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読書感想(Audible版)中村淳彦さん『パパ活女子』

 以前、『悪魔の傾聴』という著書をAudibleで聴いて、興味を持ったので、他の著書も聴いてみました。

 傾聴の能力をフル活用して、通常の対話では聞くことができないような本音を聞き出しているようでした。

 とてもグロテスクな、今の日本の現実が書かれていたように思います。これはどうにかしないといけない事態なのではないかという思いと、日本という国がそれを望むべくしてそうなっているのではないかというレベルの構造に恐怖を感じました。

 リスクと報酬のバランスが取れているのかいないのかは別として、貧しさの先には女性は性を売り、男性は犯罪に手を染めるしかないというのは、歴史が物語っていることですし、実際にそうなのでしょう。

 日本と同様に高等教育に補助が少ないアメリカでも、シュガーダディやシュガーママという若者を買う人達がいるらしいですが、日本ではママ活というのがあまり聞かれないのは、なぜなのだろうと疑問がわきました。私が知らないだけでパパ活と同様に存在しているのでしょうか。

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