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2023年、アーユルヴェーダリストを目指す

Ayubowan. 
「Nyepi(ニュピ)」のRinkaです。

Ayubowan(アユボワン)は、先日スリランカに行った時に一番感銘を受けた言葉なんです。
シンハラ語で「こんにちは」という意味で「あなたの健幸を祈っています」という意味も込められております。
この後の話に繋がってくるので覚えておいてくださいね!
Nyepi(ニュピ)は、2023年3月(28歳の誕生日&母の誕生日の節目!)に新しくサービス展開する予定のアーユルヴェーダサロンとなります。
Nyepiについての詳細は追ってnoteに書いていきたいと思いますのでそちらもチェックしてみてくださいね!

2023年初投稿目は、自分のこれまでの振り返りを兼ねながら、私のように、これからどうキャリアを歩んでいこうかなあ、と迷われている方にもほんの少しでもヒントを受け取っていただけたら嬉しいなと思い、書きました。
「なぜNyepiを誕生させる予定なのか」これまでのキャリアについても触れながら、アーユルヴェーダを志とした理由について書いていきたいなと思います。

テクノロジー企業での社会人生活7年間

通っていた早稲田大学では、国際教養学部という1年間の留学が必須の学部で「リベラルアーツ」を売りとしている学部でした。
専攻は自由に決めるというスタイルの特殊な学校で教育を受けた私は、将来やりたいことの方向性は学生時代には言語化できずにいました。
ただ、やりたいことはたくさんあったためバイトやインターンに励みながらもイタリア留学やミスコンに出てみるなどとりあえず興味があれば挑戦していたような学生でした。
当時、就職先も特に決めていなく、本当にやりたいことは徐々に見つけていけるだろうと思い、とりあえず「挑戦」がキーワードの企業に入ろうと就職活動をしていました。
結局、卒業後の約7年間はテクノロジー企業で会社員として毎日忙しく働く日々を過ごしました。

1社目は、ソフトバンク株式会社のマーケティング担当として3年間在籍し、その後ご縁があり、スタートアップ企業にて約3年半勤めました。

スタートアップ企業では、最初はメンバーも4人ほどの小さなチームでプロダクト立ち上げの0→1フェーズを約2年間、後に上場企業にM&Aされました。
1年目は、立ち上げているサービスが顧客に刺さるのか・刺さらないのか、顧客が求めているものも不明瞭な中、推進していかないといけない苦しさがありました。
また、プロダクトも完成仕切っていない状況で営業を始めていたため、毎日上司やお客様に怒られながらわからないことが多すぎる中でも頑張り続けるという0→1フェーズでした。
M&A後の1年間は1→100の事業拡大において初年度から目標売上も高く・営業人員は3名という中で、大手企業を中心に営業を毎日頑張るスタイルでした。
プロダクトも売り切り型ではなく、毎日取引先と密にコミュニケーションを取りカスタマーサクセスを地道にしながらも、新規取引先獲得のため提案準備を重ねては挑み続ける、というかなり忙しい日々でした。
環境変化や少数メンバーのため、一人あたりのロールも多く、自分の頭で考えてひとつひとつ推進していかないといけない中で、
実際は思うようにうまく結果につながらず、自信を喪失し、自分を責め、辛くて泣く日々を過ごしました。
その度に、自分で自分を律し、「大丈夫。私はできる!」と自分に呼びかけながらひたすら目の前のことをギリギリになるまで頑張る毎日でした。

身体も心もギリギリ。
もう本当にしんどいなあ、と感じ始めていたころ、大事な打ち合わせでお客様先に訪問した際、ふらっと意識を失い目の前が白くなって倒れてしまいました。
原因について知るため、病院に行って診てもらっても、「自律神経の乱れ→パニック障害→?」といった形で、最後の根本原因まではわかりませんでした。
自分の中では、自身の考え方・心の在り方が原因なんだろうとどこかで理解していました。
これまでの人生において、病気ひとつしたことがない私が、知らぬ間に自分の心身が深刻にすり減っていたことに初めて気づいた経験となりました。

これからの生き方を考える

そんな経験を経て、「何のために働くのか」を毎日自問自答する日々が始まりました。
心身を害してまで、働いてる意味とは。
お金のため?会社のため?働いてる同僚のため?自分のため?
そもそもなぜ心身を害して働かざるを得ない状況なのか。
自分の捉え方なのか?環境なのか?これを乗り換えれば次にいけるのか?

いろんな人と話し、観察し、整理した結果、私の中でたどり着いた答えは、「私自身、志をもち生きていきたいと思っている人間であること」
毎日目の前のことに一生懸命になっており、何を大切にしている人間なのか、見えなくなっていたことに気づきました。
もちろん、次のステップへ行くには現状を「手放すこと」が必要であり、多少なりの恐怖を感じることもありました。
それは、今この環境下でもたくさんの学びの機会はもっとあるし、一緒に働く人も素敵だし・・・メリットもたくさんあったので違う道へ進むリスクを考えてしまうからだと思います。
ただ、その時感じたこと・直感を大切に、素直に自分を受け入れ、現状を手放す勇気をもつことを大事にしようと心に決めました。
シンプルなようで私にとっては大の苦手の「手放す」こと。
私は、次へ進むために「手放す」決断をしました。

志の方向性の見つけ方

一生をかけてやりたいことなんてないなあと思っている人間でしたが、自分の志の方向性を検証するために興味があると思ったらまずはやってみて実験しながら見つけていくスタイルを自然ととっていることに気づきました。

もうすでになんとなくやりたいことが見えてる人もいれば、全くみえていない人もいる。
私はどちらかというと最近までは後者パターンでした。
考えてもやりたいことが多く、そしてそれぞれに対しての興味の深度がどれだけのものなのか自分でもわからない、といった感じでした。
どれだけ考えてもそれで終わり、行動しないと何も変わらない。
ということで、私の志をみつける旅の方針としては、「とにかく動く、経験する」ことでした。

まず、直感的にピンときたヘアメイクアップアーティストの方の人間性・生き様に惚れて、その方の母校を調べてプロのヘアメイクアップスクールBe-Staffに問い合わせをしました。
そして、プロデューサーのKei Yamaguchi氏と出逢い、ヘアメイクはただの表層的な美のツールではなく、人の内面の魅力を引き出せるツールであることを先生の人柄、学校の理念からひしひしと感じました。
直感的にここで学びたい、ヘアメイクもだけど人間としても成長したい、と思い入学を決心しました。

入学してからは、ヘアメイクに対して自分はどのくらいの興味関心があるのか、やりながら自分でも探っていく毎日を過ごしました。
1年通学していた頃から、その人のお顔を読み解き、その人自身の魅力を見出し最大限に活かすことがこれほどまでに楽しいものなのか、と徐々に体感でき、楽しいと心から思えている自分を発見しました。

・・・そうして仕事の合間に通いながら無事に約3年間で卒業しました。

志の決め方

志の方向性はなんとなく自分でもわかってきたけど、じゃあそれを心から幸せに感じながら仕事にしていくには、どうしたらいいのか。
好きで始めたヘアメイクというお仕事も、様々なお仕事がある中で、自分のやりたいこと=その人自身の魅力を見出し最大限に活かすことをずっと続けられて一生幸せでいられるのか。
そしてきちんと仕事として経済的にも成り立つ仕事なのか。
ここを決めることが、次の難問でした。

まず、私が本当にやりたいこと:その人自身の魅力を見出し最大限に活かすこと を本質的に実現するためにどうしたらいいのかを考えました。
ヘアメイクでももちろん、内面の魅力を引き出し活かせることはできる素晴らしいツールだと考えていますが、その人の「内面」の魅力に自分で気づき変化を遂げるには、そこには変わらない「哲学」をもつ必要があると感じていました。
自分自身もそうであったように、本当に辛い時・苦しい時こそ自分で自分を律し、マインドに気づき、育てる必要があり、そこには軸となる「哲学」が必要です。
辛い・苦しいなあと思ったら、何が原因なのかを考えると思います。
考えた後は、次に向けてどう整理をつけていくのか、ここを決める際に哲学が必要だと実感していたのです。

ただでさえ忙しい社会人は、様々な感情を持ちながら日々過ごしている中で、自然と自身の感情を無視してしまい、ただ目の前のことをひたすらにやっている日本人が多いのではないかと感じます。
自分を無視し続けると病気になりやすく、心も身体もボロボロになってしまう。
だからこそ、意識的に努力してまずは「自分の静なる時間」をつくるための環境を整えて、感情と向き合い、哲学を持ってひとつひとつ納得のいく判断をしていけると明るい楽しい人生を歩めるのではないか。
そんなことを考え、何となく次に極めていきたい方向性が見えてきたとき、偶然訪れた新潟県にあるワイナリー「カーブドッチ」の隣にあるSPA施設で受けたアーユルヴェーダと衝撃的な出逢いを果たしました。
アーユルヴェーダこそが、私が生涯かけて極めていきたい分野だ!と直感的に感じました。

アーユルヴェーダとは

「その人自身の魅力を見出し、最大限に活かす」
私の志にピッタリとハマっていたのがインドの統合医療であるアーユルヴェーダでした。
アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは、紀元前3,000年前にインドで発祥した統合医療です。
語源的には、サンスクリット語で2つの単語「Ayu」「Veda」で構成されており、Ayuは生命を意味し、Vedaは知識または科学を意味しています。
つまり、生命(人生)にとって、正しいことは何か・正しくないことは何か・幸福な状態や悲しみの状態、一生において良いこと・悪いことなど生き方そのものを示す知識です。

健康と病気について、人体に起こるバランスとアンバランス、アンバランスした状態をどのようにバランスさせ、回復に導いていくのかという知識を体系化し、適用する医学体系となっています。

日本では、よくシロダーラを代表するアビヤンガ(マッサージ)サロンを通してアーユルヴェーダを知る方が多いと思いますが、アーユルヴェーダそのものが全てを包括的に本人の魅力を最大限に活かしていく知識となるのです。

アーユルヴェーダには、始まりもなく・終わりもないと言われており、これから環境がどんどん変容としていくこの地球人において必要な知識であり、この忙しい環境において古来から伝わるアーユルヴェーダという知識が人間らしく幸福に生きていけるものだと感じています。

今後について

インドでは、アーユルヴェーダの国家資格をもった方が治療を目的として病院を開業or勤務されています。
また欧米では、医療として認知され一部保険金なども降りるなど東洋のみに限らず、今や世界全体で注目されている立派な医療となります。
日本では未だその正当性は認可が下りておりず、ヒーリングサロンや皮膚科・内科・婦人科などのクリニックで一部取り入れるなどまだまだ公式には広まっていないと感じます。

私自身、キャリアはテクノロジー企業での事業立ち上げ・グロースなどからスタートしているからこそ感じている、真面目な気質の日本人だからこそ、本来の自分と向き合い、育て、活かしていく力を養う必要性を実感しました。
今後は、まずは本場のインドで3週間修行をし、サロンを開業して実践しながら学び、極め、将来的にはどうしたらアーユルヴェーダという知識を日常生活において浸透できるのかを考えていきたいと思っています。

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。

Ayubowan. 


Nyepi(ニュピ)| アーユルヴェーダヒーリングサロン
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Rinka 
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Twitter:https://twitter.com/rinka_ayurveda



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