YouTuberさんでは毎日の習慣だったり出掛ける前にやっていることを「◯◯ルーティーン」として動画を作っていたりしますよね。
私もLINEスタンプを作っているとある程度習慣化してきている部分があったりして、「これってルーティーンだな」と思うことがあります。もしかすると他のクリエイターさんにも当てはまることだったりそうでなかったりするかもしれません。

構想

まずはネタ探しです。
外に出掛けた時やニュースやX、noteを見ている時に常にアンテナを張るようにしています。あとは自分の新作スタンプの売れ行きをチェックしながらランキングで他のスタンプの動向を見て「こういうのが流行ってるけど、こういうパターンのはまだないな」とかスキマがないかを考えていたりします。

思いついたネタはスマホのメモ帳に忘れない内に書いていきます。が、後から見直すと何が良かったのかよくわからないものも多くあって、寝かされっぱなしになることも多いです。

作り始め

「これは面白そう！」「作りたい！」と思えるネタを思い付いたら、早速作り始めます。このモチベーションがなかったら40枚（私は基本40枚でやってます）も画像作ってらんないので、勢いは重要ですね。

最近は画像生成AIが多いので、まずは適当にプロンプトを放り込んでラフに作っていきます。大体いつものテンプレみたいなのはあるのでまずは作ってみて、細部を微調整します。AIで100%の完成度をガチャで求めなくても最近は気に入らない部分はPhotoshopでレタッチすることが出来るようになったので、スピードアップしてきましたね。（指の生成がAIはどうしても苦手なので指のレタッチは何回やったかわかりませんね）

アナログ作画だとひたすらノートに下書きを描き込む時期ですね。

1,2枚作り始めたら「おもんな…」と急に冷めて止めてしまったりもします。

スタンプ完成

画像に文字を載せていきます。フォントにはこだわります。こだわったところでユーザにはこだわりは伝わらないような気がしてるんですが、私が気になってしまうのでこだわります。

どういうメッセージを採用するかはある程度汎用なメッセージリストを作ってあるのでそこから採用したり、ネタに走りたいときはネタ要素を多めにしたりします。ネタとベタ（汎用性低いのと高いの）の配分はいつも迷うんですが、LINEスタンプの管理画面から得られる情報だとあまり判断が付かないので迷っても無駄かな…と思ったりもします。

私はスタンプの順番は基本的には最初は決めないで作っていき、後から全体の構成を見て並び順を変えていきます。最初の10枚は使用頻度がやはり高いので（スタンプの選択をする時上に来るので）、ある程度汎用性を重視します。とはいえLINEストアの40枚のスタンプのサムネが並んだ画面で目立つことも重要だと思うので、出来がいい・映える・ダジャレが秀逸と思うものを前に持ってきたり、似通った絵柄のスタンプは離したりすることもあります。こだわったところでユーザにはこのこだわりは伝わらないんですが、重要だと思うのでこだわります。

そんな葛藤の中で完成させます。

審査リクエスト

LINEスタンプ管理画面から登録して審査をリクエストします。
タイトルと説明文は毎回悩みますが、基本的にはタイトルは長すぎないようにキャッチーにして、説明文は検索用に必要なキーワードをしっかり盛り込んでおくのがいいですね。キーワードの羅列だとたまにリジェクトされるのがウザいのでうまく文章にして作ります。

画像の登録の時に一応画像の透明部分にゴミがないか確認します。画像の書き出しは自動化しているのもあって、やっぱりたまに見逃したゴミや誤植があったりします。そのままリリースしてしまった日には大ショックなので最終チェックは大事にしてます。

タグを設定します。数年前まで面倒すぎてあまりやってなかったのですが、タグ設定のUIが改善された（と言ってももっとやりやすくしてほしいけど）のを機にやるようになりました。タグを設定すると、トーク画面でユーザが「おーけー」みたいに打ったら手持ちのスタンプから「OK」のタグが設定されているスタンプがサジェストされる機能なんですが、やっぱり購入者に使ってもらってナンボなので確実にやったほうがいいと思います。
※AIが更新されて自動タグ付けの精度が上がったそうなんですが、管理画面からはその確認ができなくなったので精度の評価はできず。ま、手動では１枚に１タグ付けるくらいでとりあえずいいんじゃないかと思ってます。

全部できたら審査リクエストをポチ。

審査完了待ち

ソワソワする時間です笑
審査始まらないかな〜、リジェクトされないかな〜と何回も管理画面を見に行きます。

最近ではだいたい審査開始までに12時間、審査に10分〜24時間くらいで結果が出ますね。簡単なスタンプだと本当に一瞬で審査完了しますが、単純に「情報量が多い」スタンプだと時間がかかります。多分、権利関係など調べているんだと思います。

リジェクト通知が来ると本当にドキッ！とします。でも速攻で直して再申請します。

審査完了

ありがたいことに審査通過できたら、リリース時期を見定めます。

最近は週に何個もリリースすることがあるので出来たら雑に即リリースしていたりすることもあるんですが、基本的には月火水木リリースが多いですね。土日月は明らかに売上が落ちる（皆さんスタンプどころじゃないんでしょうね）ので、リリース後の初動がそれに掛からないようにしています。
月曜リリースは自分の中でも賛否両論あるんですが、どうせ初日は売れないので火〜金の4日を初動に掛けられるという考えもあったりして…
（金土日に承認下りた時に待ちきれなくて月曜リリースしているだけという説もあり）

リリース

曜日は気にしてますが、時刻は気にしてません。大体お昼休みか夕方の休憩の時にやったりします。
リリースすると数分後にスタンプが購入できるようになるので、まずは最初のお客様＝自分で購入します。もしお友達で使ってくれそうな人がいたらプレゼントもします。（金額的に結構バカにならない額になるのですが…面倒くさくて経費計上してません。たまにこのためにガッツリLINEクレジットをチャージします）
あとはnoteで新着スタンプ情報を書きます。

リリース直後

ソワソワする時期です笑

👆こちらでも書きましたが、初動が弱小クリエイターには重要なので管理画面での売上・LINEストアでの検索時の順位を確認します。
ヒットだと確信できたらすぐにシリーズ化を考えます。鉄は熱い内に打て、です。
コケたと思ったら、すぐに違うことを考えます笑
この判断が付きづらいので、管理画面の売上が集計されない不具合とか本当止めてほしいんですよね〜…（検索結果に出てこない不具合らしき状態もあったりするので本当にちゃんとやって欲しい…）
前は管理画面の情報更新がリアルタイムだったんですが、それが負荷回避のためだと思いますが１日１回になってしまったので、検索時の順位はリアルタイムに近いのでそれを見て自分や他のクリエイターさんのスタンプの順位と比べてなんとなく推測しています。

その後

毎日10時半くらいに管理画面で売上が更新されるので、チェックは欠かせないですね。これは私がお金大好きだからではなくて（それもありますが）、後から時間差で波がやってくるスタンプもあるからですね。総売上だけでなくてコケたと思ったスタンプの売れ行きも細かくチェックします。

はい、以上が私のLINEスタンプクリエイタールーティーンでした。
クリエイターのあなた、同じところはありましたか？逆に違うところはありましたか？

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