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テレビ好きな私は、とある沼に片足を突っ込んだ(2)

フリーのテレビプロデューサー・佐久間宣行さんのYouTubeチャンネル『NOBROCK TV』に2022年6月突如、サブチャンネル『NOBROCK ドキュメント』が開設されました。

そこには1本の動画がありました。

タイトルは『【初投稿】佐久間宣行の元に一通のDMが届いた』
サムネイルは何やら思いつめたような疲れた表情の佐久間さんと「緊急収録」の文字。

佐久間さんウォッチャーな私は迷わずチャンネル登録して、動画を観ました。

秋元康氏が監修、佐久間さんがプロデューサーを務めて2018年から3年間テレビ東京で放送していた『青春高校3年C組』という番組がありました。(私は観ていなかったのですが)
その中で「アイドル部」という企画があり、そこで女子アイドルグループを結成していたメンバーの内5人が番組が終了して1年経った今もまだアイドルとして再デビューすることを夢見て練習を続けているらしいということ。そのメンバー2人からインスタグラムのDMでメッセージがあり、再デビューの計画がうまく進んでいないことから思い悩んだ結果、過去に関わったことがある頼れそうな大人・佐久間さんにプロデュースをして欲しいという相談の内容だったことが佐久間さんの口から語られました。
助けてあげたいが、何が出来るのかはまだわからない、会ってみて話を聞いてから考えようと思う…という内容でした。

何やらこれまでの佐久間さんのお笑い・バラエティ寄りの活動とは違った毛色の内容で、今後どう転がるのかわからない動画でした。

その後に順次公開されたいくつかの動画の中で、再デビューを目指しているのは日比野さん・大曲(おおまがり)さん・前川さん・齋藤さん・西村さんの大学生の女の子たちであり、今はプロデューサーが見つからずとりあえずレッスンだけしていることがわかります。
彼女たちと佐久間さんが話しまた彼女たちも互いに話し合う中で、5人は再デビューに向けて動いているものの実はアイドルになることに懸ける熱量や目的もバラバラなこと、なぜアイドルになりたいのかという理由もそれぞれぼんやりしていることなどが明らかになっていき、ついには仲間割れも発生してしまいます。

そんな彼女たちを見て、普段温厚な佐久間さんも珍しくイラつきを隠しません。助けてください、と言うから忙しい中時間を作って相談に乗っているのに何をどうしたいのかも自分たちの目標が全く見えないのですからそれも当然です。

でも彼女たちが置かれた状況というのも厳しいものであることは理解できました。番組の中の企画でアイドルとして活動し始めたもののコロナ禍が始まってしまい、番組は立ち消えと言ってもいい形で終了していたのです。アイドルとしてデビューしたものの短い期間しか活動できず、不完全燃焼になっていたことが想像できます。
そして悲しいですが、年齢の問題もあると推測できます。みんな今は大学生ですが、そのまま就職せずにアイドルを目指し続けるという選択は余程の自信と覚悟がない限り実際不可能でしょう。タイムリミットが近づいていました。

一方、佐久間さんも悩みます。自身の関わった番組発信でアイドルの亡霊のようにしてしまった彼女たちを助けたい思いはあるものの、今の状態では正直「見えない」状態。プロデュースすると安易に言ってしまうと、反感を買ってしまいファンが素直に応援できないのではないかという懸念。『青春高校』では秋元康プロデュースという恵まれすぎた環境でデビューさせてしまったことの反省。アイドルが乱立し戦国時代とも呼ばれる厳しい市場。若者の人生を少なくとも数年預かってしまうことの責任

様々な思いが駆け巡る中、一体佐久間さんはどんな結論を出すのでしょうか。

<続きます👇>


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