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#16 町田ゼルビアvs栃木SC

曇り空の中行われた今節。
ホームに迎えたのは過去の対戦で1点も取れていない難敵栃木SC。
お互いに苦しい時期を過ごしているので、どちらも何とか勝ちたいところ。ゼルビアは今季2回目の連勝を狙います。

玉川学園マッチデーだった今節。
ゼルビーランドに売っていたアイスクリームは美味でした。

どうやらネットでも購入できるみたい。

(こうやってスポンサー様に媚を売っていくスタイル)

スタメン

町田
前節からの変更はなし。ケガ人も復帰し、もう言い訳は言ってられない。

栃木
もはや栃木にはフォーメーションを数字で表すことは不可能!!と言わんばかりの前線の自由度。スピードとテクニックを持ち合わせた選手が前線に揃う。

攻撃

今節もゼルビアはある程度は繋ぐサッカーをします。CB2人は特に前に蹴るのではなく、サイドの選手へのパスという選択をするシーンが目立ちました。SBや中盤の2人が前にロングボールを入れることが多かったです。前に収まらない場合でもセカンドボールを中盤の2人が多く拾うことができ、そこから二次攻撃をすることができ、試合はゼルビアのペースで進んでいきました。

シュート本数が15本と相手の3倍打っていて、シュートで終わる!!という狙いがあったように見えたので、その様な印象になったのかもしれません。

栃木は町田の最終ラインにはプレスをかけてこないで、引いてブロックを作り、町田の密集に合わせてくるという守り方でした。そのため、相手に引かれたときの崩し方をまだ手に入れていない、ゼルビアは相手のブロックができる前にパスできないと、CB(特に酒井ちゃん)が無理に縦パスを通そうとしたりして、ボールロストに繋がる場面もありました。

再現性のあった攻撃

これは26分の井上の得点シーンを図で表したものです。
この試合に何度も見られた攻撃パターンから生まれた得点でした。まずは、コーナー付近でボールを持ちます。次に逆サイドのSHが流れてきて、相手を背負いながらパスを受けます。そして、フリックしたボールをFWやロメロが走りこんできてシュート、というシーンです。

昨シーズンはこのようにレビューを書いていなかったので、記憶だけになってしまいますが、スローインからの流れで、平戸がボールを持ち、相手を背負うのがFWのどちらか、そしてシュートというシーンが何度もあったかと思います。今シーズンはなかなか見られなかったので、新しい戦術が上手くいかないから、昔の戦術を掘り出してきたと、ネガティブに捉えることもでき、どう評価していいかはわかりません。

あとはケイマンが狭いなりに使えるスペースを使えるようになってきたなと思います。ナナメに走ることで相手の背後から前に出て、クロスに合わせたり、ボールを引き出すことができるようになってきました。3回ほど決定機があったので、決めていれば…という感じです。


守備

栃木は町田の圧縮に合わせた守り方をしてきたので、どうやって密集からボールを出し、前進させるかが重要になってきます。

栃木は急がば回れ作戦とでも名付けましょうか。1度最終ラインにボールを戻してから逆サイドに振って、前にボールを入れてきました。何度もあったのは、海舟が圧縮orオーバーラップで空けたスペースに浜下や西谷(和)が走り込んで、チャンスシーンを作っていました。

1失点目は町田の左サイドからで、2失点も左サイドからシュートを打たれています。特に1失点目は海舟だけのミスではなく、チームとして空いたスペースをどう埋めるか、誰がカバーするのかが決まっておらず、酒井ちゃんのスピード頼みな気がします。酒井ちゃんのスペースでカバーするのがチームとしての決まり事なら、61分のカウンター(平岡がスピードを活かし酒井ちゃんを置き去りに、大谷のナイスカバーで大事には至らず)のようなヒヤヒヤするシーンは増える一方だと思います。
今後どう整備されていくか見ていきたいとおもいます。

74分頃からへニキやイレジュンを投入し、栃木もロングボールを使いながら攻撃してきます。どんどん押し込まれていくようになります。ロメロや大谷をはじめ、選手の疲労も見え始め、攻撃も単発になっていき、選手交代のバタバタなどもあり、ロスタイムに失点。勝ち点2が逃げていきました。


さいごに

今節も終盤での失点とよろしくないですね。暑くなってきて、早い時間から疲労が見え始め、耐えきれず…という失点が多いですね。唯一の光は複数得点が続いているということだけでしょうか。2試合連続ホームでジェットコースターのようにテンションを上げたり下げたりしてきて、テンションが下がったまま試合が終わってしまうと、サポーターの心理的にも厳しいものがありますね。今は耐えなければならない時期なのはわかっていますが、勝ちたいですね。サポーターは応援する事しかできませんから、自分なりの形で応援していきたいと思います。

今節もお読みいただきありがとうございました。



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