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母になる前に~夫と試験とパートナーシップ~(中編)

この文章は、令和5年8月3日に計画無痛分娩を控えた8月1日に執筆している。この3年間ほどで私の人生は史上最高に変化があったので、備忘録として書き留めておくことにした。大変長い文章になってしまったが、もしご興味がある方はお付き合いいただけたらと思う。

ヘッダー画像は結婚指輪を作家さんが撮影してくれたもの📷

前編をご覧になっていない方はよろしければこちらからどうぞ。


📚二級建築士学科試験

夫と交際スタートしてから約1か月半後の2021年7月4日日曜日、二級建築士学科試験を受験した。
同年3月に専門学校を卒業してから約4か月間試験勉強に励んだ。
12~4月はN学院のe-learningと予習テキストをH先輩と毎週集まって解いていた。二級建築士学科は【計画】【法規】【構造】【施工】の4科目に分かれており、それぞれ25点配分の合計100点満点。
各科目の特徴は下記のような感じである。(私の認識なのでざっくりした説明です。詳しく知りたい方は検索してみてください)

【計画】

建築史や有名な建物/建築家について、設計する上で必要になる住宅/商業施設や公共建築などの寸法や名称等の知識。結露や音響・温熱環境・色彩など理科っぽい分野も多い。排水や電気などの設備関係も出題される。
暗記ものが得意なのと歴史や色彩など好きな私が一番とっつきやすい科目。

こちらのYoutubeが楽しく学べておすすめ(全科目あり)
https://youtube.com/@hama_

【法規】

建築基準法法令集という分厚い辞典のような本を携えて、法律に適合した建物が建つように様々な設問に回答する科目。建築物の定義にはじまり、木造・RC・鉄骨造それぞれの基準や都市における建築計画(建蔽率や容積率・斜線制限などの計算問題も)、防火対策について、建築士法について等様々な角度から出題される。法令集にはインデックスをつけたりマーカーで線引きをすることが認められており、まずこの線引きから始まるのだが、これだけで結構途方もない作業となる。
私はミカオ建築館さんのこちらの本を基に作成した。

試験当日の法令集。くたくたである

【構造】

建築物にかかる様々な力の計算であったり、木・コンクリート・鉄骨など構造物の特徴についてが問われる。物理の計算問題があるので私が一番苦手とする項目。この科目を受けるためにだいぶ早い段階から四則演算の計算問題や三角関数の勉強からはじめたが、小中学生レベルの計算すらまるで忘れていて冷や汗をかいた。
試験前はコンクリート主任技師の夫に計算のチェックからコンクリート・鉄筋の特性などがっつり教えてもらえたのがとにかく助かった。

字が走り書きで申し訳ないがこんな感じの計算。最早ほぼ何も覚えていないので今後の勉強が不安

【施工】

実際の工事現場で必要になる知識が問われる科目。
職人さんが工期の参考にする作業のフローチャートや、現場に掲げる看板の内容について、安全や衛生管理について、地盤調査や測量、各種躯体~仕上げ工事についてなど。
普段大規模な建築には関わっていないので、とにかくYoutubeなどで実例の施工の様子を見ることを意識した。また、近所や街中で工事現場を見かけた際は様子を凝視していた👀

https://youtu.be/ttycIwSMf14
お菓子作りに例えたこちらの動画は、わかりやすすぎて何度も見返した。


Studyplusというアプリで4月から勉強時間を計測していたが、約240時間+12~3月の勉強時間ということで、300時間程度だろうか。
(ネットで調べると学科で300時間程度という記載もあったので概ねそのくらいなのかも)

試験当日までの学習記録

本番では計画20/25点・法規22/25点・構造18/25点・施工17/25点の
77/100点という成績で製図試験へ進めることになった。
(各科目足切りが13点、合計得点60点以上が目安)
計画・法規の前半3時間の成績が比較的良く、構造・施工の後半3時間が難しかった。構造の計算問題を粘り強く筆算したおかげで(笑)4/5問正解することができた。教えてくれてありがとう夫…

その後9月12日に行われる製図の試験勉強に移行していくのだが、
直後に(試験勉強のご褒美にと)計画していた知床旅行の余韻が抜けず…
本来は短期決戦になる製図試験へ向けて、頭を切り替えブーストをかけて作図枚数をこなさなければならないのにもかかわらず、目標までの枚数には程遠かった。最後有休を取得して追い込んだものの、初年度の製図はランクⅡで終わった。(ランクⅠ~Ⅳまであり、Ⅰ以外は不合格)
当初30歳までに&1発合格したいという意気込みがあったが、来年に持ち越すことになった。※学科に合格すると製図試験は3回受けるチャンスがある

いっぽうでお盆には1週間のお試し同棲と私の実家へ挨拶に、試験後には県外の彼のご両親それぞれと挨拶をするというイベントをこなし、結婚に向けてのステップを踏んでいけているのが嬉しかった。

💐婚約~入籍~引越

休みの日が平日とカレンダー通りで異なる私たちは、昼間デートをするためにはどちらかが休みを取得しなければならなかった。土曜日の夜から日曜日にかけて、私の家に週末お泊りしにきてくれるのが定番になっていた。

ご両親とのご挨拶も無事終わり、今後についての話し合いも少しずつすすめていた。

年明けには同棲をしたいねということ…彼の社宅は家賃が安いため荷物置き場のような形として残しておき、最低限の荷物を私の家にうつして私の家から出勤する形をとる

2~3LDKなどのファミリー向けの社宅に住むために結婚していないといけないこと。年度がかわるころには転勤の関係等で物件が出やすい?

11月末に彼が受ける資格試験があるので、それが終わったら本格的に考えたいこと などなど…

12月中旬に私が30歳になるタイミングで入籍するのもいいなあと個人的に思っていたのだが、彼にプロポーズをしたいという意思があることを聞き、タイミングはお任せすることにしたので、12月が近づくにつれ緊張が増していった。(ちなみに12月1日に製図試験の合格発表があったので両方の意味でどきどきの毎日だった)

☃ハプニングとプロポーズ🌹

そうして迎えた私の誕生日は、車で1時間半程度の温泉宿に宿泊することになっていた。ドカ雪で到着が遅れてしまったが、近くの美味しいピザ屋さんに行き、30歳を迎えた誕生日の瞬間は「生まれてきてくれてありがとう」「今日はりんこちゃんが主役だから、おもてなしがんばるね」と、誰にも言われたことのない嬉しいことばをかけてくれた。

翌日、近隣の博物館併設のテーマパークを巡ったのち、自宅方面へ向かう高速の出口で渋滞が発生してしまい、予約してくれていたカフェ(アプリではじめて出会った場所)に間に合わないかもしれない事態に…

到着時間の変更をお店の方に電話相談しているうちに、ハンズフリー通話で「ご注文のお品物届いています」と何らかのサプライズをしようとしていることがわかってしまい、微笑ましいなあと思いつつ、彼も相当焦っていたので緩和できたらいいなとしりとりをしながら向かった。

結局閉店ギリギリになってしまったので、用意してくれていたデザートプレートと写真を撮影してディナーのお店へ。

このときのデザートプレートには私の大好きなキャラクター「コウペンちゃん※」が描かれており、良く知らない店員さんに一生懸命説明してくれたんだなと感動した。

※あなたのことを全肯定してくれる皇帝ペンギンの赤ちゃんのキャラクター。文面だけだと堅い印象の夫にラインスタンプをプレゼントしたことをきっかけに、夫も一緒にはまってくれている。コウペンちゃんでお互い励ましあうラインの画面は癒しにあふれている。ふたりで原画展やグッズ売り場に行ったり、Tシャツが出るたびに購入しているので我が家の部屋着はコウペンちゃんだらけである。笑

キャラクターも夫の気持ちも尊いんだなあ…

鉄板焼きのお店でディナーを終えたのち、「プレゼントはそこで渡すね」と出会った日に2軒目にはしごしたほうの喫茶店へ行くことに。

11時22分(いいふうふの時間)、車のトランクに隠してあったバラの花束12本を渡されて、プロポーズを受けた。

今日ハプニングがあったけれど、落ち着いて対応をしている姿を見てやっていけると改めて思ったこと。ご実家の挨拶に行った際もお互いの印象が良くて確信に変わったこと、出会った日にふたり会議の話をしてくれて、ここまで真剣に先のことを考えてくれている人なら大丈夫と思ったことなどを、丁寧に伝えてくれた。

交際期間7か月ほどの短期間でよく決断してくれたなと改めて思うが、やりとりの内容の濃さをこうやって書き出してみると、付き合った長さではなく深さなのだなあと感じる。
またそういった深い話をお付き合い当初から自然と切り出せたこと・お互いがそれを受容できる状態であったことが、とんとん拍子に話が進んだポイントなのだなあと思う。テンポがずれていると、お互い苦痛に感じてしまうので…このとき、この年齢がお互いベストだったのかもしれない。

27~28歳の私では夫のようなタイプに魅力を感じられていなかっただろうし、話し合うスキルもなく、お付き合いしても焦りだけが募っていただろう。

それにしても、アプリ再開1人目で夫のような素敵な人を見つけることができたのはほんとうに幸いであった。ご縁って大事ですね。


入籍とお引越、諸々手続き

いつ入籍をするかもその場で大体話し合った。
両家顔合わせでお店選び・スケジュールの調整等ふまえると2月頃、夫の繁忙期が一息つく3月が良いのではないかとなった。
ちょうど3月の縁起の良い日が私の父の誕生日か父母の結婚式の日であったため、どちらも覚えやすいが日程的により年度末に近い後者だねと決まっていった。

また、1月から本格的に同棲を始めるにあたり、お金の管理や家事の分担についても再度話をした。
私たちは年収差があまりなかったので、生活費は折半で入金し、個々で貯金することに。お互い一人暮らし歴が長めなので家電は引越しを機に断捨離をすすめ、徐々に買い替えていくことにした。

家計管理の参考にしたあさえさんのnote

この時期(1~3月)、下記の4つのプロジェクトを平行してすすめていた。

①指輪購入~顔合わせ(1~2月)
…(店選び・予算決め・日程調整×2※ パワポでしおり作成→入稿 
※夫の両親別々で2回開催したため
…婚約指輪の返礼にオーダースーツをプレゼントした。
②引越・苗字変更手続き(3末~4月)
…必要な書類手続きの申請や確認・社宅の手配・引越方法や処分するもの/購入するものの検討・処分先などの確認
③前撮りと新婚旅行を兼ねた夫誕生日祝い(1月末~2月)
…宿確保・撮影会社との契約やプラン決め・衣装決め
④結婚式場まわり(2月)
…予算や人数、コンセプト決め・日程・式場見学

これらの話し合いは夫婦会議ノートを活用し、週1~2週に1回程度行っていた。見返すと結構なボリューム感だが、情報収集や決めていく過程が好きなので、個人的にはとっても楽しかった。

色々とこだわりのある式にできたので、後編にて詳細を書こうと思う。

社宅の火災保険が4月1日以降でないと適用できないとのことで、引越しはちょうど年度の狭間に行った。
繁忙期でマックス高い料金になるだろうと、引越し業者の見積もりをとることもなく自力で行うことにしたのだが…すべて市内とはいえ二人の家→新居という2軒分の引越しだったので、私の腰は途中で完全に逝ってしまった。

ホームセンターで段ボール・台車・養生用敷物を購入し

台車イメージ
養生敷物イメージ

台車は引越し時もその後もめちゃくちゃ活躍したので購入して本当に良かった。一家に一台あっても良いかもしれない。

トヨタレンタリースでハイエースを借り(本当は料金やすくするため軽トラなどがよかったが、考えることは皆同じなのか動き出しが遅く確保できなかった)、私の車と2台でがんがん移動することに。

大物家電だけ自分たちでは運べなかったので、事前手配をした。

冷蔵庫は大型のものを購入し、新居に直接運んでもらうように。
二つの家の古い冷蔵庫は自治体の処分所へ夫が運んでくれた。
洗濯機は私のドラム式洗濯機をヤマト運輸に依頼。夫のほうは処分。
それ以外は粛々と段ボールに梱包→運び出しをした。

想定外の出来事として、私の父に作業の手伝いを依頼していたのだが、夫がコロナ濃厚接触者になり、二人で作業することに…
父がいても終わらなかった可能性が高いが、作業はなんと明け方4時まで続き、予約していたホテルに到着したのは午前4時半だった(涙)
私が初めての本格的な引越しだったので、梱包が想定よりもだいぶ後ろ倒しでかかってしまったのが敗因である。
あれだけの疲労困憊を味わう機会はなかなかないだろう。

後日かかった費用とタイムテーブルを書き出し、次回引っ越す際は繁忙期を避け業者を使うこと、事前準備を念入りに行うことを誓うのだった。

午前2時半、力尽きた夫。おつかれさまでした

結構ボリューミーになってしまったのでここで一区切り
二級建築士製図試験リベンジ~結婚式~妊娠 編へ続きます!

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