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生後25年日記 42日目「夢見る少女じゃいられない」

こんにちは、外出自粛で腹回りがヤバいことになっている りんはや です。今日も今日とて日記です。

夢の話

・昨日、朝5時まで夜ふかしをしていたため、今日は夕方5時に目を覚ました。12時間睡眠。一日の半数を夢の中で過ごしたことになる。

・もうこうなると夢と現実、どちらが本当の世界か分からなくなるな。ならないな。

・ちなみに夢の内容は、役者である私が舞台の本番当日に寝坊して出番をすっ飛ばしてしまい、演出家にボッコボコにぶん殴られるというもの。

・大学時代、演劇サークルに所属していたからそういう夢を見たんだろうけど、人物や風景が妙にリアルで、飛び起きたあとも20秒ぐらい本当にあった出来事のように錯覚していた。

・演劇界に足を踏み入れた者なら必ず一度は、こういった「本番をすっ飛ばす」「台詞を飛ばす」「舞台装置が壊れる」といった悪夢を見ると思う。
役者やスタッフが一番危惧しているのは「本番でミスる」ことなので、その顕在的・潜在的恐怖が夢の世界に現出しやすいのだろう。

・ところで演劇界に限らず、建築業界、IT業界、アパレル業界など、特殊な業界に属している人がよく見る悪夢にはどういうものがあるのか気になる。

・恐らくそういう夢も業界特有の「恐怖」に根付いたものになるだろうから、「ああ、この業界の人はこういうことが怖いんだ」と業界への理解がより深まると思う。

・またその夢が意外なものだったら面白い。建築業界の人は「鉄骨が落ちてくる夢」とか見そうだけど、意外と「大事な工具を忘れてくる夢」が多かったり。

・もちろん吉夢だって見るだろうけど、悪夢ほど見る頻度は多くはないと思う。現に周りの演劇界隈の人々の話の中でも、「舞台で成功する夢」はほとんど聞かない。まあ単純に面白くないから誰も話さないだけだろうけど

・だとしても「成功する夢」より「失敗する夢」の方が印象に残るということの背景には、「人は成功することより失敗しないことに重きを置く」っていうのが少なからずあると思う。

・でもその考え方ってすごく大事だと思う。

・よく「失敗を恐れず挑戦しろ」っていうけど、成功はむしろ人一倍失敗を恐れるところから始まると思う。

・石橋を叩いて渡るじゃないけど、常に最悪の事態を想定して、何が起こっても最小限の傷で抑えられるように策を講じておく。そしてその行動が終わったら、そのままの方向で進むなり軌道修正するなりして、また次のステップに進む。

・いわゆるPDCAサイクルと似ているけど、"Plan"の段階であらゆる可能性を果ての果てまで考え抜くことが大事なんだと思う。

・ただ「最悪の事態を想定」した時点で怖気づいて行動にすら起こせないという人がほとんどなんだと思う。現に俺もそうだし。

・だからこそ、GACKTが"知覚動考"という言葉で表したように、「考えるより先に行動しろ」という考えに行きつく人も多くて、まあ難しいところではあるよね。

・話が逸れてきたのでここまでにするけど、「業界別よく見る夢ランキング」はどこかのメディアがアンケートをとって発表してほしい。それかすでにそういう統計があったら教えてほしい。興味ある。言い出しっぺの法則?知らんな

・今更だけど日記に夢の話を書くようになったらいよいよ末期な気がする。和菓子屋がタピオカミルクティーを出し始めるぐらい末期。

フレンチトーストの話

・夜10時にフレンチトーストを作った。卵は足りないし火加減は強すぎるし焼き時間は間違えるしで散々な出来だったが、味は意外に悪くなかった。

・レシピは以下のサイトを参考に作った。選んだ理由は簡単そうだったのと、検索結果の上の方に出てきたから。レシピを吟味せずに適当に選ぶのは料理素人の特権だが、美味しかったのでオススメ。

・ちなみにはちみつがなかったので、以前に友人との京都旅行で買った「祇園小石」のひやしあめを掛けた。甘さの中に生姜がきいてて深い味わい。

・ひやしあめや水飴などの「液状になった飴」には昔から憧れがあって、絶対的に美味しいものという印象がある。

・小学生の頃、国語の教科書に「壺に入った水飴を食べた弟子がお坊さんに怒られる」という話があって、その印象が未だに残っているからだと思う。

『飴は毒』の話

・タイトルと具体的な内容が思い出せなかったから「水飴 壺 坊さん」というアホ丸出しの検索をしたら『飴は毒』という題名だった。

・ストーリーはこんな感じ

あるお坊さんが壺に入った水飴を小坊主たちに取られないよう、「これは毒だから食べんなよ」と嘘を付く。
しかしそれが水飴であることを知っていた小坊主の一人が、お坊さんの大事にしてた小鉢をわざと割ってしまう。
そして他の小坊主に言う。
「さあ、みんなであの水飴を食べよう」
帰宅後、壺の水飴が無くなっていることに気づいたお坊さんが小坊主たちを問い詰めると、主犯格の小坊主が泣きながら言う。
「お坊さんの大事にしていた小鉢を割ってしまったので、毒を飲み、死んでお詫びしようと思ったのです。もうじき毒が回って死ぬと思います」
お坊さんは怒るに怒れず、彼らを許すしかなかったのであった。

・嘘をついてまで食べるぐらいだからよほど水飴って奴は美味しいんだろうな、という印象を、これを読んで植え付けられた。

・ていうか改めて物語を読んでみて思ったけど、このストーリーに『飴は毒』ってタイトルはどうなんだ。確かにインパクトは強いけど、たぶん主旨はそこじゃないだろ。過激な発言だけを切り取ってタイトルにして話題性を狙うマスコミの手法と全く同じ。昔話で炎上を狙うな。

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