姪っ子が可愛すぎるという話

私には弟が二人いる。
上の弟は同じ県に住んでいて、1歳を過ぎた娘が一人、私にとって初の姪っ子である。
この姪っ子が世界で一番可愛いという話をします。

生後4ヶ月を過ぎた頃、やっと姪っ子に会う機会ができた。
私が弟の家に行くことになったのだが、見栄っ張りな姉は、デパ地下で高級なりんごと干し芋、むき甘栗を買った。
授乳中の義妹に差し入れだ。
それに加えて、コスメデコルテのモイスチャーリポソーム(とても有名なプレ美容液、まあまあお高い)と単色のアイシャドウも買った。
姉というものはもはや「姉」という病気にかかっているようなものなので、いつまでも何となくいいカッコをしたいのである。
なお、姪っ子にはまあまあの額の現金だ。これがベスト・オブ・ベスト。

そして両手いっぱいにお土産を抱え、初めてお目にかかった姪っ子は、それはそれは「どすこいベビー」だった。
ぶっちゃけ、人間の造形としては不細工だったかもしれない。
だけど私は、「えっなにこの生き物世界一可愛いし最高に愛しい」って思った。
それは、血の繋がり以外の何者でもないだろう。

まず、姪っ子はかなりのジャイアントベビーだった。プリップリのパツンパツンだ。
でも赤ん坊好きならわかってくれると思う。
赤ん坊はプリプリでパンパンでピチピチでナンボだと。
仰向けに寝かせたら二重アゴに埋もれて輪郭がわからなくなり、姪っ子は全体的に親指みたいな形になる。
笑うと、盛り上がったほっぺ肉で目が糸ほどに細くなる。
手足のボンレス具合ときたら、ラピュタに出てくるアレと一緒だ、ドーラがかぶりつくやつ。
うっかり食べちゃうところだぜ。
ってくらいにはムチムチ豊満BODYで、それはもう世界で一番可愛かった。

そんな姪っ子にはじめましての挨拶をすると、眉間にシワを寄せてこちらを凝視してきた。
表情が、「えっこいつ誰」と言っていた。
人の顔認識してるーーーー!!!!知らない人見てる顔だーーーー可愛いいーーーーーーン(理性崩壊)
…ってなった。
抱っこして写真を撮ったのだが、「えっこいつ誰って顔」で固まったままカメラ目線なのがめっちゃ笑えた。

弟はちょいちょい姪っ子の写真や動画を送ってくる。
私は実家と疎遠なので、弟なりに気をつかっているのかもしれないし、何も考えてないかもしれないが、金づると思ってるかもしれない。
何やら意味不明な言葉を発しながら実家の猫を触る姪っ子の動画が送られてきた時には、マジで天に召されるかと思った。こんな気持ちはアニメテニプリのナショナルチーム編で千石清純が再登場した時以来だ。

子供はどの子も可愛いし、それなりに愛でる自信はある。
だけど姪っ子は特別だ、他の誰にも代わることはできない。
この愛しさは紛れもなく、血なのだ。
あんな素晴らしい生き物をこの世に創り出してくれた弟と義妹にはとても感謝している。

そんな姪っ子、最近1歳を迎えたが、前髪が生えない。
つるつるおでこがこれまた愛しい。
ご飯をいっぱい食べる姪っ子、美味しいと首を傾げる姪っ子、最近掴まり歩きをする姪っ子。
なんかもう全てが可愛いし可愛い以外の語彙を失って、IQが3くらいになってしまう。


↑可愛い生き物とIQ3の人。

これからもすくすく育って欲しい。
少し離れたところから、最大限の愛情をあなたに注ぎます。

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