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20.現在の喜多子、姉真喜子

前回から続きます。結局、前世では伊達政宗公のために、人生を終えたのですが、その反動からか、今世では障害者という立場で転生しています。ユーチューブ動画でOWSというサイトがありますが、そこでそうた君という、クラリオン星に魂を持つ小学生が出ています。彼は本物の他星人のようです。そこで面白いことを話していました。

障害者として産まれるには、多くの人の順番を待たなければならないのだそうです。つまり、何か失態を犯した罰として障害者に生まれ変わるということではなく、順番待ちしなければならない程の人気転生なのだそうです。

ある意味、他人の力を借りなければ生きられないということは、民主主義の世の中では、保護の対象となるために他力で生きられるということです。自分のプライドが許せば、そんな楽な生き方はありません。この3次元社会での善悪の道徳観念論で判断すれば、ずるい生き方と言われてしまいますが、宇宙的に見れば、善悪など存在しませんので、望む生き方をすればいいだけです。

まあ、そうやって転生してきた姉ですが、子供の頃から犬が好きで、となりの家の犬を可愛がっていました。引っ越ししても近所の犬が来ると、犬が何とか言っていると話していました。30年も前のことです。最近は70歳になって、独り言を言うようになりました。ぼけ老人の始まりなのかと思っていましたが、実は別次元の人達と話しをしていたのです。

ぼけ老人になると、ブツブツ独り言を言うようになることがあるようですが、姉の場合は独り言ではなく、別次元の霊と話しをしているのです。それは一般的には幽霊と言う存在です。

人間は死ぬと霊界に行くと言われていますが、まだ今世に未練を残し執着していると、肉体の無い意識体になり、3次元に時々現れる幽霊になってしまいます。

姉が話している相手は、母でした。母は姉の事を不憫に思い、自分が死ぬときはあの世に一緒に連れて行こうとまで考えていました。しかし、自分が死ぬときには何もできなくなります。残した障害者の姉を思い、母は死んでも姉のそばにいるのです。

姉が母がそばに居ることを話した時に、私は何でここに母がいるのか、姉に聞いてみました。すると帰ってきた応えが、「お墓に居ると、ひとりで寂しいから」だそうです。お墓参りに行ったり時に、家まで付いて来たようです。

姉にもう一つ質問をしてみました。「もうすぐ死ぬから迎えにきたのか?」と尋ねたところ、「まだ死なないって」応えました。姉も気になって尋ねたようです。

姉は、幽霊と話しができるので、犬との会話は本当の事だったと最近になって判りました。前世でもそのような能力があったのかは不明ですが、障害者と言うなら、幽霊のような異次元の存在と会話ができない私のほうが障害者なのかもしれないと思うようになりました。

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