Audible版で聴きました。

　タイトルは、なかなか挑戦的というか挑発的というか、インパクトが強いのですが、内容は大変分かりやすく、日本で生きている人は一度読んでみると良いかと思います。聴いているだけでなく、文字でも読みたいと思った書籍です。

　私は単純な人間なので、新型コロナウイルスが流行っていたときに、世界の多くの国がやっているように消費税を一時的に下げればいいんじゃない？と思っていました。しかし、結果的には全く下げられないまま、コロナ禍は去りました。どうにかなってしまったことが良かったのか悪かったのか分かりませんが、日本という国が絶対に消費税を下げないという信念を持っていることは分かりました。

　著者である森永卓郎さんはステージ4の膵臓がんとのことですが、今は症状が落ち着いているとのことなので、思っていらっしゃることをどんどん世に放って頂きたいと思います。

　日本国に税金を納めている人は、一度読んでおくとよい本だと思います。書かれていることをどう捉えるかというのはもちろん人それぞれなのですが、今までぼんやりと考えていたことがすっきりすることが多いように感じました。