できるまでnv2

[体験記]RINEN MATCH ができるまで その2

 こんにちは。書き手は前回に引き続きMでお送りいたします。
 前回の記事にいいねマークがついていることに感動しました、ありがとうございます!まだまだ小さい存在ですが、見てくださる方がいるということで頑張っていきます。

 前回までは、インターンするに至った経緯、そしてこれからに向けた本での勉強をしてきました。いよいよこれからその実践を紹介していきます。

 ちなみに…時系列的にはその前にチームビルディングがありました。が、話の流れ的に先に実践編を書こうと思います。(チームビルディングについても別記事で紹介できたらと思います!とてもタメになったので…)

初めに…メンバーの紹介及びインターンの進め方の説明

 メンバーは大学の授業メンバーからの学生が四人、基本的にこの4人で新規事業の様々なことを進めていきます。社員さんはアドバイサーのような役割で、私たちの活動の後ろ助けをしてくださります。

 あれ?このRINEN SALONって3人の学生による新規事業じゃなかったっけ?って思った方もいるでしょう。そうなんです、元々は学生4人で行っていました。残念ですが、途中で離脱し現在は3人で活動している訳です。
 
 インターンの進め方に移りますが、週に1回社員さんを交えたMTGを行い、そこで進捗報告、今後一週間のタスクの決定、そして社員さんからのアドバイスをいただきます。

MTGでは、OKRという目標管理フレームワークを採用しています。
 この手法もOZvisionで実際に使用されているということで、ノウハウを教えていただきながら使用していきました。

ビジコン案の仮説検証、まずはインタビュー作成から

 前回の記事で、私たちがビジコンをやったことはお分かり頂いたと思います。しかし、所詮学生達が頭の中で考えただけの空想。実際にそんなニーズがあるのか、そもそも実現可能なのか、確かめなければいけません。
 そこで社員さんにアドバイスをもらい、まずはインタビューでニーズを確かめることにしました。

 なぜインタビューなのか、インタビューはお客に価値を提供することができる最小限度の商品、いわゆるMVPよりもさらに手軽に社会のニーズを確かめることができます。
 そして、一番大きな利点は、社会人の方に直接お話を聞くことそれ自体です。私たちにとって採用界隈の事情は無知なことが多く、かなり霧のかかった世界です。なので、実際に人事の方とお話をし、採用の実情を知ることが大きなポイントとなります。さらに今まで考えもしなかったニーズが発見できるかもしれない、という私達ならではの利点があります。

 それではインタビューの内容を考えていきます。
実際にインタビューの内容を考えたエクセルシートが下になります。

スクリーンショット 2019-10-07 20.07.04

 インタビュー内容を考える上では特に考えたことが、
「質問には意味を持たせること」です。

 インタビューは相手方のお時間をいただいています。そのため、なるべく寄り道が大きくならないように聞くことを明確にし、そこから質問を考えていきます。 「検証したい状況は何か」→「そのためにはどんな情報が必要か」→「その情報を得るためにはどのような質問をすればいいのか」と、いうようにインタビュー内容を組み立てていきます。

 今となっては当然と思いますが、無暗に「この質問した方がいいんじゃない?」と質問候補を叩き出していくよりも、より早くそして重なりが無く質問を考えていくことができます。質問回答の見直しもやりやすいですしね。

 もう一つ、「回答の何を持ってこの検証の成功とするかを考える」ことです。
検証の為のインタビューですが、インタビュー自体に満足してしまい、肝心のニーズの検証がおろそかになってしまいがちです。

 統計だと数字を扱うので、t分布や信頼区間などを駆使して数字でデータの結果を示すことができるので幾分かわかりやすいですが…。言葉という抽象的なデータを扱うのでその方法は難しいです。

 それに私たちは、「企業理念が行き渡っていること」や「新卒採用での課題解決の鍵がマッチング精度にあると思っているのではないか」と言ったなんとも抽象度の高い事を検証しようとしていた為、この部分で非常に苦労しました。インタビューの回答の解釈が人によって異なってしまいますし、その事によって検証の成功か失敗かも左右されてしまいます。

 その問題を解決するために、私たちは「要素の順位つけ」や「特定のキーワードの発言」などを試しました。具体的に言うと、「複数の課題感の中からどれが一番比重が大きいですか?」と尋ね、「企業理念のミスマッチ」が1番もしくは2番に上がった場合、その企業は企業理念を大事にしているのだろう、と判断します。そしてこの質問の回答で特定の期待する回答をしてくれたら、それも判断の材料とします。

 今振り返るとこれらの方法が決して最善だったとは言い切れませんが(正直まだ悩む部分でもあります)、考えぬいた結果この方法を実行することになりました。

とうとうインタビュー開始、実感したスピード感

 以上のようにインタビューの推敲に手をかけていた私たちですが、実はインタビュー実施には中々踏み出せないでいました。このインタビューでいいのだろうか…?企業の人に失礼にならないだろうか?等、様々な不安がありました。
 そんな私たちに社員さんから手痛いアドバイス(激励?)、

「自分たちだけで考えていても解決にならないから実際にやった方がいいよ」

そこからの行動は早いものでした。インタビュー企業は社員さんのお知り合いを紹介してもらったのですが、その設定日がMTGの翌々日、2日後でした。正直そのインタビューの唐突さにはびっくりしました。

  インタビュー先の人事の方にもまた他の方を紹介していただき…と、計13社インタビューさせていただきことができました。
 はじめは慣れずに緊張もしましたが、なんとか無事終えることができました。

 と、ここまでが企業インタビューの経緯となります。いかがでしたでしょうか?
 次は一度時間的には戻りますが、インターンを始める前のビジコンの授業で私たちが何を提案したか、そのことについて説明しようと思います。(私たちが仮説検証で何を検証しようとしていたのかがわかりやすくなると思うので)

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こちらは続きの記事になります!


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