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9月23日秋分 & 9月26日天秤座新月〜1年の後半の始まり。魂の禊期間を経て、リフレッシュしたステージから仕切り直し、再出発。


秋分図


9月23日10時04分頃、太陽が秋分点を通過ました。
春分から始まる1年のサイクルのちょうど真ん中地点。1年の後半の始まりです。
乙女座-魚座の清算・浄化の期間は魂レベルでの禊のような時間となりましたが、ここからは心機一転、仕切り直し。リフレッシュした(もしくは全く新しい)ステージで活動が始まっていく。
今は、長い時を経て積み上げてきた時代の大きな大きな節目となる時なので、魂レベルで染み付いてきた旧世界のものを削ぎ落としていく必要があるのだと思います。
全体的にペースを落とし、内観する時間をしっかり取って、試行錯誤しながらゆっくり丁寧に時間をかけて何度も調整し、その度に新しく生まれ変わっていく時。
春分のテーマがさらに具体的になったいくと思うので、良ければ春分の記事も併せて読んでみて下さい。
ちなみに26日の天秤座新月については、記事の最後の方に書いてあります。


今回の秋分図は、太陽と逆行中の水星が天秤座1度でピッタリと重なっているのが印象的です。
天秤座1度。
『突き通す針により完璧にされた蝶』
● 他者から見ても明確な個性を確立する。
● 自分の個性を通じて、周囲との関わり方や運命の方向性が決まっていく。
● 他者に対し、自分自身をオープンにする。
● 他者からの目を意識する。

という意味の度数。

太陽・水星は10ハウスから11ハウスへと差し掛かる場所に。
これまでの社会的な枠組みを超えた未来的視点から、改めて社会や自分の所属する場での接点を見出していく。
ここまでの流れの中で捉えてきた自分像に沿って、社会や自分の活動の場におけるポジションや役割(求められるものなど)、活動していく具体的な内容などが定まってくると思います。
水星がコンジャンクションしているので、自分の個性を発信源とし、それに引き合う仲間との交流が広がっていくイメージ。
水星は逆行しているので、交流の中で、自分や他者、自分の所属する場への認識が変わったり、何かを学び直したりすることがあるかもしれません。
これまでの変化を経て、昔の仲間やパートナーと改めてタッグを組むこともあるかも。

天秤座にある太陽・水星には乙女座にある金星が緩くではありますがコンジャンクションしています。
金星は乙女座23度。
『動物のトレーナー』
● 自分の資質やバックグラウンドの良い部分を活かしつつ、要求される能力を訓練する。
● 磨かないままだと埋もれてしまう能力を訓練によって引き出す。
● 適正や資質に沿った方向で可能性を伸ばす。
●資質を活かすために、それを阻んでいる未熟な部分やコントロール仕切れない部分を訓練する。
● 部下や初心者など、まだ未熟な者の持っている資質を汲み取り訓練する。

という意味の度数。

秋分からは、自分の能力を洗練させるという乙女座的要素も影響しそう。
大きな影響のある天体が逆行していることもあり、乙女座的な細やかな調整の雰囲気は続きそうです。
仲間やパートナー、他者との活動の中で、更に自分の能力の磨くべきところが見えてきたりするかもしれません。
金星なので、向いてないものを無理に鍛えるのではなく、自分の美点となるものに磨きをかけていくイメージ。仲間やパートナーの眠っている美点を発見し、引き出していくようなこともあるかもしれません。
共に活動する仲間の一員として、新しい世界創造の一員として、自分のポジションでそれぞれが持つ個性を充分に発揮できるようにしていく。
たくさん交流し、自分の世界を広げる。他者に対しても自分に対しても、交流の中で理解を深める。そして各々が自分をさらに高めていく。
学びや気づきが多く努力を要することもありそうですが、全体的には新鮮な活気のあるポジティブで楽しい雰囲気となりそう。

金星には、山羊座の冥王星と魚座の海王星が調停という能動的な調和の配置を形成しています。
冥王星は山羊座27度。
『山の巡礼』
● 自分の到達したい目標に向かって、大変な厳しさをもって集中力を発揮する。
● 強い向上心とたゆまぬ努力。

という意味の度数。

海王星は魚座24度。
『人の住んでいる島』
● 人間中心主義を捨て、人間も自然界の1つの歯車として生きる。
● 自然の営みに沿ったナチュラルな暮らし。

という意味の度数。

冥王星も海王星もただいま逆行中ですが、冥王星は、旧社会が崩壊していく中、私たちは新たにどんな世界を目指していくのかということを。海王星は、自然や宇宙と一体となった人間の創造性を開花するために必要なことは何かということ、また、現実を伴わない美しいスピリチュアルな世界をどうこの地上に根付かせていくのかを、それぞれ問いかけています。
金融・国家・政治などを筆頭にした旧社会システムの不安定化、気候変動やそれに伴う食糧不足の問題など、すでに分かりやすく提示されていますが、人類が本気で方向転換をするために、これからも様々な問題を提示されるかもしれません。 
多角的な視野をもって様々な状況を学び、知恵を持ち寄り、一番上質で調和的な進化を選んでいきましょう。精神的なことだけではなく、実際的な対応が必要となってきそう。
それがこれから築いていく世界の土台となっていきます。

そんな大きなテーマを根底に踏まえて、私たちは魂から望む生き方を仲間と共に小さなことからでも実践していくこと。
そのために、様々なレイヤーにおいて変わらなければならないこともあるだろうし、もっと理解を広げ成長すべきことがあるのだと思います。
今は向上心をもって、それぞれの持つ個性、能力を充分に活かすために、精神性を含め磨きをかけていくこと。
フライングではありますが、次の春分からは改めて一人一人が自分の柱をしっかりと立ていくことがテーマとなりそう。自分の魂に沿って自分が自分の人生の舵取りをしていく。そこに至るために、今は能力の底上げをする、キャパを広げ個人の可能性をもっと伸ばしていくための鍛錬が重要なのだと思います。

太陽・水星には創造の部屋5ハウスにある木星が向かい合っています。
自分たちの魂の本質を活かしあらゆるもののクリエーションへ向かう。

この秋分図では、牡牛座にある天王星と水瓶座にある土星がタイトにスクエアという葛藤の配置に。
天王星と土星のスクエアは2021年いっぱい形成され続けた配置ですが、今、最終仕上げのような感じ。
これまでの時代の中で培ってきた感性・感覚、価値観などを新しく迎える時代に合わせて書き換えていくようなエネルギー。
天王星は牡牛座19度に。
『新しく形成される大陸』
● これまでの価値観などをリセットし、ゼロの精神で心の奥底からやってくる意志に対し、忠実な生き方をする。
● 魂・心から、矛盾や嘘、誤魔化しのない生き方。

という意味の度数。

自分の魂との対話はこれから当たり前の感覚になっていくと思いますが(というか、魂と顕在意識の自分とのギャップがなくなっていくと思います)、もう少し魂との分離感を埋めていく時間が必要。
それを、実際の行動を起こしながら調整していく感じ。
天王星はただいま逆行しながら、これまで進んできた現実とこれから進みたい現実とのギャップ(これまで馴染んできたやり方とこれからのやり方のようなものなど)を調整しているところです。

土星は水瓶座20度に。
『大きな白い鳩、メッセージの担い手』
● 内面の意志に集中し過ぎず外界に心を開き、外界で生じる事象の流れに身を任せていると、その流れの中で偶然出くわしたもの(偶然見聞きしたものや何故か強く印象に残っているものなどなど)の中から、何らかのヒントやメッセージ、求めていた答えを感じ取る。

という意味の度数。

大いなる流れに心を開くことで、シンクロなどのメッセージから流れを感じ取る感覚。
思考や計画、固定観念に捉われず、また力押しで進めることなく、調和的にベストな宇宙的タイミングで流れに乗っていくような感覚。
土星は、そういった水瓶座時代らしい宇宙的な新しい感覚を定着させていくよう促しています。

魂の望む新しい世界を創造するために、自分の内側にある自分ではないものをクリアリングし魂が求めるものを純度高く捉えていくことと、これからの行動を新しい感性・感覚で起こしていくこと。この人類の新しい感覚の進化を天王星と土星によって促されています。
意識して使っていくこと。

8月20日に双子座に移動した火星は、この秋分図では土星とトラインという調和の配置に。
今回火星は双子座へ3月6日までの約半年もの間滞在するというイレギュラーな動きを見せています。(通常は1つのサインに1ヶ月半〜2ヶ月滞在)秋分からの流れはこの火星からの影響をどう受け取っていくのかも1つのテーマだと思います。*火星の長期滞在のテーマは8月27日乙女座新月の記事に書いてあるので、よければ参考にして下さい。
秋分図では土星とトラインということなので、過剰な力の使い方・活動の仕方をもう少しコントロールしエネルギーを効率良く調和的な方向で使っていく、パワーバランスが整う、地に足の着いた意味のある行動、着実な成果、闘争心や怒りを抑え建設的に物事を組み立てる、といったイメージが湧きます。
火星は双子座にあり、特に情報の扱い方を身につけていくことを促されています。
情報が氾濫する中、自分は何に影響を受けているのか、どんな情報を受け入れるのか、その情報の質を見極めること。多角的視野で物事を捉えることを意識して、自分のアンテナの精度を上げていくこと。たくさんの情報が入ってくるけど、最終的な舵取りは自分の魂に沿って舵取りをすること。 
また現実が伴わない情報の中に晒され続けると、リアルとどんどんかけ離れていってしまいます。情報を扱うことと、リアルを認識することを同時に意識すること。
情報で得たものをリアルに落とし込むこと。
必要な情報と不必要な情報の処理。など。
風の時代には必須の能力なので、意識してみてください。

火星双子座期は、新しい時代を築くための現実的・建設的な新しいアイデアもたくさん生まれそうですね。
どんどん試してみると良いと思います。

宇宙エネルギーの入り口となるアセンダントは秋分図では蠍座に。
蠍座23度。
これまで何かのしがらみに抑圧されてきたエネルギーは解放され、もっと自由に振舞って良いのだという意識が高まっていく流れ。
ただし、そのエネルギーを攻撃や破壊の方向に噴出させるのではなく、身勝手な自由を押し付けることなく、エゴを調和的で喜びや豊かさを感じるようなクリエーションの方向へ意識を集中させ、転換していく術を身につけること。
自分ルール・相手ルール、どちらかに従うのではなく、どちらも納得し心地良くあれるポイントを見つける。
自分の欲望の表現が周りと調和的であるか。
断絶や対立、孤立、自分たちが良ければ良いという方向に進むのではなく、理解してもらう、受け入れてもらうには、(マイノリティーかもしれない)欲望・欲求のエネルギーをどう扱っていくかが、様々な問題、課題のベースとなっているかもしれません。
蠍座は、ルールや権利、一般常識を超えたところで相手と相互理解する。何の補償もない深い信頼というところで絆を結んでいくサインでもあります。その信頼関係を築いていくこと。
しがらみから解放され自由を手に入れる事と同等に、お互いの思いを理解し真摯に歩み寄ろうとする姿勢、自分にも相手に対しても、真心をもって向き合うことが大切。
その上で、切るべきものをキッパリと手放していく。

ここからの流れとしては、
天秤座新月で自分の立ち位置や方向性を自分の内側で受け止め整理し、
10月25日-11月8日の牡牛座−蠍座の日食・月食の頃に、仲間と共に何かを立ち上げたりと、これからの活動をハッキリと方向づけるような大きめのインパクトがありそう。
ご縁から生み出す流れが変わっていきます。
これは、5月の日食・月食の頃に意図したことや、秋分前の乙女座−魚座の禊期間による魂レベルでの変化が影響しているかもしれません。もたらされる事象と併せて内観し自分の流れを追ってみることで、魂の意図が見えてくるかもしれません。 
決め兼ねていることのがある人は、この頃にもたらされる事象に何かヒントがあるかもしれません。意識してみると良さそう。
10月2日に水星が、10月9日に冥王星が、10月23日には土星が逆行終了しているので、この日食・月食の頃に腹が据わり、満を持して動き出すものもあるかと思います。が、10月30日に火星が逆行開始。なので、慎重な滑り出しといった雰囲気かもしれません。新たに大きな基盤を築いていくという意識をもって、丁寧に取り組むと良いと思います。
11月24日に木星が、12月4日に海王星が、逆行を終了。
木星逆行終了と同日、木星がルーラーである射手座で新月を迎えるのも印象的です。
仲間と共に、いろいろなことにチャレンジしてみることで、見えてくることがありそうです。
*木星逆行のテーマも参考になるかと思うので、よければ7月29日の獅子座新月の記事も併せて読んでみて下さい。
12月20日木星牡羊座入りのち、12月22日冬至。
木星が牡羊座に入ることで活気が出て、前進に向かうエネルギーが高まってきそう。
1月13日に火星が、1月23日に天王星逆行終了。
ここから全天体順行期間が始まります。
天王星逆行期間で、魂レベルから整っていくと思うので、冬至以降この辺りから物事がスムーズに展開していきそう。ただ、天王星逆行終了時には、社会的にも大きなインパクトがあるかもしれません。旧社会システムから脱却して、自分の生き方を自分で構築するしかないような状況が訪れるかもしれないような雰囲気があります。状況は厳しいかもしれませんが、完全に脱皮出来る大きなチャンスでもあると思います。 この時期までに、魂の望む方向をしっかり見極め、覚悟を決め、それを実践出来るよう現実的な調整にベストを尽くしておくことが必要かと思います。現実を動かしていくには、時間が必要な事もあるので、今からこの辺りのことを意識して準備しておくと良いかと思います。
冬至までの流れのつもりだったけど、区切りの良いところまで書いてしまってます。


天秤座新月

9月26日6時54分頃に天秤座で新月を迎えました。
天秤座新月は、秋分のエネルギーを個人の領域に落とし込むようなタイミングです。
今回は秋分の星読みがボリュームあり過ぎなので、大切なポイントだけ記しておこうと思います。

新月は天秤座3度。
『新しい日の夜明け、全てが変わった』
● 自分の個性のイメージが外側に明確に現れてくると、それに即した周囲からの反応によって自分の個性に相応しい状況がもたらされ、その流れに巻き込まれていく。

という意味の度数。

新月は12ハウスに。
もたらされた状況から、自分でも気づかなかった自分に気づき、輪郭化されていくようなイメージも。ぼんやりとしか認識出来てなかったことも明確に捉えられるようになってくるかもしれません。
この新月では、これまで自分が意図してきたことによってどんな状況や変化がもたらされているのか。今もたらされている状況を一旦立ち止まり静観してみること。
なし崩し的に進んでしまわず、流れに任せるということも自分で選んで行けるよう、仲間やパートナーとの関係性を含め、自分がこれから大切にしたいことや今後の方向性などを整理し、自分自身でしっかりと再認識していく時間をもつと良さそうです。
秋分の天空図にも示されていましたが、新月には乙女座にある水星と金星がコンジャンクションしています。自分にとっての歓びや豊かさ、人生を思いきり楽しむということを意識しながら、これまでとこれからを整理し、自分の意志を明らかにしていくと良いと思います。
天秤座の新月なので、自分の内側をしっかりと整えてバランスの取れた状態にしておく事が、仲間やパートナー含む人間関係をより良くスムーズにすることにも繋がっていきそう。
仲間やパートナーなど他者に対する思いやりや配慮も忘れずに、バランスの取れた調和している状態を意識して描いてみてください。

10月2日には水星が逆行を終了するので、その頃には、求めていたアイデアが降りてきたり、タイミングがバシッとはまったり、何か区切りをつけることが出来たりすることで、状況を打開する次の一手がもたらされるかもしれません。

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