その麦茶あたためて淹れますか
【文字数:約1,000文字】
明日で7月も終わるけれど、週間予報は1週間先まで晴れが続く。
ヘッダー画像は今の時期の富士山で、私の視力が電波望遠鏡くらいあれば、きっとたくさんの登山客が見えるだろう。
涼しいを通り越して寒い富士山頂と違い、下界は焼ける都市と化している。
かくいう私は今年も暑さ対策として原始的、かつエコな「たえる」を使っており、日中さえ乗り切れば楽だと感じられるくらいには順応してきた。
もちろん暑いのには変わらないので、家にいる日中は冷たい麦茶や濡れタオルを駆使するなど、昭和の貧乏学生みたいな涼み方をしている。
動き回っているわけではないため、糖分塩分のない麦茶を保冷マグに入れ、すこしずつ飲んでいけば不健康にならず、涼も取りやすい。
その麦茶を淹れるとき、前は煮だして冷ます正当なやり方をしていたけれど、今はもう水で淹れるばかりになった。
消費する速度を考えたら煮だして冷ます時間があるぶん、どうしても追いつかないと感じ、悔しさを飲み込みながら水で淹れたら案外イケる。
それからというもの麦茶を切らすこともなくなり、暑さを乗り切りやすくなった気がする。
◇
夕方になって日が落ちても暑いのは、日の当たった建物や道路が熱せられているからで、いつぞやには「打ち水をしよう運動」なるものがあったような。
私も家の周辺くらいは冷まそうと、前日に入浴した残り水をまいている。
劇的に変わるかといえば全然だけど、排水溝に捨てて下水道代がかかることもなく、親子連れには気化熱について学ぶ機会を与えている。
関東北部の山沿いはともかく、南部では夕立が降ることも最近ないため、ささやかな雨の匂いを感じられるのも良い。
夏の夕立は急激に湿度を上げるため、晴れているときよりも不快指数が高まる。
とはいえ、切り分けたスイカのように夏という季節に紐づいており、まったくないのは寂しく感じる。
そういえばと思い立ってダムの貯水率を調べたら、現状80%くらい確保されているらしく、当面は水不足を心配しなくてよさそうだ。
ただ、線路内の草が燃えて電車が止まるというニュースを見かけており、コロナや他の感染症も再拡大の傾向であるとか。
やはり以前のようには戻れないのだなと、30℃を超える室内で思うのであった。
私は好きでやっているのであって、高齢夫婦がエアコンを使わず亡くなっていたというニュースを今朝に聞いたので、くれぐれも自身の体力を見極めて実行して欲しい。
なかまに なりたそうに こちらをみている! なかまにしますか?