抜いていい部分、捨てていい部分には、ゴミ箱のマークが書いてありました。

色と形に関しては、やっぱり原色の、赤、青、黄、緑で、形は◯、△、▢なんでしょ、と思っていたら、意外とそうでもなく、オレンジや灰色、あとはキラキラした色が使われていたり、形も、果物だ、野菜だ、建築資材だ、魚だ、とテーマに沿って、いろんなものがありました。

で、それぞれ、もちろんすごく簡単ではあるのですが、一応ボードゲームとしてのルールも存在していて、大人と子どもで、或いは子供同士で、遊ぶこともできるようになっていました。とはいえ、飽きるのもはやいので、どのくらい遊んでくれるかは不明なのですが…。

ラベンスの古いやつ、と言っているやつだけが、3歳から、となっていたのですが、明らかに、サイコロが小さい。結局は、誤飲の関係で、小さいコンポーネントが許されるのは3歳からだ、ということを改めて再認識しました。

…というわけで、今日は、珍しく、乳幼児向けボードゲームについて考える、という回をお送りしました。というわけで、今日はこのへんで。ほなね。

例のAI画像のコーナー

プロンプトは、またもGPTくんに考えてもらいました。
Create a delightful image of a board game tailored for 2-year-olds, featuring vibrant colors, simple yet engaging components, and friendly characters. Focus on large, safe pieces, stimulating textures, and a cooperative play setting. Emphasize the joy of discovery and incorporate elements that encourage interaction and shared moments between toddlers and caregivers.

出てきた画像を見ると、確かに子供が好きそうな(実際は、そのコンポーネントはまだまだ細かすぎて誤飲するやろ、というものが出てしまっていますが)配色になっていることがわかります。

この形式と、単語の羅列と、どっちの方がうまく意図した絵が生成されるか、というのは、今度試してみたいテーマではあります。


いただいたサポートは、きっと、ドイツアマゾンからの送料に変わると思います。 温かいご支援、お待ちしております。