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【川に流れるたくさんの赤ちゃんの話】

いろいろとご心配をおかけました。
元気にやってます。

でもゆっくりと。
無理はせず。

よく考えたら、

異国の地、
子育て、
物理的なワンオペ、

無理しているんだと思います。

いや、よく考えなくても。


今朝、フッと思って。

『ちょっと内にこもろう』

と、思いました。


外への発信も好きで、この半年くらい続けてきた。

noteは好きだから黙々と書き続けるけど、
FacebookなどのSNSでシェアするのをやめようかと。

noteにしても、何にしても、

外へ意識が向きすぎてる。


それでなくてもいろんなことを敏感なわたしは、外から影響をとても受けやすい。

批判的な言葉などがくると、すごく悲しくなるし、すごく落ち込むし、一気に心身共にやられる。

日に日にnoteの閲覧数も増えていて、うれしいし、本当にありがたい一方で、その数字に少し心がついていけないときもある。


「さらにゆっくりいこう。」

入院を経て、「死」を見たような経験をして、次、表の世界で爆発するそのときがくるまで、準備期間が始まったんだと思いました。

ただ、やりたいことはやっていきます。
ワクワクすること、いっぱい考えています。

noteでNVCを盛り込んだこじんまりしたゆるい共感サークルも作ろうとも考えています。(わたしのキャパの事情であくまでも友人数人ほどのこじんまりにこだわる)

noteを引き続き読んでくださる方は、noteに登録してフォローしていただけたら、読みやすいかと思います。笑
そこまでしていらんわぃ!という方は、もちろんそのままで素敵です。

完全に外の世界とシャットダウンではなく、シェアしたいなと思ったときは、自分の心に素直にシェアします。一人が好きなのに、孤独を感じやすい、めんどくさい気質なので。笑

もしかしたら、なんやかんや毎日シェアしてるやないかいってなる可能性もゼロではありません。笑

オンラインサロンや、おもしろいYouTube、Voicyは引き続き、ワクワクしながら存分に楽しみます。実は、もうひとつ別のオンラインサロンにも入っていて、ひっそりと一人楽しんでいます♡

良いと思ったもの、おもしろいと思ったのもをどんどん誰かに伝えてオススメしたい、必要な人に届けたいという気持ちが、わたしの心をほぼ占めているのですが、それもちょっとしばらくお休み!


そんなことを決めた中、ずっと書こう書こうとなかなか文にできず書けなかったことが、今ココで一気に書けるような気がして、力が湧いてきたので書き出すことにしました!

それは、タイトルにもある、

【川に流れるたくさんの赤ちゃんの話】

考えるだけで、胸が痛くなり、想像したくもない。。

ちょっと長くなるけど、今回は分けずに一気に書き切りたい。すごく感じるものはあると思うから、最後まで読んでいただきたい。(私がこんな風に言うのもめずらしい。)


それは、広島リトリートでのあるセッション。

(✳︎ちょっと録音が見つからなくて、わたしの記憶と今の想いも踏まえて表現していきます。)


『キング牧師非暴力応用』

タイトルからしてもう難しくて、心が折れそうだった。。

自分がなにか情熱を感じるものをいくつか上げて、グループになって、どうやってコミュニティを作り上げていくかを話し合う。

わたしは日々の『虐待』の話にいつも心が揺さぶられる。もちろん、亡くなった子を思うと胸が潰れそうになる。

ただ、それと同時に、

そうせざる得ないほど、追い詰められてた母親や父親のことを思うと同じくらい胸が潰れそうになる。子供を救えなかった児童相談所や、親への批判に世間は注目を向けるけれど、その親を救えたら、もしかしたら防げたことなのではないか?と、いつも感じる。

だから、わたしは物理的に助け合える地域の『子育てのコミュニティ』について考えることにしてみた。

①これがうまくいかないときはどんな場面?
②どんな人がインパクトを受けている?
③どんな人を同じ部屋に集めることができるか?
④一体その分野ではなにが問題?
⑤コミュニティが成長するにはどんな人が関わったらいい?

トレーナーRoxyの質問が、もう、む、難しい…


そこで、アシスタントのはるのさんが、

「わたし、みゆきさんと一緒にそれ話し合いたい!」

と、手を挙げてくれ、グループに入ってくれた。

はるのさんは、海外を転々としていた駐在妻だった。スイスで日本語補修校の先生もしていた。はるのさんのサポートはすごくありがたいし、心強い。


でもそこで、わたしは絶望感に陥ることになる。


まずわたしが感じていることを言った。

「子育てコミュニティってママだけが集まっているところが多い。それは一時的な支えになっても、根本的なことがあまり解決しないように感じた。社会からママたちの分断を自ら生んでいるようにも見える。

ママたちだけで分かり合えても、もちろんそれもすごくすごく大切なんだけど、結局パートナーとコミュニケーションが取れていなかったら、パートナー心と心がつながっていなかったら、みんな心から安心はできない。

コミュニティには自分の旦那さんや、その周りの旦那さんも巻き込まないと、何も変わらないような気がしている。」



すると、はるのさんから返ってきた言葉は、

「旦那さんを巻き込むにしても、旦那さんたちには社長であったり、部長であったり、それぞれ役職があり、ピラミッド型のヒエラルキーがある。そして、駐在の奥さんも年齢が20代〜50代と様々で、旦那さん役職によってヒエラルキーがあったりもする。なんなら奥さん同士の方がヒエラルキーが強いかも?今の時代は減ってきたにしても、まだ根強く残っていると思う。

みゆきちゃん、そんなママたちやパパたちを集めてコミュニティ作り。どう??」

「・・・・・・・・・・・・。」


もう返す言葉が見つからなかった…

そもそもわたしは駐在妻のお茶会とか送別会とかが苦手(その空間にいるだけでエネルギーを使い果たしてしまう)で、この5年間ずっと避けてきた人。

そんなわたしが子育てコミュニティ?

え?なに言ってんの?

孤独な育児をしているお母さんたちを救いたいって思っているのに、そんな器用さも、多くの人を集めて巻き込んでいくような前に立つような人でもないのに…

わたし…

何にもできひんねやん…

絶望感…


Roxyにそんな話をした。

「もっと違う広い視点から考えてみてはどう?
子育てをするのに関わってくる場所。

学校や、小児科医もそうね。
そういう人たちにも入ってきてもらう。

とにかく色んなところから情報を集めるの。
みんな自分と同じだと思わないこと、とにかくたくさんの人にたくさんたくさん聞く。
色んな人とのミーティング、リサーチはすごく大事なの。」

ますます、わたしは落ち込んだ…


「Roxy、わたしそんなことできない…
わたしには学校や小児科を巻き込んでまで、コミュニティを作るなんて、そんな大きなエネルギーはない…

わたしにはまだ小さい子供が二人いる。

今のわたしが大切にしていることは、

まずは自分が満たされること、
そして家族が満たされること、
そしてその溢れたものを周りに循環していくこと。

だから、学校とミーティング、小児科とミーティング、いろんな人と対話して情報を集める、そこに時間をたくさんかけたら、一番幸せであって欲しい自分の家族が犠牲になる。子供たちが寂しい想いをする。

現に今まさに、わたしはリトリートに参加していて、子供たちが寂しい想いをしていることを体感していて…

わたしが今できることは、NVCを学んだ友人たちに、リトリートのことをシェアしたり、共感サークルをしたりすることだけで…

だから、わたしにはココにいる活動家のみなさんのような大きなことは…

なにもできない…」


無力だった。

なんてわたしは無力な人間なんだ…って思った。


そこでRoxyが話してくれたことが、
【川に流れるたくさんの赤ちゃんの話】だった。

「あのね、こういう話があるの。

川にたくさんの赤ちゃんが流れているの。

それを下流で、一人、一人、と赤ちゃんを拾って救っている人がいるの。

そんなことしてても意味がないって言う人もいるかもしれない。

でも、それを見て、誰が赤ちゃんを流しているのか、そっちをやめさせた方がいいと上流に向かい始める人もいるの。

どっちも本当に大切なのね。

上流に向かう活動家たちは、いろんな人から情報を得て、たくさんリサーチをして、たくさんのエネルギーが必要で、時間をかけて上流に向かっていく。

彼らが社会のシステムを変える行動をする。

下流の人たちは、システムを変えなくても、人に影響を与えることができる。

だからね、みゆきはみゆきができることをしたらいいの。

できることをする自分を許すんだよ。


わたしは頬を伝うあたたかい涙を感じ切っていた。

「わたしは… 下流で赤ちゃんを一人一人救いたい…」

と、心の奥底から声が出た。

「うん、それでいいのよ。素晴らしいわ。

一人一人救われた赤ちゃんは嬉しいの。

そして、もしかしたら、その赤ちゃんが大きくなったときに上流に向かうかもしれないね。

ありがとう、みゆき。」


わたしがしてきたことは間違っていなかったんだ…

ずっとずっと心にあった。

NVCを学び、広めたいと思いながらも、みなさんのような大きな活動ができない、そんな器用さも聡明さも大きなエネルギーもない自分にもどかしさを感じたり、モヤモヤしてずっと何か引っかかるモノがあった。

でも今回のRoxyの話を聴いて、このままでいいんだ、これからもわたしはこのままでいいんだって心から思えて、本当にホッとして、すごく軽くなって、自分の歩く方向が見えたんだよね。


そんな中、ある方に、

「みゆきさんが下流で赤ちゃんを救ってくれている間に、わたしは上流に一歩、一歩、本当にゆっくりだけど、上流に向かってるから。」

と、言ってもらえてまた涙。。。


一人、一人、できることがある。

わたしができないことを、できる人がこの世界には必ずいる。

仲間がいる。

なんてあたたかい世界なんだろう。


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そう、この話をずっと書きたくて、なぜか書けなくて二ヶ月が経っていた。

そして、これからわたしは内にこもります

山奥に修行するみたいやな。
至って普通に生活していくんやけど。笑


では、ゆっくり生きていきたいと思います。

『できることをする自分を許す』

この言葉を胸に。


いつも読んでくださり、ありがとうございます。

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡