AmazonKindleで読みました。

　岡田斗司夫さんはYouTubeでたまに観ていたのですが、欲求の4タイプのお話が出ていたので、気になって検索してこの本にたどり着きました。その動画では「4つのクズのタイプ」というような言い方でしたが、人間の根本にある欲求が大きく分けて4つに分類されるということでした。

　世の中には様々な分類方法があふれていますが、血液型や星座、四柱推命、姓名判断といった始めから決められていて基本的には自分で変更できないものより、MBTI診断などの自分で選択した結果によって変わってくるタイプの方が面白いと感じるので興味深く読み始めました。

　この本の読みやすい部分は、4つのタイプの診断とその解説だけでなく、それぞれのタイプを象徴するキャラクターをそれぞれの視点から書いた小説が織り交ぜられているところだと思います。

➀司令型—勝つことが至上命題な人々—アヤノ
②理想型—結果よりもプロセスを重視する人々—ショウタ
➂注目型—自分の熱意が何より大事な人々—エリカ
④法則型—仮設を立てるのが大好きな人々—トモユキ

という4つのタイプとキャラクターが対応しています。もちろん、小説なので特徴を象徴するような言動が多いですが、自分と違うタイプの人がどういう思考でその言動をしたかを知るヒントになりそうでした。

　岡田斗司夫さんの著書には同じ4タイプについて書いた他の本もあるようなので、読んでみたいと思います。